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釣行記
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豪華メヌケ8点掛けも!小名浜沖の赤物五目

菅野順也 更新日 2018年12月26日   【福島】

メヌケを中心に、オキメバル、ウケグチメバルなどを狙う小名浜沖の赤物五目。煮付けや鍋物などでおいしい高級赤物でクーラー一杯の大漁を目指そう!



 
 
 

キクバブルの終息とともに赤物人気が急浮上中!

左上:常磐地方でパンダメバルと呼ばれるウケグチメバル、右上:オキメバル(ウスメバル)、下:メヌケ(バラメヌケ)、の3魚種がこの釣りのメインターゲットだ

タラの白子が抜け始めタラ釣り人気が下がってくると、がぜん深海釣り師の注目を浴びだすのがオキメバルなどの赤物だ。小名浜沖ではパンダメバル(ウケグチメバル)が比較的多く、そこにオキメバルやメヌケが混じるというのが一般的で、赤物五目は例年4月、5月くらいまでがハイシーズン。一番人気はやはり超高級なメヌケなのだが、メヌケの着き場は狭い範囲に限られるため、1日2~3尾釣れれば上々というのが普通。

1月8日(土)、解説の菅野順也さんは小名浜港の第八光勝丸に乗船。タラ場よりほんの少し手前の、塩屋崎沖200m前後のポイントで竿を出した(オモリ号数200号)。付近の海底は広範囲にわたって起伏の激しい根が広がり、高低差20~30mのかなり高い根もあるという場所。

パンダの中にメヌケが1本(左手の内側)。小名浜沖の場合、このような感じで、パンダが多く、その中にオキメバル、メヌケの順に混じるのがフツー。なのだが...
こちらのポイントの水深は約188m。メヌケは高い根のてっぺん付近のみに着いていることが多い

仕掛けは8本バリ程度から始めるのがオススメ

エサの冷凍ホタルイカは光勝丸で用意してくれる。魚やイカの切り身も持ち込めば使えるが、実績はホタルイカがナンバー1

菅野さんはこの釣りでは多めの12本バリ仕掛けを使用。船長推奨は10本バリ前後なので、釣り方に十分慣れるまではやや少なめの8本バリくらいが扱いやすくてオススメとのこと。

仕掛けのエダス間隔は、今回のようなメヌケ狙いなら60cm。オキメバルなど上層まで浮きやすい魚がメインの場合は、もう少し間隔を広めに取るといいそうだ。ハリは軽くて口元に刺さりやすい、細軸のムツバリ。潮になびいて誘えることも細軸のメリットで、ハリスは3号でも十分なところ、潮受けがよくなるようにわざと4号にしている。

エサはサバの切り身やヤリイカの切り身を持ち込んで使うこともあるが、光勝丸で用意しているホタルイカだけで十分(取材日も菅野さんはホタルイカのみ使用)。エサ付けは胴の部分を取って、両目玉の間をちょん掛けにするだけ。いったん海水に入ったエサは硬くなって食いが落ちるので、仕掛けを上げたときは面倒くさがらずにエサを交換するようにする。

菅野さんは枝間60cmの12本バリ仕掛けを使用。幹糸10号、ハリス4号30cm、捨て糸7号40cmという設定。枝パーツは親子サルカン5×6号。ハリは軸が細く潮になびきやすい細地ムツ(がまかつ)の15号。ハリの並びが分かりやすいように、金色と銀色を交互に配置している(オモリは200号)
パンダ7本、メヌケ3本の10点掛け!12本バリ仕掛けのため惜しくもマンガンはならなかったが、菅野さん絶好釣!

船長の指示に従うことが釣果UPの早道!

ポイントにオモリを落としたら、ラインにテンションをかけながら、船が流された分だけラインを出していく。ポイントに仕掛けを入れた状態を保ちながら、魚信に集中することが非常に重要なのだ

メヌケは根の頂点付近のみに着いていることが多いため、船長の指示に従って、狭いポイントをいかに的確に攻められるかが釣果の如何を分ける。赤物の釣り方は遊漁船ごとにルールが決められていることが多いのだが、光勝丸流もちょっと独特。底を取ったら少しずつ糸を出して、ポイントからオモリを動かさないのが光勝丸の赤物釣りなのだ。

具体的な手順としては、船長から合図があってオモリを底まで落としたら、一回オモリを持ち上げて再びストンと落とす。こうすることでオモリが静かに着底するため根掛かりしにくくなる。あとは船が流されるのに合わせて少~しずつ糸を出していけばOK。

糸を出すやり方は、リールのクラッチを切ってスプールを押さえながら少しずつ糸を出す方法と、ドラグを緩めて糸を送り込む方法のどちらでもいいそうだ。竿に少しだけ負荷をかけながら、船の流され具合に合わせて糸の出具合を微調整。常に竿とリールに手を添えて、底の状態に集中することが大切なところ。

「根掛かりを心配して、タラ釣りの感覚で常にオモリを上下させて底を取っていく人を見かけるですが、赤物のポイントでこれをやると、オマツリするばかりか、逆に根掛かりが多くなってしまうんです。糸を出し過ぎなければ仕掛けが横になって引っかかることもほとんどありません。実際、この日の私はオモリ切れが1回あっただけでした。船長の指示に従って、オモリをあまり動かさないよう心がけるといいですよ」

この日、竿を出したポイントは小型が少ないのも特長。30cm以上の中型が揃い、40cm近いオキメバルもヒットした

海面に浮かぶ赤い魚の行列を目指せ!

菅野さんはメヌケのみの8点掛けも達成!ベストポイントに仕掛けが入ると、こういう奇跡みたいなこともあるのだ

菅野さんはこの日、メヌケ21本を含む赤物3種合計43本の釣果を上げた。特別なことは一切しておらず、船長の指示したポイントにしっかり仕掛けを投入し、船の流れた分だけ糸を送り込むことにひたすら集中したそうだ。その好例が、メヌケが一挙8点掛けで上がってきた場面。仕掛けを落としてから3分ほどは何も食わなかったが、船の流れに合わせて底を取り続けたのが功を奏し、生涯何度も体験できないような、メヌケの多点掛けを実現してみせた。

メヌケは1日2、3本、多く釣っても10本程度の釣りなので、この日の菅野さんのメヌケの本数はちょっと異常なほどの大漁だが、それだけ魚は濃いということ。周辺はパンダ、オキメバルも30~40cmの良型が揃う好釣り場なので、狙いに行く価値は十分。シーズンはまだまだ始まったばかり!小名浜沖の赤物、期待できそうです。

オキメバル5本、パンダ17本、メヌケ21本(合計43本)で50Lクーラーが一杯に!魚種の割合がちょっとおかしい!?
第八光勝丸は小名浜港のマリンタワー下の岸壁から出船。松原船長が親切かつ丁寧に釣らせてくれるので、初めての乗船でも安心。今の季節は主に赤物五目で出船中(大人乗合15,000円、バッテリー完備)


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取材・解説/菅野順也
取材協力/第八光勝丸(TEL:090-2600-5664)


PROFILE:菅野順也

カレイ釣りのトーナメンターにして、ヒラメ、マダイ、深海の船釣りをメインに、ワカサギ、渓流までなんでもこなすオールラウンダー。 がまかつフィールドテスター、山豊テグスフィールドテスター。福島県在住

 
 
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