document.write(''); [釣行記]伊藤育男式!東北カレイ仕掛けの作り方 | 釣り河北
釣行記
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伊藤育男式!東北カレイ仕掛けの作り方

編集部 更新日 2018年3月16日   【その他】

東北の人気釣種、船カレイの仕掛けの作り方をがまかつテスターの伊藤育男さんがやさしくレクチャー!今回は育男オリジナルかかり釣り用モデルを題材に、意外と簡単な仕掛け作りの基礎テクニックをお教えします。





解説:伊藤育男

10代にしてカレイ釣り大会で優勝した経歴を持つ、東北屈指のカレイ釣り職人。ここ数年は、船釣りをメインに、もっぱら楽しい釣りを追求中。がまかつフィールドテスター、サンラインフィールドテスター

【仕掛け図】
先糸部分に上バリを1本出した3本バリ仕掛け。テンビンのかわりに親子スイベルを使用し、仕掛けパイプで糸絡みを防いでいる。かかり釣り用の短めの設定で、カレイの活性が高いときであればオモリに反応して寄ってきた魚が上バリだけに食ってくる
【主な材料】
◆スナップスイベル
◆スナップ付き親子スイベル(テンビンのかわりに使用)
◆マジックスイベル(小型スイベル)
◆プラサルカン(エダス出し)
◆仕掛けパイプ(夜光イエロー)
◆夜光ビーズ(夜光イエロー)
◆エッグボール(夜光イエロー)
※左から順に
左)ハリ、ハリスはがまかつの糸付A1東北カレイ王L(3号)。鋭いアワせに対応する掛かりが特長で、手軽な糸付きタイプながら十分な威力を発揮してくれる。
右上段)直感天秤スリム:今回は使っていないが、テンビン部分をスネーク型にしたいときに使用。/がまかつ 蒲克工房 マジックスイベル:下バリの接続に使用した小型スイベル。/蒲克工房ワンタッチエッグボール スーパーイエローS:アピール素材としてハリスに通して装着。伊藤さんはパーツ全般にイエローを愛用(商品はいずれもがまかつ)
右下段)作業に使用するアイテム。精密ドライバーは結び目の締め込みに使用。100均の商品でOK。ハサミは糸の切断面を細かく加工できるがまかつのフィッシングシザース。ラインの長さを測る定規なども忘れず用意
仕掛け作りを始める前に、まずは使用するパーツを取り分けておく
 
 
 

先糸は長めに取って切る

まずは幹糸用の糸を仕掛け最上部のスナップスイベルに結び、先糸の部分を作る。今回は先糸からもエダス(上バリ)を出すことになるので、糸を切る時は少し長めに取り、パーツを結ぶ時に長さを調整する。

先糸用の糸に1cmほどに小さく切った仕掛けパイプを通し、スナップスイベルに結ぶ。ノットには特にこだわりは無いが、今回はクリンチノットで結んだ。
※糸はトルネードVハード7号(サンライン)使用。
※この時点ではまだラインは切らない。
余分な端糸を切り、仕掛けパイプを被せて結び目を保護する
余裕を持って先糸を切る。今回の仕掛けでは最低60cmは必要になるので、結び目の分も含めて90cmほどを切り取った

エダスパーツは精密ドライバーで締め込め!

先糸から上バリを出すため、エダスパーツを装着する。ここで使用したプラサルカンは両端を夜光玉(ビーズ)と結びコブで固定するタイプ。穴とラインのサイズがギリギリの時は通し方にちょっとしたコツが要る。

スナップスイベルから上バリまでの長さを測り(今回の場合は約50cm)、8の字結びでコブを作る
夜光ビーズを通す
プラサルカンを通す
【ワンポイント】プラサルカンが通りにくいときは切り口を加工する!
「プラサルカンに適合したラインを使っていても、サイズがギリギリだと穴にラインが通りにくいことがよくあります。こんなときはラインの切り口を斜めにして、先を尖らせます。そして、尖った先端からプラサルカンの穴に糸を『クイクイ』っとねじ込むようにすると、通りにくかったラインを難なく通すことができますよ!」
プラサルカンを通したら、再び夜光玉を通し、8の字結びで固定する
【ワンポイント】精密ドライバーで締め込む!
8の字結びを締め込む際はどうしても結び目が緩んでしまいがち。結び目が緩むとプラサルカンにも遊びができてしまうので、ここではできる限りすき間ができないように、精密ドライバーで結び目を押さえながら結び目を締め込む必要がある
精密ドライバーでプラサルカンと夜光玉を押し込みながら結び目を締め込む

直結風!親子スイベル天秤の作り方

今回の仕掛けでは天秤部分にはスナップ付き親子スイベルを使用し、先糸部分と幹糸部分を直結している。このとき、ただスナップに結んだだけでは絡みやすくなってしまうので、少し長めの仕掛けパイプを幹糸側の奥まで差し込み、テンビンのかわりに絡みを防ぐようにする。

先糸の端から仕掛けパイプを通し、枝部分から10cmを測る
スナップ付き親子スイベル。親の方に先糸、子の方に幹糸を結ぶ
スナップ付き親子スイベルを結び、結び目に仕掛けパイプを被せる
幹糸用のラインには長い仕掛けパイプを通し、親子スイベルの子の方に結ぶ。仕掛けパイプをスイベルの根元までしっかり被せる(写真)ことで、テンビンのかわりに幹糸を固定し、仕掛け絡みを防げる。
※この時点で糸は切らないでおく。

仕掛けの性格を決める!幹糸の枝部分の調整

幹糸にエダスパーツと小型スイベルを付けてエダスと下バリを出す。今回は8cm、35cmの間隔で枝を作ったが、スナップにオモリを付けた状態で動かして好みの長さに調整する。このとき、35cmの方の幹部分にもう一つ枝を作っておくのもアリ。最初は枝だけを作ってハリを結ばないでおき、後でハリ数を調整するのも一手。

幹糸の長さを測って切る。仕掛けの長さに合わせて、少し余裕を持った長さにしておいた方が安全
先ほどの上バリの時と同じ手順でプラサルカンを付ける
幹糸の長さを確認しながら、下バリ用の小型スイベルも結ぶ

枝バリと下バリを装着する

枝と下バリにハリスとハリを結ぶ。今回はハリス付きのハリを使ったので、ハリスの長さを調整し、各枝に結ぶだけでOK。ハリスは結んだときに5mmくらいは伸びるので、7cmなら6.5cmというように、5mmくらい短い位置に合わせてから結ぶと、締め込んだときに丁度よくなる。


【ワンポイント】糸付きバリのハリスを簡単に引き出す小技
糸付きバリをパッケージから引き出す際、ハリス長がせいぜい5~8cmのカレイ仕掛けに使うのなら、先にハリスを短く切っておくと、簡単にハリを取り出せて便利
紙パッケージを開いて、ハリスの束を適当なところで切ってしまう(間違えて切りすぎないように注意!)
エッグボールをハリスに通す。エッグボール側のリングにハリスを通し...
エッグボールを1個だけハリスに移せばOK。エッグボールは結びの邪魔にならないようにチモトのあたりに移動させておく
ハリスにエッグボール、仕掛けパイプの順に通し、ハリスの長さを合わせてから枝パーツに結ぶ。結び目に仕掛けパイプを被せておく(写真は下バリ)
プラサルカンにも同様にハリスを結んで、仕掛けパイプを被せておく
自作仕掛けの完成!オモリを付けて動きを確認。長さや枝の位置を変えたものも作っておけば、状況に合わせて仕掛けの使い分けができる

ここに紹介した仕掛けは、2011年の1月に釣り河北主催のセミナーで伊藤さんが作ったのと同タイプのもの。「イエローの色彩的アピールと動きでも目立たせながら、なおかつナチュラルな仕掛けを目指しました。非常に遊びの少ない作りで感度がよく、直感的なカレイ釣りが楽しめますよ」と伊藤さん。

これを基本に仕掛けの長さ等を調整すれば、かかり釣りだけでなく流し釣りでも使える。枝の位置や数を調整するだけで全く性格の異なる仕掛けになるので、色々用意しておくと食い気や条件に合わせて使い分けができるようになる。また、潮流の関係で上バリが絡むことがあるそうなので、そんなときは上バリのプラサルカンだけ残してハリスとハリは外してしまえばいいそうだ。すぐにやってくる早春のカレイシーズン。自分で作った仕掛けで釣ったイチマイはきっと格別ですよ!


※解説・実演/伊藤育男

 
 
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