document.write(''); [釣行記]ハンター式磯ロック攻略術【第8回】12月中旬~1月下旬 アフターの魚 | 釣りTiki東北
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ハンター式磯ロック攻略術【第8回】12月中旬~1月下旬 アフターの魚

塩津 紀彦 更新日 2019年1月13日   【連載 :ハンター式磯ロック攻略術】

暦の上ではディセンバー(笑)。一年のラストスパートな季節になると三陸の海も徐々に水温が下がりだし、秋冬ロックフィッシュもぼちぼち終盤戦に突入と言ったところです。

2013年の秋冬シーズン前期は所々で水温が高いエリアがあったものの、中期以降は比較的例年通りにスポーニングが進んでまいりました。

おそらくこの記事が皆さんのお目にとまる頃には、およそ70%の個体が産卵を終えていることでしょう。

そして例年通りならばぼちぼち1陣~2陣あたりのスポーニング個体は産後の疲労から回復し、沖へ離れ冬を乗り切るために激しく捕食するようになってくるのもちょうどこの季節。

そして高IQのデカい個体は、普段はなかなか口を使わせることが困難ですが、産後はしばらく頭がリセットされた状態になるために比較的簡単にバイトに持ち込める季節とも言えます。

それでは今回はそんなアフターのデカ魚をガッツリと狙うための攻略のヒントを少しお話ししたいと思います♪

【魚の動き】

12月中旬~1月上旬、スポーニングを終えたメスはまず、スポーニングエリアを離れステージングエリアへ徐々に移動し、体力の回復をはかるため捕食もあまり積極的に行わず1週間~10日ほどジッと過ごします。そして体力が回復したメスは、ステージングエリアで越冬するための体力を蓄えるためにステージングエリアで荒喰いを行います。

ちなみにディープへ隣接するステージングエリアの中でも、アフターの個体は潮流が直撃しないような内側にポジショニングする場合が多く、体力が回復すると外側の潮が効くエリアへと移動していきます。

その間オスはというと、スポーニングエリア内で自分の産卵巣を卵が孵化するまで外敵から守ります。

無事に孵化するか、外敵に卵を食べられたり自然環境の急激な変化などで卵が死んでしまったりすると産卵巣を離れてステージングエリアへ移動し、体力を回復させるため捕食活動を果敢に行うようになります。

オス、メス共に越冬の為の体力が充分溜まったり、海が荒れて急激に水温が落ちたりするとディープへ離れて行きます。

ちなみに例年ですと、1月上旬~中旬にかけてくらいの季節にディープへ離れて行くようです。

【有効なアクションとルアーローテーション】

この季節、三陸のロックフィッシュ達のメインベイトはヨツハモガニ、ヨツハモドキ、ヤツハモガニなどを代表とするモガニ系の甲殻類です。

その他にもイカやウミタナゴ、イワシなどのベイトがイレギュラーに磯に回ってきてメインベイトが変わってしまうこともたまにありますが、アフターの魚は動きが鈍いため基本的には甲殻パターンで攻めるのがセオリーと言えるでしょう。

なのでアクションは小幅なリフト&フォール+喰わせのステイ。

アフターの魚は捕食テリトリー(捕食射程距離)が短いため、高活性時と違いルアーを目の前にしっかりと落としてじっくり見せて喰わせる必要が出てきます。

よりタイトかつスローに動かし喰わせるテクニックが低活性時の魚を攻略する上で重要なファクターと言えるでしょう。

一方、リアクションバイトを誘発して口を無理矢理使わせるのもこの季節を攻略する上で重要な1つのパターンとも言えます。

アクションは少し強めにリフトしてフォールは出来るだけフリーに。「ビュッ!」と水を揺らして「ストンっ!」と落としてボトムで反射的に喰わせる!ベイトを捕食するというよりは、どちらかというと驚いて口を使わせる釣りですから活性がかなり低い時なんかに使用してみて下さい。

ちなみにこの場合、いつもよりもワンランク重いシンカーを使うことがキモになります。

この季節のオススメワームはなんといってもパルスクローやパワーホグなどの甲殻系ワーム。メインベイトが甲殻類ってこともあるのですが、少ない動きで水を揺らしてアピール出来るってのが一番の使用目的。移動距離が短くてもしっかりとアピール出来るというのは、低活性時にはかなりの強みと言えます。

使用カラーは活性が低い時はグリーンやパンプキンなどの地味なカラー。水深があるスリットを狙うときやマヅメ時はソリッドレッドやブラック。高活性の時はクリアーレッドやチャート系のカラーが反応がいいカラーです。

ただし潮の色や光量、水温などでパターンは1日のうちに二転三転するので、少なくても3色くらいの種類は持ち歩いた方がいいでしょう。

さて、ここまでアフターの魚の攻略をしてきたところで昨年の12月末の釣行を振り返ってみたいと思います。

まず入ったポイントは...
【1】湾内の潮が緩く入るワンド。いわゆるスポーニングエリア。

狙いとしてはスポーニング最終便がいるかな~?ってのと、産卵巣を守り終えて他のアイナメの卵を狙っている個体。

とりあえずガルプ!パルスクローのパンプキンでスローに探ると、スポーニングに関係していないチビちゃん達がばんばんバイトしてきます(汗)

これは卵や孵化したばかりの幼魚狙いで入ってくる、小さなハゼ系の魚を食べに入ってくる個体。

もちろん狙いの魚ではないのでかわしながら、あちこち攻めて本命のバイトを待ちます。

するとスポーニングエリアの出口①付近でようやくナイスバイト♪

40前半ですがアフター回復のオス

狙いの魚でしたがナイスバイトはコレのみ...(汗)。予想よりもシーズンが先に進んでいるようです。

なので次に狙うポイントは回復した魚と回復するためにジッとしている魚が溜まる...
【2】ステージングエリア。

写真では分かりづらいかもしれませんが、沖に沈み根が二重に入ったポイントです

はじめに撃ったエリアのアフター個体が抜けていたので、こちらにいるかもしくは更に外側か?ディープへ落ちたか?

とりあえず、ガルプ!パルスクローのカモカラーでスロー気味に攻めてみます。すると、潮が島に当たり砕けるポイント②を丹念に探っているとラインを弾くほどのナイスバイト♪

アフターから完全に回復したメスの40半の魚
で、この魚が吐いた↑これがメインベイトのヨツハモガニ

そしてその後も同じパターンで中型のアフター回復したメスを連発。しかしながら型が伸びない(汗)

それでは③に潜んでいるであろう、アフター回復途中のジッとしているオスを狙う作戦にシフト。

シンカーをワンランク上げて1.5ozにし、リアクションバイトを狙います。

そしてしばらく攻めていると、「ストン!」と着底後に抑え込むような「モソ」っとバイト♪

高根をかわしてランディングしたのは54cmのアフターオス!

婚姻色もまだガッチリ残った、産卵巣から離れてすぐの個体です。

そして同じパターンで40後半を追加。

アフターオス狙いも終わり、最後は一番外洋側に出たであろう④アフターから完全回復し、ディープへ落ちる直前の魚。コレを遠投で丹念に狙う作戦にシフトします。

すると小型~中型の回復した魚がポツポツ反応した後に「ごん!」っと金属的なナイスバイト♪

50オーバーの回復メスをGET!

そしてさらに同じパターンで最後に「ズドン!」と追加の50オーバーの回復メス♪

と、このようにパターンがしっかり分かっていれば、どの状況の魚をどの様に攻めれば一番効率良く魚に出会えるかが明確です。仮に最初はパターンを外していても修正がかけやすい利点がありますので、シーズナルパターンはしっかり頭に入れて釣りに出かけましょう♪

いよいよ秋~冬シーズナルもフィナーレですが、これからがランカーシーズンと言っても過言ではありませんので、寒いですが是非皆さんもフィールドに出かけていい釣りして下さいね♪

ただし安全第一で無理は絶対にしないように心がけて下さい!


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PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつ、ティクト フィールドテスター
※ハンターブログ http://yaplog.jp/jgfahunter/

 
 
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