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三浦明の船宿でしか聞けない話☆第1回 志津川の春~夏シーズンを予想する

三浦 明 更新日 2017年4月14日   【宮城】

三浦明の船宿でしか聞けない話
~直結仕掛けを生んだ南三陸の名物船長に、船上や帰港後の座談会で常連さんたちに教えている内容を語っていただきました!~

※この記事は釣り河北プレミアムメールマガジンの連載企画で2013年5月に配信されたものです。
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第1回 志津川の春~夏シーズンを予想する

――今季のカレイ釣りはどうですか?
昨シーズンはカレイ釣りを始めた4月の水温が4℃くらいだったけど、それでもまずまず釣れて、6月頃からはずいぶんよくなりましたね。ただ、去年の4月、5月は荒れる日が多すぎた。今年も5月までは同じような感じで、出れたり出れなかったりが続くんじゃないかな。

カレイ釣りが一番面白いのは、やっぱり6月あたりから7月、8月のお盆くらいまで。去年は湾内の40~50mあたりでマコガレイ、湾の外のあたりだと35cmクラスのミズガレイ(ムシガレイ)がずいぶん上がりましたよ。

あと昨シーズンは、湾内のナメタがすごく多くて、一船でナメタばかり40枚以上釣った船もけっこうあった。3人乗りの小船で30枚、40枚くらいナメタが上がってました。

――これから初夏にかけて、志津川の釣況はどうなりそうですか?
去年はヒラメがすごかったんだけど、なかなかエサが確保できなくて、ようやく始められたのが8月の7日頃からだった。船中50枚、60枚じゃ少ない方で、70、80枚が普通。いいときは1船120枚から130枚くらいは釣れましたね。これまでの志津川ではちょっと考えられない枚数。型もまずまずだった。

やっぱり、しばらく漁が休みだったのが大きかたんだろうね。去年のシーズンを終了した時点で50cmくらいのやつが一杯残っていたはずだから、それがひと回り大きくなった今シーズンは、また面白くなるんじゃないかという気がしていますよ。

今年はイワシ定置網が回復したから、早めに活きイワシの釣りを始められます。エサのイワシは5月半ば過ぎあたりからとれるはず。最初はおそらくカタクチで、徐々にマイワシも混じります。去年のシーズン始め(8月頃)は全部マイワシ。それもちょうどいいサイズの12cmくらいの中葉ってやつ。もちろんマイワシもお客さん使い放題です。マイワシとカタクチイワシというのは何十年くらいかの周期で入れ替わりがあって、2年くらい前からマイワシが多くなってきている。これからマイワシが増えるんじゃないですかね。

――現在、志津川湾内の養殖棚はどうなっていますか?
養殖棚は今の時点で震災前の8割くらいには回復してきています。あと2割、ホタテとかホヤのイカダさえ戻れば、だいたい元通りになる。実は戸倉は新しい試みで結構注目されているんですよ。

同じ志津川湾でも、志津川地区は養殖棚の現状復帰を目指しているんだけど、戸倉は棚を5割以上削減している。これはつまり、過密養殖をやめにして、いいものを獲ろうという方針にしたということなんです。おそらくだけど、カキとかホタテはかなりいいのが獲れると思います。だけどワカメは生育期間が3カ月か4カ月と短くて、海流次第で育ちがよかったり、悪かったりする。去年はすごくよかったんだけど、今年は志津川も戸倉も同じように悪いから、棚を減らした効果はあまりないみたい。ワカメに関しては戸倉地区ももうちょっと(棚の数を)増やしてもいいのかもしれませんね。

――震災の後、カレイの釣り場はどうなりましたか?
震災の後は、カレイはいつも釣れたところが釣れなくなりました。一からやり直すみたいな感じで、震災前は全く狙ったことのないようなところでも竿を出しましたよ。震災前は全体的に釣れたんだけど、震災後はポイントが偏るっていうのかな、魚が決まった場所にばっかり集まってね。その傾向は志津川湾だけでなくって、隣の追波湾あたりも同様。去年は全体に湾内のカレイはだめな傾向でしたね。

――新しくできたポイントもある?
うちの息子船が水深10mくらいの、観洋前より浅いくらいのポイントでずいぶん釣ったことがありました。特に40cm以上の大きいのが釣れるとかではないんだけど、30~40cmくらいのやつが9割くらい揃った。おらいの息子も釣り船やって10年くらいになるんだけど、「こんなところでも釣れるんだなー。いい勉強になったぁ」、なんて言ってましたね。いつもやる所よりずっと内側の近場で、ベテランもほとんど釣ったことのないところだった。

――震災後、マコガレイの食性が変わった!?
去年、驚かされたのが、他にエサが無いためだかなんだか、活きイワシでマコガレイが釣れてきたことですね。何十年も船頭をやってきて、活きイワシ使ってマコガレイってのは、間違って年に1、2枚釣れるかどうかだったのに、ヒラメ釣りをやっていてマコガレイが20~30枚も釣れてきた。ハダガレイ(ホシガレイ)とかミズガレイなら完全にイワシも食ってくるけど、マコガレイが20、30枚もイワシで釣れたのにはビックリしましたね。

その釣れた場所っていうのが、イワシが寄ってくる場所じゃないんだけど、コウナゴ(イカナゴ)が居る場所だった。コウナゴを狙ってカレイが集まってきたんでしょうね。コウナゴってのは砂さ入って出たり入ったりするから、カレイでも捕食できる。大型魚礁のマガレイがコウナゴを食っていることが随分あるけど、仙台湾にあれだけマガレイが多いのは、コウナゴが豊富にいるせいもあるんだと思います。

――養殖棚の復興とともに魚は戻ってくるか?
湾内のカレイ、アイナメの場合、養殖棚があって魚が定着するというのはやっぱりありますね。ホヤとかホタテ、カキにしても、棚の周りはエビとかカニ類とかが自然と育ちますから。ホヤを上げるたときに出るエビなんて凄いですからね。だからやっぱり、それを狙ってスズキとかが着くし、落ちてくるのを狙ってカレイ、アイナメも集まる。食い物がいいと大きくなるのも早くなるんじゃないかな。

――これからカレイ釣りはどうなる?
いま、戸倉のほうでは「がんばれ漁業」というのをみんなで協力してやっていて、まだ漁師で(網を入れて)魚を獲ってる人も少ないから、魚は着実に殖えてきていますよ。青島より湾内側はカキの水揚げもしているから、エサになるゴミも落ちているだろうしね。

これから夏場にかけて日に日にあたたかくなると、潮が引いたときにコンクリートなんかが熱を持つでしょう。そこに潮が満ちてくると温度がずいぶん違うから、だんだん岸っぱたがあたたかくなります。春先に防波堤から大きいのが釣れるのも、浅場の水温が先に上がるから。

水温が安定してきて、だいたい10℃を上回ってメゴチが1匹、2匹と釣れるようになってくるとマコガレイがいい時季になります。去年は4月はじめの水温が4℃くらいのときでもその割には釣れたから、去年みたいに水温が下がっていない今年はかなり期待できますよ。あとは週末の天気がもうちょっと安定してくれると、お客さんも来てくれるんだろうけどね。

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[三浦屋オリジナル直結仕掛け]
三浦明さんが考案した「直結仕掛け」は、テンビンを使わないため感度がよく、微細なカレイのアタリも取りやすいのが特長。ヨリ糸と先糸の設定も抜群で、仕掛けトラブルも少ない。元祖は三陸のかかり釣り用に開発した「ショート2本バリ」、「ショート3本バリ」からはじまり、のちに3本バリに「流し釣り用ロングバージョン」が追加になった。また、近年はヨリ糸に回転スイベルを挟んで、マガレイのダブル、トリプル時の幹糸の絡みを防いだ「特製大型魚礁用」も登場。他、幹糸を太く設定し、夜光パーツを装着した「アナゴ用掛かり釣り用」もアリ。
直結仕掛けは三浦屋の船宿で購入可能なほか、通販もOK。一部釣具店で取り扱っているところもある。
[三浦屋ホームページ]
http://www.k2.dion.ne.jp/~miuraya/
※「つり具販売」コーナーに直結仕掛けあり。
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PROFILE:三浦 明

南三陸町志津川湾・戸倉漁港の三浦屋船長。独自のカレイ釣り理論を持ち、長年にわたり東北カレイ界をけん引してきた。三陸の船長業のかたわら、仙台湾のマガレイ釣りにも積極的に通い込み、マコガレイ、マガレイの両面からカレイ釣りを探究してきた。考案した「直結仕掛け」は東北のカレイファンなら知らない人がいないほど有名。

 
 
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