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三浦明の船宿でしか聞けない話☆第9回 オキメバルは船長の腕の見せ所 前編

三浦 明 更新日 2017年9月12日   【宮城】

三浦明の船宿でしか聞けない話
シリーズ第9回 オキメバルは船長の腕の見せ所 前編

~直結仕掛けを生んだ南三陸の名物船長に、船上や帰港後の座談会で常連さんたちに教えている内容を語っていただきました!~

※この記事は釣り河北プレミアムメールマガジンの連載企画で2013年11月に配信されたものです。
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第9回 オキメバルは船長の腕の見せ所 前編


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―オキメバル船のシーズンはいつ頃から始まりますか?
今季は10月14日から試し釣りをしていますが、メバルの調子はまだこれからといった雰囲気です。うちでは震災前の早い年だとお盆前からやったこともありましたね。あとイワシが手に入らなかった時代は、(ヒラメ釣りやヒラメ五目を出来ないかわりに)8月頃から1月、2月くらいまで狙った年もありましたね。

―シーズンはいつ頃まで?
イサダ(アミ)が発生する2月頃になると食いが落ちるので、シーズンはそれまで。今季も年明けの1月頃まではやる予定ですね。

―南三陸沖のオキメバル釣りの特長を教えてください。
志津川沖の魅力の一つが、50号のオモリで楽しめるというところ。仕掛けのハリ数は6本バリにしていますし、潮が速いときは浅めのポイントに入るからオモリの号数は50号に統一できます。道糸は3号くらい。ヒラメ竿のちょっと硬めのやつでも十分だし、50号だと竿が少し軟らかいやつを使えるので面白いですよ。

―軟らかい竿というのはどのくらいの竿ですか?
仕掛けの長さと竿の扱いやすさからして、長さは2m70cmくらいがいいですね。剣崎の30-60号くらいのものがよくて、完全な胴調子よりは6:4か7:3くらいがぴったりです。軟らかい竿で構わないんですけど、あんまり軟らか過ぎると潮がちょっと速い時とかになると、オモリが底に着いているか着いていないか分からなくて根掛かりが多くなります。漁礁なんかで引っ掛かることが多くなるから、潮が速ければちょっと硬め、潮が緩いなら軟らかめという使い分けをするとなお良いですね。

―オキメバル釣りのポイントは?
オキメバルはやっぱりエサの切り方次第ですね。活きイワシを使うときならみんな一緒ですけど、エサ持ち込みのときはサンマとかイカとかサバがメイン。サバなんか比較的に外れがないし、皮が硬いからエサ保ちがよくて何回も使えますよ。サンマは間違いなく釣れる無難なエサだけど、やはりエサ保ちが悪い。途中でサバが釣れたら、あまり身を残さないように薄く切ってエサ付けすると最高ですね。だからお客さんには必ず刃物は持って来るようにと言っていますよ。あとは、食いがいい時であればイカなんかもいいんです。エサ保ちがよくて何回も釣れますから。

―エサは小さめに付ける。
エサ付けは深海釣りの基本通り、みんな端っこをちょん掛けですね。大事なのは大きさで、幅は5mmくらいで、長さは3cmくらい。エサを切ってきたのを見ただけで「この人はやってるな」っていうのは一目みて分かりますよ。小さめの方がいいんです。素人の人は大体、エサが大きければいいと思って大きく切ってきます。メバルは口が小さいから食い込みがいいようにしないとね。あと、うちの船ではサビキにエサを付けて狙います。

―サビキ仕掛けを使う?
うちの場合、サビキ仕掛けのハリ数は6本まで。船宿によって8本、10本までいいというところもあるようですけどね。ハリスは2号、3号くらい。クロメバルあたりは浅い所で1.5号くらいを使うけど、クロメバルは目がいいからハリスの太さでかなり差が出ますが、オキメバルは深い所というのもあり、それほどの差はないですね。ハリスを細くするとヨレヨレになって大変なので、トータルで考えれば3号の方がいいですよ。

―三浦屋特製オキメバルサビキについて。
うちで特製の仕掛けを作っています。ハリス3号の仕掛けでタラの1m7cmを上げた実績もありますし、その他、ヒラメ80cmとか、ワラサ上がってきたり結構丈夫ですよ。クロソイ、マゾイの40cm、50cmが来たりもするので、ある程度のハリス号数は欲しいですね。

三浦屋特製オキメバルサビキ仕掛け



―釣り方の基本を教えてください。
タナは必ず20cmから30cmは浮かせないとだめです。カレイ釣りなどをやってきた人は絶対オモリが底に落ちてないと不安なんだけど、慣れてきてメバル釣りが上手くなると絶対オモリを下に落とさないですね。オモリを落としてしまうと、やっぱりドンコなんかが多くなったりするし、とにかく根掛かりしますから。特に潮が速いときは要注意ですね。

―タナを合わせて流すことが大事。
みんなが少し浮かせているのに一人だけ底に着けていたりしても、周りと流し方が違うからオマツリしてしまいます。岩場をずっと釣っていくわけですから、ずっと同じ高さということはないので、絶えず底は把握しながら、少し浮かせるようにしないといけません。ひどい所だと7mから8mくらい一気に上がっていく所があって、そんな所では「ここは根掛かり多いからね」とアナウンスするようにしています。水深80mくらいでも漁礁があったりしますからね。

ところが上げ過ぎると今度は魚が来ないですから、そこがまた難しいところです。底が上がり下がりしているところで仕掛けを上げたままだとまず釣れないですね。ポイントに入ると群れに近い方から順に釣れてくるんだけど、そんな中で一人だけ釣れなかった時はちょっとタナがずれているのかもしれないので、気を付けてみた方がいいかもしれません。

―ポイントに仕掛けを入れることを意識する。
潮(の流れ)がいいときであれば、同じ所で船を止めて釣らせることもありますよ。例えば30分くらいとか。潮が速い時ならいったん上げたら「入れないで待ってください」と言いますけど、潮がいい時なら上がった人に「また入れていいよ」と言いますから。

―よく潮が悪くて釣れないなどと言いますが?
速すぎるのはだめだけど、潮がベターっとしててもいい所に当たれば釣れますよ。いい群れに当たったら1か所で200尾も300尾も釣れますから。今までの経験だと、1か所で750尾くらい釣って、もうあとはやらずに上がってきたということもありました。まあそこまで釣れるのは稀なケースですけど、行って2時間くらいで止めてきたということはあります。

―潮が速すぎるとよくないというのは?
潮が速すぎるとポイントをすぐに通過してしまうから、なかなか数を伸ばせないんです。でも、秋口からこれから冬場にかけては潮の流れが落ち着いて安定するので大丈夫ですけどね。以前、夏場の8月頃から狙っていた頃は潮が速すぎて釣りにならないということも結構ありました。あと、最近は少なくなったけど、サバが多いときは、群れに引っ掛かって仕掛けが底まで落ちずにお手上げってケースもあったりしますよ。

―いっぱい釣るためには何が必要ですか?
釣れるか釣れないかの要因として考えられるのは、1にタナ取り、2にエサの大きさですね。でもメバル釣りの場合、船頭と釣り人の腕の比率が7:3か8:2くらい。カレイ釣りだとほぼ5:5だと言っているんですが、オキメバルは船頭によるところが大きい。沢山釣れたときに、お客さんから「船頭に釣らせてもらったという気がする」と言われることもあります。

あとはそろそろマンガン来たな?というところで早めに上げることですね。で、仕掛けを降ろしていいときは早めに上げてすぐ降ろす。その辺の見極めが大切。やっぱり上手な人はいますよ。

※次回は引き続きオキメバル。上手な人を見てきた三浦船長目線で、より多く釣るための応用編を教えていただきました。

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深場のタラ釣りや五目釣りの乗合船などで出船している、三浦屋・明丸

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PROFILE:三浦 明

南三陸町志津川湾・戸倉漁港の三浦屋船長。独自のカレイ釣り理論を持ち、長年にわたり東北カレイ界をけん引してきた。三陸の船長業のかたわら、仙台湾のマガレイ釣りにも積極的に通い込み、マコガレイ、マガレイの両面からカレイ釣りを探究してきた。考案した「直結仕掛け」は東北のカレイファンなら知らない人がいないほど有名。

 
 
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