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東海林誠の東北投げ釣り徹底ガイド 4投目 厳冬期の投げカレイ事情

東海林 誠 更新日 2018年11月30日   【その他】

プレミアム連載:東海林誠さん
※この記事は2014年2月にプレミアムサービスの連載記事として配信されたものです。



 
 
 

4投目 厳冬期の投げカレイ事情

2月に入って立春も過ぎ、たまに暖かい日もあって春の訪れを感じさせますが、予報では、まだまだ寒い日が続くようですねぇ...(>_<)

海へ釣りに出掛けようと思っても、寒くて躊躇している人もかなり多いと思います。これだけ寒ければ、きっと魚だってお休みの時期なんでしょう!?...なんて思っていませんか?

この寒い時期でも、宮城県の沿岸では夜投げでアイナメ、また、日中の投げ釣りでは、サーフや漁港などで、30cmを超す良型のイシガレイやマコガレイ(たまにホシガレイ)が、例年になく好調に釣れています!


こちらは今年1月末に釣行した時の釣果。約半日で25~40cmを20枚超釣り上げた。震災後はカレイ漁の網があまり入っていないことなどによりカレイの魚影は相当濃くなっている

クラブの他のメンバーも、仙南サーフ、七ヶ浜、奥松島、石巻、牡鹿半島、雄勝、南三陸など、宮城沿岸のほとんどの地域で、好釣果を上げています。

現在、12~1月に産卵を終えたカレイの荒食いがすでに始まっており、1月末の釣行時には、まだ抱卵中のカレイの姿も!産卵後の個体はまだかなり痩せていて、アタリや手応えに最盛期ほどの力強さはありませんが、これから5月くらいにかけて身も分厚くなり、イシ、マコ、ホシともに50cmを超す座布団サイズも期待できます!

また、川の河口付近では、抱卵した25~35cmのヌマガレイ(カワガレイ)が数釣れる時期で、食味はかなり落ちますが、震災前には、1日で90枚も釣れた事もありました(笑)

投げ釣りでカレイを狙う場合は、遠投が有利な場合が多いので、遠投力はぜひ身につけたいところ!

道糸も、太いほど空気抵抗を受けて失速するので、なるべく細い号数を使いたいですね。根掛かりの心配が無いサーフなら、PEライン0.6~0.8号、漁港や防波堤ではPE1.5号(ともに+力糸)がオススメです。
※大型のマコガレイ狙いでは、防波堤のケーソンのキワに潜んでいる場合も多いので、根掛かり対策をして太糸で狙う場合もあります。


1月末の釣行時、同行の太田さんは51cmの大物マコガレイをキャッチ!

キャストしたら、抵抗を感じるところまでゆっくり引いてきて、なるべくオモリが引っ掛かるようなポイントを探します。数分経ってアタリが無ければ、同じ事を数回繰り返します。

ハリは、小型にエサを盗られないためにケン付流線18号を使い、段差バリ仕様にして、上バリと下バリでエサの種類を変えて、当日の当たりエサを探します。

仕掛けの全長は、1.2mくらいまでにしていますが、仕掛けは長すぎると絡むリスクが増え、短すぎると食い込みが極端に悪くなります。


■段差式2本バリ仕掛け
8号のフロロカーボンラインにケン付き流線18号を結んで通し仕掛けを作り、その先端から10cmくらいのところにチチワで枝を出して段差式にする。枝には硬質パイプなどの仕掛けパイプを付けて絡みを防ぐ。大型カレイの場合、段差バリの2本のハリを両方とも食うことが多く、2つ掛かるとバラシ率が下がるのもこの仕掛けを使うメリット。なお、これは根掛かりの少ない砂地のイシガレイ狙いの時の仕掛けで、モトス、ハリスともに8号を使っているが、根掛かりのあるポイントではハリスを4号くらいまで落としてハリスで仕掛けが切れるようにする。道糸の号数を上げたり、ハリの号数を14号くらいまで落としてハリ曲がりで外れるようにするのも◎

アオイソメエサの使い方(裏技)

さて、ここで、エサのアオイソメに関してのちょっとした裏ワザを紹介したいと思います!

もし、買ったアオイソメが太目の場合、房掛けにして遠投すると高確率で身切れしてしまうため、以前はハサミで5cmくらいにカットして、下半分は廃棄していました。これを解消するための秘策として、釣り開始の2~3時間前に塩をかけて『塩イソメ』にしてしまうのです!(青コガネやマエバも同様!)

アオイソメ本来の『動きの良さ』は失われてしまいますが、塩漬けにすることで水分が抜けて身が締まり、房掛けはもちろん、イワイソメと同じような使い方ができ、捨てる部分が一切無くなります。ハリに18号のケン付流線を使うことで、さらにエサ保ちが良くなります。

前日や数日前にやると、水分が抜けすぎて細くなってしまうので、あくまでも釣行前にやるのが◎。常に、小さなタッパや小袋などに塩を入れて携帯することをおススメします。


厳冬期の投げカレイのエサ使い

・釣り上げたカレイの胃の中には貝類の水管やカキ殻、貝殻と一緒に天然のゴカイ類が入っていることが多い。おそらく砂地で貝類を食ったり、海底のゴミと一緒に環虫類を荒食いしているようだ。
・太いアオイソメは水気が多くて軟らかいため、遠投時の衝撃で身切れしやすい。即席の塩漬けにすると、活きエサの動きは無くなるが、身が締まってエサが切れにくくなる。
・段差仕掛けの場合は2つのハリに別々のエサを付けて使い分ける。
・1月の釣行ではイワゴカイとアオイソメの塩漬けを併用したところ、ほとんどが塩イソメに食ってきた。塩漬けにしても十分に食いはいい。

投げカレイのポイントの見極め方

・投げ分けて荒食いのためカレイが集まっているポイントを探すことが第一。
・防波堤からだと根のある周りでマコガレイ、砂地でイシガレイ。船道周りは糸沈めで船をかわした方がいい場合も。
・砂浜ではエサの集まる払い出し付近のほか、手前寄りに貝などが集まる場所が出来ることがあり、そういった場所を見付けることが数釣りの早道になる。
・遠投が有利なケースは多い。特に遠浅のポイントでは80~100m以上は飛ばしたいところ。
・1月の釣行時、遠投で30枚ほどを釣り上げたが、隣で釣っていた中高生くらいの4人組は1枚も釣れていなかった(ポイントまで届いていなかった)。
・仙台空港周辺サーフ、閖上周辺サーフ、七ヶ浜周辺の漁港&サーフ、奥松島の各漁港&サーフ、石巻周辺漁港&サーフ、牡鹿半島の各漁港、雄勝周辺漁港、十三浜周辺漁港、南三陸周辺漁港など各地が釣り場。
・人気の石巻方面のほか、今季は奥松島周辺でもかなりいい釣果が上がっていた。
・石巻周辺は急激に釣り人が増えている激戦区。最近は釣り人が少ない分、雄勝、十三浜、南三陸方面に足を伸ばして好釣果を上げる例も増えてきている。


真冬から早春のシーズンについて

・2月上旬現在、イシガレイはほぼ産卵が終わった状態。1月半ばには産卵後の荒食いに入っていて、当たれば数釣りも可能だった。
・マコガレイは2月に入っても卵を持った個体が混じる。マコの場合は春先まで子持ちのものもいて、長く釣れ続くことが多い。
・2月頃は皮と骨だけのような身の薄いカレイが多いが、これからの荒食いで回復して3月、4月には身がふっくらした魚が釣れるようになる。
・6月になっても釣れるが、キスなど他の釣り物も多くなるため、5月頃までがカレイ釣りの盛期。



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PROFILE:東海林 誠

とうかいりんまこと。家業である米穀店の仕事と育児の合間に、せっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は愛媛や有明海まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属

 
 
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