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釣行記
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[連載]常笑upcoming fishing!☆第13回 釣魚の王様・マダイ

針生 秀一 2015年5月29日配信   【連載 :常笑upcoming fishing!】

連載:針生秀一さん 第13回 真鯛
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多くの釣り人から釣魚の王様と呼ばれるマダイ。東北でも山形、秋田、青森の日本海側、陸奥湾などで盛んに釣られていますね。近年のひとつテンヤ釣法によって、仙台湾でも注目の釣りになってきました。

これからの季節は、ひとつテンヤが発祥した千葉県大原港をはじめ外房の各地区。そして茨城県は北茨城から波崎に、春ダイの大場所といえば新潟と、各地で乗っ込みに向けて盛り上がってきます。

東北の春ダイは山形庄内温海沖から開幕です。これはプレ乗っ込みといわれる、新潟上越でのパターンと同様でしょうか?深場で越冬したマダイが、水温の上昇とともに産卵に備えて浅場に移動して、小魚、アミエビなどを補食に集まるのでしょう。

上越ではコマセ釣り主体で釣っていますが、山形での釣り方はライトジギング、タイラバにひとつテンヤです。これが一段落する6月あたりからは、山形でも新潟方面同様にコマセ釣りが有利になってきます。

4月からは青森津軽から竜飛、津軽海峡、陸奥湾口の平舘、そして5月の中旬あたりからは、陸奥湾内でも釣れ始まってきます。そんな東北の春のマダイ釣りについて、釣り方のポイントなどをガイドしてみます。

探見丸搭載船ならベイトに着くマダイの動きを見ながら釣りをできることも

東北の春のマダイ釣りは、イワシなどベイトの群れに着いているマダイを狙うのが主です。「ベイトの群れに当てる」、「ベイトの回遊を待ち受ける」といった釣り方になります。

開幕初期は低水温ゆえに、水深のあるポイントでタナは底際主体ですが、水温の上昇とともに宙層の小魚などのベイトに着いてくるので、マダイはかなり浮いてきます。こうなってくるとジギング、タイラバ、または、ひとつテンヤなどでタナを広く探り、中層のヒットレンジを当てる釣りに変わります。

ベイトがイワシならタイラバがベスト。アジであればメタルジグが良いともいわれます。エビエサでのひとつテンヤなら、投入して底から上層までをスロー巻き上げで探っていく、巻きテンヤと呼ばれる釣法で狙います。

青森でのアオイソメのエサでのブラー、ジグエサでの釣り方も基本は同じ。状況を素早く判断してリグを選び、タナを広く通してアピール、ヒットレンジを掴みましょう。

エビエサを使う一つテンヤ。エサ釣りもルアーも釣り方の基本は一緒

基本的な釣り方は、投入して底ダチを取ったら、そのままアクションを入れないタダ巻きで宙層を通すというのがメインパターン。巻きスピードは見切られない程度の低速から中速が基本です。

アタリはコツコツと小さいが明確に出ます。これを無視するように、そのままのスピードで巻き続ける、ここが重要なポイント。それが大きく増幅して引き込まれたところでロッドを立てながら巻き合わせる。これはジギングだけでなく、タイラバ、ひとつテンヤ、ジグエサ、インチクなども釣り方の基本は同じくです。

フォール一発で瞬間的に持ち込まれることや、すぐにガツンと向こうアワセのように掛かってくるケースもあります。ガッチリ掛けるために、しっかり追い合わせを入れましょう。

稀に入れ食いのようになったときに、速めの巻き上げやジャークアクションを入れることで、反応が向上することもあります。こんなときは投入からフォール中のアタリも多くなります。フォール中のアタリにはベイトタックルが対応しやすいです。スピニングタックルのときは、スプールを指でサミングしてコントロール。ラインの変化に注意して対応しましょう。

巻き誘い時にコツンで止まったら、もう少し巻き上げてから落とし直すと喰い直して来ることも。エビエサのテンヤやアオイソメのときでも、エサが残っているうちは喰い直して来ることが多いです。想定して誘い、アワセパターンを組み立てると良いでしょう。ドラグは緩めにセットです。

使うタックルは、スピニングタックルならマックス100gくらいで7ft前後のロッドに、シマノなら3000番サイズのスピニングリール。ひとつテンヤなら10~15号対応のロッド(MH、Hタイプ)で、これはジギングにも使えます。100g対応のタイラバタックルもジギングと両用できます。

ラインは、ワラサなど青物も多い状況では道糸PE1.5号、リーダーはフロロカーボン3~5号5mという、青物がヒットしても極力対応できる太目のライン設定。あるいは、大型青物がヒットした際は取り込みが難しくなりますが、マダイに絞って道糸0.8号、リーダー2.5号という組み合わせもありです。細糸設定にすると水切りが良く、より軽いジグを使える利点があるのです。

メタルジグは40~80g、タイラバなら60~120g、テンヤ10~15号あたりが標準です。潮によっては、さらに重いリグを使わなければタナが掴めなくなることもあります。こんな時に水切りのよい細めのラインなら、より軽めのリグが使えるのです。メタルジグでいえば、よりシルエットが小さいジグにマダイは良く反応します。これで比重が高いタングステン素材のジグなら、重くしてもシルエットが小さいという利点があるのです。これはタイラバも同様ですね。

なぜに小さめのセレクトが良いのか?今までの経験から考えてみました。アタリは巻き上げているとコツコツと伝わり、この段階で止めずに巻き続けることで増幅してきます。これはタイラバだけでなく、ネクタイの無いジグやテンヤでも同様なアタリですね。

メタルジグは、ここでフロントアシストにフッキングすることが圧倒的に多い。離されて掛からなかったときにも、タイラバ、テンヤのシンカーに歯型が残っていることがあります。こんな事例からイメージしてみると、ネクタイから齧りつくというより、全体を飲み込むような捕食スタイルがイメージされます。これで飲み込みやすく捕らえやすい、シルエットが小さめのジグが良いというのも納得できます。

捕らえて喰い上がるので最初のアタリが小さく、泳ぎ上がる上限で止まるか、または反転すると重みが伝わる。これで巻きを止めてしまうと、むしろ違和感で離してしまうのでは?とも考えられます。まだまだ捕食パターンの不明点、謎は多いですね。取り込み途中のフックアウトも多いので、確実に合わせるようにして、しっかりハリに掛けましょう。

こんなことから、ジグのセレクトはタダ巻きで泳ぐというのが要点。この釣法の始まりから使われているムーチョルチア(ヤマリア)など、ショアジギングで使われるタイプに良いものがあります。タングステン素材で良い釣果を出しているTGベイト(ダイワ)は一番人気で品薄状態のようです。スティンガーバタフライ(シマノ)、そして潮止まりで良いアピールをする平型なら観世(ブリッジ)やタメンタイ(デュエル)など、実績の定番ジグがあります。

カラーはグリーンゴールドが春の高実績ヒットカラー。それにゴールドレッド、イワシ、ピンク、グロー系などをそろえておけば万全です。ひとつテンヤならゴールドベースにレッド系、早朝や薄濁りはグローに、ゲストが多いときは無地。ブラーならゴールド、赤系ベースにウロコシート、アワビシートなどをセレクト。

メタルジグのフックセッティングはフロントアシストがダブル、リアはシングルが私のセットパターン。サイズは伊勢尼10号、マダイ10号前後あたりの号数が適当でしょう。

あとはインチクも良いリグです。タックルボックスに忍ばせておきましょう。潮でいえば大潮前後を狙いたくなりますが、海峡あたりでは長潮から中潮に変わる中間の若潮が、喰いの立つ時合いが長くて良いとも言われます。私も若潮で良い釣りを経験したことがあり、釣行計画の参考のひとつに入れておくとよいです。意外に船の空きを見つけられます。

もう青森竜飛、津軽海峡でもシーズンイン。春ダイの引き込みは強烈です。自己記録更新に、初トライにも絶好の季節。大ダイを狙いに行きましょう!

※取材テキスト・写真提供/針生秀一
 
 
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