document.write(''); [釣行記]ロックフィッシュ釣行...のその前に【ハンター塩津の狩漁帳】 | 釣りTiki東北
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ロックフィッシュ釣行...のその前に【ハンター塩津の狩漁帳】

塩津 紀彦 2019年7月25日配信   【連載 :ハンター式磯ロック攻略術】

東北ロックフィッシュで数々のモンスターを釣り上げてきたハンター塩津こと塩津紀彦さんによるコラム「ハンター塩津の狩漁帳」。ふだん、危険を伴う磯ロック中心に釣行する塩津さんが、釣行時の安全対策についての考えをまとめた記事です。

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ロッドやルアー以上に重要な安全装備をチェック

ロックフィッシュ釣行のためにタックルの準備やチェックをされている方もいらっしゃると思います。

ロッド、リール、ライン、ワーム、フック、シンカー...といろいろチェックすることでしょう。で、だいたいの方が釣り道具には目や注意が行き届くのですが、ロッドやリールより以上に大切なもので、意外と見落としがちな道具があります。それはスパイクシューズ、フローティングベストなどの怪我や事故のリスクを最小限に抑える道具です。

スパイクのピンが短くなったり抜け落ちたりして、いざというときにしっかりグリップ出来ず止まらなかったり、フローティングベストの紐が劣化していて落水の衝撃時に切れて脱げてしまったり、そんな事が無いように必ずシーズン前にはチェックすることをオススメします!

しかしまぁ自分の事を棚に上げておいて皆さんに 「安全確認して下さい」 なんて事を言っておきながらも、実は私、こう見えてかなりのドジッ子なんです...。

ちょいちょい蹴躓いて転んだりとなんやかんや生傷がいつも絶えない残念な私なのですが、そんな私が「はっ」とさせられるこんな事が以前ありました。

それは三陸の磯投げ釣りの名手の方とお話をさせて頂く機会があり、とてもためになるお話しを沢山お聞かせ頂いた時のことです。

「釣りってのは日常から離れた非日常的な遊び。まぁ、ちょっとした冒険みたいなもんだからね。そして冒険には危険がつきもの。でもね、本物の釣り師ってのは十回やったら十回、百回やったら百回、もちろん一万回やったってそれ以上やったって失敗は許されない。たった一回のミス、たった一秒の判断ミスで人生が終わることもある...。釣り師にとって、魚を釣ることより大切なのは、『釣り』っていう冒険を何万回やっても、何事もなく日常生活へと帰ること。これが一番大事なことなんだよ。だって怪我したり死んじゃったりしたら釣り出来なくなっちゃうもんね(笑)」

さすが人生の大先輩、深イイ話しです。それまでの私のスタイルは、危険を省みずにガンガンぶっ込んで行くんでヨロシク!といった感じだったので、目からウロコって思いでした...。

達成感を得られる釣りは危険と隣り合わせ

冒険に大切なスパイスは「危険」

危険を乗り越えて手にした獲物は狩漁本能を直撃し、なんとも言い表せない幸福感を釣り師に与えてくれます。

まぁ一言で簡単に言うと「達成感」ってやつなんでしょうが、しかしこの、「達成感」ってのは麻薬のような厄介なもので、やればやるほどその「達成感」に到達するハードルが上がっていき、最期には怪我や事故のリスクを上げてでも
「デカイのを釣りたい!」
「数を沢山釣りたい!」
となってしまいます...。これはこれで釣り師のサガなんでしょう。

しかし、ハイリターンのツケは途方もなく大きいって事も肝に命じなければなりません。失敗のリスクを減らす努力は惜しまないで下さい。
「失敗は許されない」
それが三陸磯ロックなのですから。

と、締めくくるかと思ったんですが、ちょっとかぶる内容でいま思い出したことをもう1つ。

磯ロックにおける勇気と気合いと根性とは

よく皆さんから頂く質問で、
「大物を釣るコツ、数を釣るコツってなんでしょうか?」
というものがあります。

そんな時に私は磯ロックの真髄(コツ)は
「勇気と気合いと根性」
と毎回冗談半分で言っております。なんせ体力資本の釣りですのでね。

しかし、私の考える「勇気と気合いと根性」にはもう一方でこんな側面も含んでおります。

・海へせっかく来たのに、荒れているので磯へは降りないで帰る「勇気」

・せっかく長い山道を歩き磯へ降りたけど、時化て来たのですぐまた山道を帰る「気合い」

・足場が崩れそうだからこの先へは行かないでまた来た道を頑張って帰る「根性」

こういった命を守る「勇気と気合いと根性」 を守り、怪我なく元気に釣りしていれば、例え今回ダメだったとしても次回に釣れるかもしれない。次回がダメでも更に次回が釣れるかもしれない。無理せずやり続けるうちに必ず結果は付いてくるもんです。

震災後の磯や堤防へ釣りに行かれた方でしたら皆さんお気付きになられたことでしょうが、崖が崩れていたり、地盤沈下で足場が沈んでしまっていたりと、通い慣れたハズのフィールドにも思わぬ落とし穴が出来ています。

この機会に、長い人生ず~っと釣りを楽しむためにも、今一度フローティングベストやスパイクシューズなどの命を守る道具や磯歩きの安全面を、シーズンインする前に見つめ直してみてはいかがでしょうか?
(初出2012年10月、2019年7月加筆修正)



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PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつ、ティクトフィールドテスター


※写真・テキスト/塩津 紀彦


 
 
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