document.write(''); [基礎知識] 磯釣り・クロダイ釣り入門ガイド【9】実釣の手順2:釣り始めから帰るまで
ENJOY FISHING フィッシングライフをサポートする釣り情報サイト 河北新報オンラインニュース河北新報オンラインコミュニティー
HOWTO
色々な釣りの基本テクニックから裏技、おすすめアイテム、新製品など‥知っておくと得をする情報を集めたコンテンツです!

磯釣り・クロダイ釣り入門ガイド【9】実釣の手順2:釣り始めから帰るまで

亥飼 真司 2017年4月22日配信   【ジャンル :基礎知識】

クロダイ釣り(ウキフカセ釣り)、磯釣りの基本を亥飼真司さんが紹介します。

今回は釣り場へ行く前と現場に着いてからの準備や道具の組み立ての手順や、釣りをして磯から帰るまでを一通り紹介していきたいと思います。

[関連]

【前編はこちら】手順1:釣行前~釣り場に行くまで

[関連]

クロダイ釣り入門ガイド



 
 

磯に着いてからの準備(釣り座を決める)

磯に到着したら「早く釣りを始めたい!」となりますが、先ずはロッドケースやバック類を波にさらわれたり、転がって落ちない安全な高い所へ運び、纏めておきましょう。散乱していると誤って踏んでしまい道具が破損することもありますし、片づけておけば躓いて転倒する事も回避できます。安全な所へ纏めて置けば自分の足場の確保も出来ますし、「大事な道具が波でさらわれないか気になって釣りに集中出来ない」なんて事もなく、落ち着いて釣りに集中出来ます。

低い磯や狭い場所しか無い時はピトンやハーケンを打ってロープで荷物を縛ったり、チャランボに荷物を掛けておくと安心ですし、自分の足場も確保出来ます。

ロッドケースやバックは使う物を取り出したらチャックやフタを閉めておきましょう。誤って海に落ちてもキチンと閉まっていれば少しの間は浮いているので回収出来る確率が増えます。

準備を進める前に安全な場所から波が何処まで上がって来るのか等の状況を見ます。偏光グラスを掛け、高い所から見ると(安全な範囲内で)シモリ根の位置などの地形が見易いので、安全を確認しながら釣り座やポイントになりそうな所を見つけましょう。

釣り座選びですが、優先するのは釣れそうな場所ではなく、安全に釣りが出来る場所です。その中から時期、水温、潮の流れ、風向き、サラシ、シモリ根などの状況を考慮して今一番条件の良さそうな場所を選びます。

釣り座を決めたら一連の動きをイメージしてみると実際に釣りを始め、魚を掛けた時に慌てる事が少なくなると思います。磯では仕掛けを投入してから魚を掛け、タモ入れするまで同じ場所で全ての動作が出来ない場合もありますので、「仕掛けを投入し、コマセを撒き釣りをする場所はここ」、「魚が掛かった時、足元の根にスレそうなので左側に移動してやり取りしよう!」とか、「タモ入れはサラシがキツいからこの位置から~」とイメージしておくと「バッカンはこの場所に」「タモはここに置こう」と、置き場所も決まってくると思います。移動する時の足場も確認しておきましょう。

※状況を確認し、イメージも出来てきたところでいよいよ釣りの準備に入ります。

高い所を確保。低い磯の場合はピトンやハーケンを活用することもある

準備が済んだら実釣開始!

よし!ロッドの準備~!といきたい所ですが、始めに用意するのはタモからにしておきましょう!「エサ箱が落ちたー」とか「バケツが風で飛ばされた~」なんて事がよくあるのですが、先にタモを準備しておくと海に落ちても拾う事が出来ます!落ちてからタモを準備しても間に合いませんし、「魚が掛かったのにタモの用意してなかった~」とならない様に始めにタモの準備をする事をオススメします。

次に準備するのは・・ロッド~!ではなくコマセにしましょう。何故ロッドではなくコマセから準備するのかと言うと、状況確認の時にも潮の流れを見ていますが、潮の筋やサラシの泡の動き等で確認出来るのは表層までで、海の中までは難しいと思います。水中の変化を視覚化して立体的に見る手段の一つとしてコマセのオキアミや配合エサの煙幕(粒子)があります。魚を寄せる為だけでなく、海の中の情報を得ることもコマセを先に作り、撒く理由です。

コマセはいきなり沖へ撒くのではなく、足元付近の近い所から撒き始め、潮の動き、魚の種類や多さを確認します。因みに東北地方の例年の今時期でしたら、まだエサ盗りも少ないので、そんなに多くの量のコマセは必要ないと思います。だからといって撒かなくて良いわけではありませんので、コマセは撒く間隔を空け過ぎず切らさない様にしましょう。コマセの切れ目は縁の切れ目ですよ!

磯に上がってから色々観察し、今得られるだけの情報を得ました。この先は実際に釣りをして仕掛けを入れてみないと分かりません・・という所まで来たらタックルの準備に入るのですが、状況に合ったタックルを組む為にはハリからセレクトしていった方が状況に合ったタックルを組めるかと思います。

今まで得た情報を元にして頭の中での構想になりますが順にいくと、「魚やエサに合ったハリを選び」、「ハリや状況に合わせたハリス」、「ハリとハリスに合わせた+状況に応じたライン」、「ハリ(エサ)とハリスとラインと状況に合ったウキ」、「魚、ハリ、ハリス、ライン、ウキ+状況に見合ったロッドとリール」となります。ちょっとややこしいかも知れませんが(笑)、実際現場でタックルを選ぶ時にあまり迷わないで済むと思いますし、バランスの取れたタックルが組みやすくなります。

実際にタックルを作る時はロッドにリールを付け、ガイドにラインを通したらそのままロッドを伸ばさず、先にウキやヨリモドシ(サルカン、スイベル)を付けてしまいます。ラインとハリスを直結するのでしたら、ウキ止めヨウジを付けてウキがラインから抜けないようにします。

ウキが付いたらリールのベールを開け、穂先(トップ)から順にロッドを伸ばしていきます。ウキを地面に置き、ロッドを伸ばしていくとラインが弛み過ぎずロッドを伸ばす時に絡みにくくなりますし、ロッドを伸ばしてから誤ってラインを放してしまった時もラインを掴むのが楽になります。釣りをしてる最中にガイドが回ったり、節が落ちたりすると破損の原因になりますのでキチンと伸ばしていきましょう。ロッドを伸ばし終わったら、ヨリモドシにハリスを結んでから最後にハリを結びます。後は状況に応じてガン玉を付けたりしていきます。

組み立て方の一連の流れはこの様になりますが、タックルは現場に行ってから組み立てる理由もここにあります。状況の変化に合わせ仕掛けも変えていかなくてはならないので、家でハリやラインの結び方をしっかりと練習しておくと仕掛け作りの時間短縮になります。後はマナーを守り、思う存分釣りを楽しんで下さい♪

渡船が来る前に帰り支度を済ませておこう

沖磯から港に戻る【渡船復路】

帰りの準備ですが、バッカン、タックル等を片付けてから最後にタモをしまった方が何かあった時に助かります。渡船であれば、迎えに来る時間の前に片付けを終えて荷物をまとめておきましょう。

片付けの中には勿論、磯場の清掃も入ります。地磯でも同じです。磯に落ちたコマセやオキアミはバケツで汲んだ水で洗い流し、ゴミは必ず持ち帰りましょう。磯だけでなく、港に置いて帰るなんて事も絶対しないで下さい。

迎えの船が来たら磯に上がる時と同じように荷物を渡してから船に乗り込みます。船が着く場所は磯に上がった時と同じ場所に着ける事が多いのですが、海が時化てきたりすると違う場所に船を着けたりするので船長さんの指示に従って行動して下さい。

当然のマナーとしてコマセなどの汚れは洗い流し、ゴミは全て持ち帰る

地磯から戻る際の注意点

地磯からの帰りなりますが、地磯は帰りの時間が決められていないので自分達次第で何時まででも釣りが出来てしまいます。前文でも少し触れましたが、潮の干満、天候の悪化、帰りの時間等の判断は自分でしなくてはなりません。道路脇の磯ですぐに帰れる所ならば良いのですが、低い磯を通るルートや山道を通るルートであれば帰れなくなってしまう事もありますし、暗くなれば危険度も上がります。早めの判断と早めの行動を心がけましょう。

また、釣りをすると結構足腰に堪えます(笑)。帰る頃には疲れて身体の動きも悪くなってきますし、注意力も散漫になってきますので帰り道で海に転落したなんて事にならない様、十分に気を付けて下さい。

大まかにはなりましたが、全体の流れはこの様な感じになります。参考になればと思います。

いつでも気持ちよく釣りができるようにマナーを守って釣り場を利用しよう

最後に・・・釣りは時間を忘れ、日常の束縛から逃れ、非日常を味わう事が出来る遊びですが、自由だからこそ人としてのマナーとモラルを問われます。「自分のゴミは自分で持ち帰る」、「汚したらキレイにする」、「車の駐車場所に気をつける」等々、極々当たり前の事です。

ゴミや車の駐車で一番困るのは、その地域の方々です。仮に自分の家の庭先でそんな事をされたら嫌ですよね?釣りに限った事ではありませんが、「立ち入り禁止!」なんて言われ無いようマナーとモラルは守りましょう。出来なければ言われても仕方がありませんし、私達だって釣りをするにしてもキレイな所で釣りがしたいと思いますよね。

釣りは「魚を釣る事」が目的ではありますが、「自然の中で非日常を味わう」というのも一つあると思います。そんな中で磯は最高のフィールドだと思います。これからの季節は山の緑や花が綺麗な時期になり、磯から見るそんな景色もまた格別で、そこで食べるお弁当やスイーツもまた格別です♪(笑)。逆に言えば、そんなシチュエーションだからこそ、「釣り」も「釣れた魚」もまた格別なのだと思います。最高のシチュエーションで最高の釣りが出来るかは私達次第です。最高な魚を釣って最高な景色と共に写真に撮ったら最高な思い出になりますよ♪マナーとモラルを守って最高の釣りを楽しんで下さい。



※画像・テキスト/亥飼 真司

 
 
 
PR