亘理沖オキメバル船 48cm大物キャッチ!
2月から出船している、良寿丸(亘理荒浜漁港)のオキメバル船。2013年シーズンから始めてまだ2シーズン目の釣り物だが、未開のポイントは良型メバルの宝庫!先日は48cmという超大物も釣り上げられている。
宮城のオキメバルというと牡鹿半島から南三陸の魚というイメージがあるが、昨季、今季と仙南の亘理沖でも好釣果となっている。金華山以北の三陸のオキメバルはイサダ漁が始まる2月20日頃になるとイサダを飽食するためにパタリと釣れなくなるのだが、亘理沖では2月、3月、4月中旬頃まで好シーズンが続く。
ポイントは亘理沖から金華山沖にかけての水深100~150mライン。この釣りを始めた昨シーズン以降、コツコツと新しいポイントを見付けていて、まだまだ場荒れなどもしていないため型揃いの好釣果に期待できる。
48cmの大型がヒットしたのは2014年2月6日のこと。「この日は最大の48cm以外にも40cm台が何匹か釣り上げられていて、それ以外も30cm以上がほとんどでした。今シーズンは2月に入った頃から狙っているんですが、とにかく良型が多いのが魅力ですよ」と、山本船長。
良型オキメバルのマンガン達成を目指す!
オキメバル五目は水深100m以上のやや深場の釣りのため、オモリは120~150号を使用。仕掛けはオキメバル用として市販されているものでよく、ハリス3号くらいの5~8本バリ。付けエサはホタルイカやサンマの切り身、活きエビなど。良寿丸では10,000円の乗り合い料金にホタルイカ、サンマ、エビの3種が含まれている(エサ不要の場合は9,000円)。
ポイント到着後、船長から投入の指示があったら一斉投入。魚探の反応に応じた指示ダナに合わせ、根や漁礁に沿って流していく。基本的に常にオモリが底を切るようにして、オモリを底に着けて仕掛けを這わせるような釣り方は禁止しているが、特に指示が無い限りは途中で仕掛けを再投入してもOKだ。
「日によってポイントごとの釣果にムラがあったり時合いがかなり異なるので、釣れるときにしっかり釣っておくのが大切です。48cmが釣れた日は朝方にいくらか釣れた後パタリとアタリが止まってしまって、帰りの1時間くらいにまたバタバタと釣れ出すパターンでした」
時合いに入ったら追い食いを待ち、回収したらどんどん再投入して数を伸ばす。このときの手返しがかなり重要で、仕掛けトラブルがあったら、ためらわずに交換してしまうのが◎。そのためにも替えの仕掛けは十分に余分を用意しておくといいそうだ。
現在はオキメバルとクロメバルの赤&黒を狙える五目船として出船中。大物オキメバル狙いの釣り人も増えて土日は満船も多くなってきているそうだが、このチャンスに脂の乗ったおいしいオキメバルを釣って味わっていただきたい。
【遊漁船紹介】第一良寿丸
船長の山本さんはメバルやカレイのほか、ジギングやスロージギングなどの開拓にも熱心に取り組んでいる。親切かつ熱心な人柄も人気あり。
■オキメバル五目乗り合い10,000円(ホタルイカ、サンマ、活きエビ付き)、エサ別9,000円
■TEL:090-1377-2768
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※写真・解説/山本 敏晴(良寿丸船長)
※取材協力/第一良寿丸(宮城・亘理荒浜漁港)
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