釣行記

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三陸青物ジギング!両石沖のワラサ・イナダ

編集部 2020年11月27日 更新

秋が深まるとともに、岩手三陸エリアの青物の魚影が濃くなってきた。取材を行った9月半ばの時点ではイナワラ(イナダ~ワラサ)級が中心ながら、これからはワラサ、ブリも十分に狙うことができる。

岩手沿岸南部・釜石市の両石沖へ

三陸沿岸の海は秋の青物シーズンに突入!三陸はワラサなど青物のポイントが近く、ジギング初級者でも比較的手軽に青物の引きが楽しめる。

今回は釜石市の両石地区に店舗を構えるフィッシング海王の中村亮義さんとともに、岩手三陸沖のワラサ、イナダを狙ってみた。

フィッシング海王店舗すぐ前の両石漁港から出船

両石地区の防潮堤がかなり出来上がっていた

スタート直後からイナワラサイズが連発!

フィッシング海王店舗すぐ前の両石漁港から出船し、両石湾口にある三貫島周辺のポイントへ向かった。

この日はベタナギの好天に恵まれたが、台風の影響からしばらく出船できておらず、前日までの釣況は全く分からなかった。それでも三貫島沖70~90mで釣り始めると2投目で本命の青物がヒット!

三貫島周辺のポイント。実績のある場所とあり、当日は他に3隻の釣り船がでていた
 
2投目でヒット。青物特有の引き味を堪能

釣れてきたイナワラサイズ

水温は20.5℃。ベイトの反応は無く、潮もあまり効いていない感じだったが、イナダ~イナワラサイズはコンスタントに釣れてきた。

釜石周辺エリアではジグは180~200gがメインなので、このサイズを扱えるタックルを用意すればOK。ハイピッチなジャークで比較的速めにジグを動かして食わせた。

オンジジグ(エゾハチ)」180g
スローピッチジャークにも対応し、スライドアクションを生かしたジャークとフォールで食わせる
このポイントではこのくらいのサイズがアベレージ。型を求めて場所移動することに
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場所を移動しワラサに近い大きさにサイズアップ!

イナダは釣れてくるのだが、なかなかサイズが上がらないため午前10時ころに場所を移動することに。今度は大槌湾沖の水深110mくらいまである少し深めのポイント。ジグは200g以上が必要になるので、タックルは少しヘビーなものにチェンジ。

型を求めて場所移動。少し深場を攻めた
タックルも型狙いに対応したスピニングタックルに変更。ラインはPE3号にリーダー50Lb
メタルジグは「Iron Jigシリーズ(鉄ジグ)」の200~220g。フックは「IRONHOOK Type AK26sm 」(いずれもネイチャーボーイズ)
場所移動して早速ヒット!

先ほどより若干サイズアップ!

今シーズンも期待!10月いっぱいくらいは楽しめる

結局、この日はイナワラサイズ止まりだったが、約2時間の短時間に7本ほどをヒットさせ、これからの青物シーズンに期待を持てる内容だった。

季節はまだまだ秋に入ったばかり。これからワラサの数が多くなり、運が良ければブリ級も混じる。三貫島周辺の根周りのポイントではヒラマサやヒラメも釣れるので、これからジギングを始めたい人にも最適なシーズン。例年通りであれば、10月末頃まで青物ジギングを楽しめる見込みだ。

また、秋が深まるとともにロックフィッシュ船やカレイ船なども本格化。湾内にはベイトになるイワシも入っていて、イワシを追ってカンパチなども接岸。防波堤からライトタックルでカンパチを狙えることもある。

釜石周辺漁港は復興工事が進み、どこの漁港もトイレが整備されているので、ファミリー、カップルでの釣行も安心。過ごしやすい季節に釣行してみていただきたい。

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※取材協力/フィッシング海王

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