釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

鳥の海ヒラメ 大物一枚勝負! 【大会報告】

編集部 2021年4月30日 更新

9月4日に鳥の海沖で開催した、釣り河北一周年記念・ヒラメ釣り大会の模様をレポート。競技船では週末釣り倶楽部の収録も同時に行われ、和気あいあいとした雰囲気のもと大会が行われた。今季、絶好調の鳥の海で、船中一番の大物を手にしたのは…。※2010年9月掲載の記事です。

競技と同時進行で週末釣り倶楽部の収録も行われた。

上)受付終了後、12時から開会式が行われた。写真は週末釣り倶楽部監督の池田正義さん(GFG本部)が大会規定を説明しているところ。下)釣用品きくしんの前で記念撮影。応募者多数のため、抽選により選ばれた15名が参加した
左)乗船前の空き時間に、がまかつのニューロッド、がま船 TIDESTARヒラメM-240、270の説明を受ける参加者達。前アタリを的確に捉える超高感度ソリッド穂先と軽量細身かつ柔軟なブランクスが特長。右)参加者に配布されたヒラメ泳がせ1本鈎仕掛(がまかつ)。エサにカタクチイワシを使用することを前提に作られた、スタンダードな仕掛け

9月4日(土)、鳥の海沖を舞台に、釣り河北初めてのイベントとして、「釣り河北一周年記念・ヒラメ釣り大会」を開催した。釣り河北のサイト公開から早くも1周年。東北の釣り人のための、フィールドに密着した情報サイトというコンセプトにもとづき、ふだん当サイトをご利用いただいている皆様への感謝の気持ちを込めつつ、この企画を実行させていただきました。

今大会は、週末釣り倶楽部、がまかつ、河北新報社のご後援をいただき、優勝者にはがまかつヒラメ竿の最高峰、がま船 TIDESTARヒラメが優勝賞品として用意された。競技船は亘理荒浜漁港のきくしん丸。当日は、KHB放送の週末釣り倶楽部の収録が同時に行われ、同番組総監督であるGFG池田正義さんと同番組レポーターのフリーアナウンサー伊勢みずほさん、そして、おなじみがまかつフィールドテスターの菅野順也さんが同船し、選手と一緒にヒラメ釣りを楽しんだ。

【競技規定】 順位は釣り上げたヒラメ1枚の全長で決定/仕掛けは孫バリなしの1本バリ(最初の1回分のみがまかつより支給)/オモリは40号統一/竿は1本のみ(予備竿の持ち込みは可)/35cm未満はリリース/釣り座は抽選により決定

【タイムスケジュール】 11:00受付開始→12:00開会式、大会規定の説明等→12:30出船→18:40帰港→検量、表彰

上)ポイントの鳥の海南沖に到着し、競技スタート。左下)エサはカタクチイワシのみ。12~15cmくらいのなかなかいいイワシが揃った。右下)週末釣り倶楽部の出演メンバーは右舷前方に釣り座を取った

竿を出してからしばらくは、アタリは少なめだった。

左)船中1枚目となった武山正樹さんのヒラメ。船のヒラメ釣りには何回か挑戦しているが、実際に本命を釣ったのは初めてとのこと。右)伊勢さんからのインタビュー後に記念撮影。船上で女性と一緒に写真を撮ること自体がレアなだけに、ついついにんまりしちゃう?

今大会の競技船は午後ヒラメ船。正午過ぎに帰港する午前船を待ってからの出船だ。素早く乗船準備を済ませた後、12時40分頃に荒浜漁港を出港し、30~40分ほどで鳥の海南沖のポイントに到着。すぐに船長の合図があり竿を出すが、日中の日の高い時間帯ということもあり、投入直後のアタリはない。それでも、しばらくすると船中1枚目がヒットし、その後、ポツポツペースでヒラメは釣れ出した。

週末釣り倶楽部出演者では、伊勢さんが1枚目となるヒラメをキャッチ。9月4日朝に放送された女川のヒラメ釣りではオデコだったそうで、待望のヒラメにかなり興奮気味。その後、しばらくして菅野さんに1枚目がヒット。伊勢さん、菅野さんともにもう1枚ずつを追加し、2枚ずつとなったが、船中を見回すとヒラメのアタリはやや少なくなり、中だるみの雰囲気に。

週末釣り倶楽部出演メンバーの1枚目は伊勢さんのこの魚。女川の取材で1人だけヒラメを釣れなかったそうで、念願のヒラメにとても喜んでました
伊勢さんに続き、菅野さんも1枚目をキャッチ。水色とヒラメの活性を見て、仕掛けをちょっといじった直後に食いついてきたそうだ(仕掛けの詳細は後述)
上)菅野さんは良型メバルや40cmオーバーのサバも釣っていた。下)早々に2枚目を追加し、大喜びの伊勢さん

太陽が傾き始めると、ヒラメのアタリが活発化。

写真の2人は隣同士でダブルヒット。魚の反応が少ない時間帯でも、たまに釣れるタイミングがあるので、竿を出している間はとにかく集中力を切らさないことが大切だ

船中に大きな動きがあったのは、日が傾き始めた午後4時半頃。にわかにヒラメの活性が上がり、両舷とも2人、3人と竿が曲がり始めた。ここから終盤のチャンスタイムに突入。

船中あちこちでタモ入れが見られる中、池田さんにも待望の1枚目がヒット。「釣れる時間帯だから、今釣らないとダメだよ」と伊勢さんにアドバイスしつつ、池田さんはすかさず仕掛けを再投入。ほんの15分ほどの間に、2枚目を釣り上げてしまった。これで一気に、他の出演者と2‐2‐2のタイになった。

池田さんが2枚目をヒットさせている間、同じ側のトモの竿が怪しい曲がりを見せ始めた。池田さんの魚を撮影してすぐ、その人の近くに駆け寄ると、かなり大きい「何か」を慎重に巻き上げている最中。やりとりを見る限り、まだまだ余裕はありそうだったが、船長のタモ入れで取り込まれたのは80cmのビッグヒラメ!予想以上の大きさに、釣った伊藤さんが一番驚いていた。「周りが釣れているのに、自分だけ1枚も釣っていなかったので、何とか釣らないと、っていうので必死でした。前アタリとかは全く無く、1発食いで、急に仕掛けが上がらなくなりました。最後の最後に釣れて、ほんとよかったです」

ここまで不思議とヒラメと縁の無かった池田さんだが、状況の変化を敏感につかんでヒラメを手にした。立て続けに2枚を釣り上げ、菅野さんと伊勢さんの枚数に一気に追い着いた

鳥の海沖のヒラメは9月、10月が最盛期!大物を手にするチャンスはまだまだある。

午後5時を回るか回らないかのときに、伊藤了さんにヒットした80cmの大物ヒラメ。時間をかけて丁寧に巻き上げ、船長が一気にタモ入れした。毎日のように大物を取り込んでいるだけあって船長は落ち着き払っていたけど、釣り人はあまりのデカさにびっくり
いかにも凶暴そうなイカついお顔。ふだん平たいヒラメも、このサイズになってくると分厚さが全然違ってくる

最大魚の80cmが釣り上げられた直後、池田さんと菅野さんに連続ヒットし、菅野さんと池田さんはトータル3枚ずつで並んだ。この日の状況について、菅野さんは、「私はヒラメの食い気は水色次第だと考えています。水色がよくて魚の活性が高ければ、タナを高くし、逆に、水色が悪いようであれば、タナを低くして釣るようにしています。今日の日中は思ったより水色がよくない(魚の活性が悪い)感じだったので、少しタナを下げて釣りました」

菅野さんのオリジナル仕掛けは、幹糸の端に付けたスイベルより下の、捨て糸の長さでタナの高さを調整する。水色はオモリの見え方で判断し、水深10mくらいからオモリが見えるときはハリス1m、捨て糸80cmくらいにセッティング。水色が悪ければ、ハリス30cm、捨て糸5cmくらいまで極端に短くすることもある。なお、水色とは別に、日中の低活性時など、魚の食いが悪いと感じたときも、ハリスの位置は低めにするといいそうだ(仕掛け図はここをクリック!)。

帰港後、検量、表彰を行い、大会は無事終了。池田さんの総評は、「今日は後半に食いが立ち、まさに絶好調な鳥の海を実感することができました。優勝は80cmの大型ということで、鳥の海の大きな魅力である、型のよさも見ることができ、充実の釣行だったのではないでしょうか」

気になる今後の釣況予想を菊地船長に訊いてみたところ、鳥の海のヒラメは9月、10月がハイシーズン。いつ頃までできるかは、エサのイワシとヒラメ次第となるが、今後しばらくは好調を維持するだろうとのこと。

釣り河北では、今後も大会などの交流イベントを不定期に開催する予定です。詳細が決まり次第、イベント情報などにて発表しますので、奮ってご参加ください。
※この日の模様は、9月25日(土)朝のKHB週末釣り倶楽部で放送予定(宮城以外の東北各県およびCS放送でご覧の場合は、放送予定が異なります)。

80cmが釣れた直後、池田さんと菅野さんにダブルヒット。結果的に池田さん、菅野さんは仲良く3枚ずつ、伊勢さんも合計2枚を釣り上げた
終盤の食いのいいときにヒットしたヒラメの一部。右の写真は3位に入賞した、佐藤英一さんの57.7cmの魚

80cmを釣り上げた、伊藤了さんが優勝の栄冠に輝く!

■大会結果

優勝/伊藤了選手(大崎市・43歳) 80cm
第2位/桜中純人選手(村田町・34歳) 58.5cm
第3位/佐藤英一選手(福島市・50歳) 57.7cm
飛び賞(5位)/滝口剛司選手(東根市・36歳) 52.7cm
竿頭賞/桜中純人選手(村田町・34歳) 6枚
オデコ賞/山田耕司選手(仙台市・40歳)

上)検量は池田さんの手で公正に行われた。下)優勝の伊藤了さんには、優勝賞品のTIDESTARヒラメ(がまかつ)と賞状が授与された
上)左から第2位の桜中さん、優勝の伊藤さん、第3位の佐藤さん。下左)80cmを釣り上げて優勝した伊藤さん。下右)桜中さんはこの58.5cmを頭に6枚を釣り上げ、数釣り部門のトップにも輝いた
荒浜漁港のきくしん丸は、4隻体制でヒラメ、カレイを中心に出船。今回のような午後船でも大好評出船中だ。この日は、写真右下の菊地慎吾船長が操船。鳥の海を知り尽くしたきくしんの若旦那は、渋い状態でもしっかり釣らせてくれるので任せて安心!

取材協力/きくしん丸

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