Wi-Fi接続したタブレットで快適!「探見丸スマート」活用術
今年のフィッシングショーで注目されて、今夏リリースされたシマノの「探見丸スマート」。従来専用の子機が必要だった探見丸システムが、普段使っているスマホにアプリを入れるだけで、専用子機がなくても見れるという画期的なシステムです。
魚探の画面を手元のスマホで見れるのは便利なのですが、使っているといろいろと不満が出てきます。親機にWi-Fiで接続するので、探見丸スマートアプリを使用中はネットに繋げない状態になります。SNSや各種HPで情報収集や釣果を投稿したりする人も少なくなく、船の上でもネットに繋がらないと不便な事が多いです。次にスマホの電池の消耗が早いという話もよく聞きます。そして何より画面が小さく見にくいという欠点がありました。
自分はiPhoneでアプリを入れて使ってましたが、何かいい方法はないかなと考えていたら、思いつきました。同じOSのiPadで使えば、スマホはそのまま使えるし画面が大きいので見やすいのでは?!
iPadで探見丸スマートを使えるか?実験スタート
早速iPadで探見丸スマートのアプリを探しますが出てきません。アプリがiPhone専用でiPad専用ではないのでiPhone用のアプリで検索すると出てきます。早速iPadにインストールして防水ケースを購入して準備完了!
※シマノのHPには「タブレットの動作保証はしておりません」とあります。タブレットでの使用は自己責任で行ってください。
インンストールしてデモ画面は見れたものの、実際動くのか?試しに8月28日青物が好調の大船渡へ。探見丸システム搭載の小石浜漁港・やまきゅう龍神丸へ行ってきました。結果、iPadでも普通に使えました!
画面が大きくよく見えます。始めに入った沖のポイントでは根の周りにベイトや青物が着いているのがよくわかります。いてもジグに反応しないのや、ジグを入れると魚が居なくなるのもわかってしまいます(苦笑)
大きく移動して綾里崎のメロウド場では底付近に小さく反応が出て、メロウドやそれを追う魚がいる事がわかります。ここの魚は素直でジグにも反応してくれるので、魚探の画面と魚の反応を比べたりといろいろ試しながら釣る事ができました。
20本近くイナダ混じりでワラサを釣り、11時に早上がり。古い自分のiPad2でその時間まで使って電池が残り20%を切る位の消費量でした。明るさやGPSなどの設定を調整して電池が減らないようにしたり、新しいiPadならもっと電池が持つと思います。
魚探画面の写真や動画を記録することができるので、釣れていた時の画面を保存したり、後から動画でゆっくり見直したりと現場で見るだけでなく家に帰って来てからも楽しめます。
タブレットを持ってなくても、機種交換をして残ったSIMカード無しのスマホでもWi-Fiに繋げれば使えるので、探見丸スマート専用に古いスマホを使うのも一つの手です。船の上では飛沫や海水をかぶるので防水ケースはお忘れなく。
※文・写真/大坂 章
【関連リンク】
■「探見丸スマートアプリ」シマノ公式サイト
■「探見丸スマートアプリ」取扱説明書
■App Store(iPhone、iPad)
■Google play(Android)
執筆者プロフィール
大坂 章(上州屋新盛岡店)
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