[シーバス入門ガイド 11]ルアーとリーダーを接続するクロスロックスナップの使い方
シーバスの初歩を東北の巨匠こと村岡博之さんが解説していくこちらのシリーズ。リーダーにルアーを接続する方法について教えてもらった。
根掛かり時はクロススナップの結び目から切れるよう設定
村岡さんはルアーの接続には強度のある「クロススナップ」を使用している。クロスロック式でないスナップは大型シーバスが相手だと開いてしまうことがあるため注意。また、最近は溶接リングにスプリットリングを組み合わせ、プライヤーで脱着する方法も増えてきているが、クロススナップで十分な力を発揮できる。
村岡さんの場合、スナップとリーダーの結びはユニノットを使用。ループを作るダブルユニノットではなく通常のユニノット。リーダーはフロロ16~25Lbを1ヒロほど取っている。
リーダーは必ず毎回、釣行前にFGノットで確実に結び直す。かわりにスナップはシンプルなユニノットにすることで、根掛かりした際には意図的にスナップの結び目から切れるようにしている。「スナップの結びが弱いと魚もロストするのでは?」と心配になるが、これで95cmのシーバスも問題なくキャッチしており経験上問題なし。
むしろルアーの結びを強くしすぎて、根掛かりなどでリーダーごとロストする方がデメリットが大きい。釣り場で結んだリーダーはどうしても信用が下がってしまう(とくに夜間)。もしもリーダーが切れてしまったら、そこで竿を納めるか、確実にノットを結べる明るい場所まで戻らないとならないので大きなロスになってしまう。だからこそ釣行前にリーダーを新しいものに結び直しておくことも忘れないようにしたい。
※解説/村岡博之