ソフトルアーのリグ基本【テキサスリグ、ジグヘッド、ダウンショット・・]
バスやロックフィッシュ、アジングなどソフトルアー(ワーム)を使う時の「リグ」。リグとはエサ釣りでいうところの仕掛けのようなもので、ソフトルアー、シンカー(オモリ)、フック(ハリ)のセット方法のこと。釣り方、ルアーの種類によりリグり方が異なる。
ジグヘッドリグ
オモリ(シンカー)とハリが一体となった「ジグヘッド」にソフトルアーを装着する。シンカーの形によりラウンド型、フットボール型などがあり、フックもストレート、オフセットなど色々な組み合わせがある。一般的なのは丸いラウンド型のストレートフック。
・おすすめの使い方
ストレート系(ヒラヒラや足の付いていないカーリーテールグラブやシャッド、ピンテールワームなど)で横方向に引っ張って泳がせるスイミングに向く。魚の泳層に合わせたスイミングのほか、リフト&フォールなどもOK。ただし、オフセットでない場合はハリ先が出ているので根掛かりしやすい欠点がある。防波堤周りのスイミングや根掛かりの少ない砂地、藻場周りなどそれ程きつくない根周りに向く。
テキサスリグ
「バレットシンカー」などの中通しオモリを通し、その先にフックを結んだもの。オフセットフックを使うことでハリ先が隠れ、根掛かりを避けながら釣りをできる。きつい根周りを攻めるロックフィッシュでは定番。
・おすすめの使い方
スイミングからボトムバンプまで万能に使えるが、根掛かり回避性を活かしてきつい根周りのボトムを探るのが得意。甲殻類系のベイトをイメージしながら、クロー、ホッグ系をもそもそと動かしたり、エビのようにリフト&フォールしたりすると効果的だ。
ダウンショットリグ
ラインの先を残した状態でフックを結び、下にシンカーを付けた、直結の胴突き仕掛けのような形。ボトムから一定のレンジを小刻みなシェイキングで誘えるのが特長。ストレート系などのワームでチョンチョンと誘うと、小魚や小エビのようなベイトライクな動きを演出しやすい。オモリに糸止めが付いて便利なダウンショット用シンカーがあるほか、カミツブシ型や小型のナス型オモリなどを使ってもOK。
キャロライナリグ
テキサスリグに似るが、中通し式のシンカーを通した先にスイベルなどを装着し、リーダー(ハリス)を付けてハリを結ぶ方法。よりヘビーなシンカーとタックルで遠投したい時に使う方法。
アジング、メバリングなどで使うフロートシンカー(飛ばしウキ、ウキキャロ)もこれに近いシステムで、浮力のあるフロートシンカーを使うことで遠投しつつ表中層を攻略できる。
ノーシンカー
その名の通り、シンカーを付けないで、フックにソフトルアーを付けただけのリグ。オモリが無いため沈みにくく、表層付近をヒラヒラと誘える。バス釣りではマスバリでワームの真ん中にハリをチョン掛けにする「ワッキーリグ」などもある。また、ハリから適当な位置にスプリットショット(ガン玉)を打ってスプリットショットリグにすると、ターゲットに合わせて水深やアクションを調節できる。