釣行記

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[連載]仙台湾ルアーフィッシング大攻略(プレミアム版) サマーロック!

佐藤 尚行 2020年8月19日 更新

第十回 サマーロック!

※この記事は2015年7月にプレミアムメルマガで配信したものです。

サマーロック!と言えば、私はビックワームのシャローゲームを連想します。水温の上昇や日差しを避け、涼しげなシェードのような場所で大型のアイナメやベッコウゾイを狙い撃つような楽しい釣りになります。

釣り方はカニパターンを代表とする甲殻類系のベイトがシェード際に落ちるイメージの釣りになります。また、シェード際からベイトが逃げるイメージでリアクションを狙うという手もあり、速めの動きのスイミングも隠れパターンとして挙げられます。

大型狙いが可能なシーズン
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最初にビックベイトと書きましたが、横に大きいファットボディーのホッグ系と縦に大きいロング系の大きく2つに分かれると思います。ココで重要なのがシンカーの重さとフックのタイプのバランス。

ワームのサイズだけで対応しようとする方をよく見かけます。例えば、隣の人が4インチのホッグを使って釣れているが、自分は3インチホッグでイマイチな状況で、自分も4インチホッグにチェンジしてみようと考えることがあると思います。しかし、サイズを合わせたにも関わらず、バイトがあるもののフッキングしなかったり、もしくはバイトすら無いというケースを経験したことはないでしょうか?

ここで考えられるのが、フッキングに関してはワームが太くなった分フックも太くしなくてはならないのに、ワームだけを真似たことが原因と思われます。ワームの形や大きさによってワームとセットするフックセレクトも考えてくださいね!みなさんをガイドする立場からも凄く重要なことなので、気を付けてみて頂きたい部分です。

次にバイトすらも無い状態ですが、これは簡単に2つの原因があると思われます。まず釣り方が根本的に違う可能性です。いくら釣れるワームを付けても狙っている場所やアクションで1日2本の方と20本釣る方くらいの差が出てくるのです!恥ずかしがらずに聞くことも自分の釣りのレベルUPの近道になると思います。

もう一つの原因はロックフィッシュのキモとも思える部分。シンカーの使い分けです。シンカーの重さの違いによってバイトの出方やフッキング率に大きく差が出ます。ワームを大きくすればそれだけ水圧を受け流れやすくなり、シェードに対してタイトなフォールが難しくなっていますので、ルアーサイズに合わせてライン、シンカーのバランスを見直す必要があります。サマーロックのビックベイトフィッシングは、シンカーウエイトを意識しながら楽しんでみてくださいね!

サマーロックは今まではシャローゲームがメインとなっていましたが、最近は10m前後のミディアムレンジの釣りもかなり見えてきました。産卵を終え、アフターから回復したクロソイやヒラメはもちろん、大型のアイナメやベッコウも狙える釣りに進化して来ています。もう少しでパターンを見極められるカモな段階なので、今後の展開にご期待ください!! 60UPも狙える釣りになるかもしれません!?

【タックルデータ】

■ロッド:アブ・ガルシア ロックスイーパーボートスペシャル
■リール:アブ・ガルシア レボエリート9 ZPIフルカスタム
■ライン:サンライン ロックハンター14Lb
■フック:がまかつ ワーム316、ワーム321(ワイドゲイブ)、エリートツアラーワーム34R(ロングワーム用)
■ワーム:バークレイ 4インチパワーホッグ、イール8インチ、パワーゴビー4インチなど

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PROFILE:佐藤 尚行

ルアー船EARNEST(アーネスト)ガイド。バストーナメントに6年間出場した経歴を持ち、海にフィールドを移した現在も新パターンの研究やターゲットの開拓に力を入れる。サンライン、ピュア・フィッシング・ジャパン、がまかつ、ティクト、メロン屋工房、和真メガネのサポートを受ける