[連載]仙台湾ルアーフィッシング大攻略「カツオやメジにも期待!2016年の仙台湾青物事情」
塩釜の遊漁船アーネスト船長の佐藤尚行さんが今夏(~秋)の青物事情をご紹介します。
仙台湾にカツオの群れが入ってきた!
7月下旬から急に良い潮(黒潮系の暖流)が入り、一気に青物の調子が良くなった今夏の仙台湾。近年は「サバが少ない」と言われていましたが、今シーズンは今の所は魚影濃いめな気配で、サイズも良好です。
そんな中、噂になっているのがカツオです。私の知る限りでは、湾内にここまで多くのカツオが入ってくるのは初めてのこと。ヒットパターンやルアーについても他県のプロアングラーに聞いて試行錯誤してみましたが、仙台湾独特のクセが分かったりと、日々楽しく出船しています。魚が同じでも地形や環境が変われば色々と違うものだと今回も勉強させられました。
ここでは出船の度にいろいろと試して、カツオゲームについて分かってきたことを少しだけ触れてみたいと思います。
表層付近の速引きがカツオには効果的
カツオが釣れやすいパターンとして、基本は鳥山が立つことです。が、あまり大きく長く続くような鳥山はカツオも居るようですがサバの猛攻が激しくなりカツオを狙うのは難しくなります。鳥山を狙う時は遠目に観察する余裕が必要で、鳥山の真ん中は(回遊魚の捕食は)意外と終了気味な事が多いようです。これは船長目線、アングラーにはこの辺はあまり関係無いと思うので、以下の釣り方を参考にしてみてください。
カツオ狙いはサバ釣りの延長線上で、サバをかわしてカツオに食わせるような釣り方になります。
ルアーはジグなら軽めの50~80gを使用。秋のワラサゲームやメロウドパターンのように重めのジグで底を狙うのではなく、小さめのジグで上で食わせます。水深に関係なく10m以内の水深をショートキャストし、手返し良くサバを回避していくのがキモになります。
カツオは想像以上にスピードのある魚です。かなりの速いアクションでも簡単に追い付いてきます。スピードやアクションは色々と試してみてくださいね。
次にキャスティングで狙う場合ですが、12cmくらいまでの小さめなシンキングペンシルやフローティングのダイビングペンシルを早目に引くのがオススメです。シイラやワラサなどと違い、追いかけて食うことは少なく、突然現れて一発で食って走り出す感じが多いので、常にドラグはしっかり設定しておいて下さい。
偏光グラスの相談は和真メガネ仙台長町店へ
それと何の釣りでも大切なアイテムが偏光グラスです。青物ゲームでは魚が追ってきたり、船の下を群れが通過したり、海面の変化も見えやすくなる偏光は特に重要です。
タックルの中にはタレックスレンズのような性能の良いレンズを装着した偏光グラスを準備しておきましょう。特に日差しが強い夏の海にはミラー加工のタレックスレンズがオススメですよ。タレックスレンズの相談や購入は私も利用している和真メガネ仙台長町店が安心。視力、用途に合ったレンズに、顔にぴったりマッチするフレームまでトータルでコーディネートしてもらえます。
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※取材・テキスト/佐藤尚行