エサは餌屋! 第10回「エサ付けバリエ!活きエサ&冷凍エサ編」
プレミアム連載:エサは餌屋!
第10回「エサ付けバリエ!活きエサ&冷凍エサ編」
普段、何気なく買って使っている釣りエサの基礎知識からちょっとした小ネタまでを紹介する連載企画。今回はエサ付け方法のバリエーションについて、つりえさマリン仙台新港店の和地店長に訊いてきました。
活きエサ系
☆活きどじょうのエサ付け方法
根魚が普段食べているギンポなどに動きが似るためか、根魚五目などでかなりの特効性が知られるドジョウエサ。安価で入荷も安定し、丈夫なので保管もラク。エサ付けはアゴ掛けが一般的だが、口が小さいので口の付近にチョン掛けにすればよい。
[エサ付けの手順]
☆活きエビのエサ付け方法
シラサエビやモエビなどと呼ばれることもある活きエビのエサ付けは、尾からハリを刺す場合、頭からハリを通す場合など何種類かの方法がある。生きているエビが弱るのを防ぎ、また泳ぎの妨げにならないようにするためにも、頭から尾にかけて内臓のある部分にはハリを刺さないように注意する必要がある。また、使用するハリもエビメバル用などの軸の細いタイプを使うのが◎。
【尾掛け・通し刺し】
[尾掛けでは尾ビレを取る]
【尾掛け・ちょん掛け】
【頭掛け】
【エラ掛け】
☆活きガニのエサ付け方法
落とし込みの定番エサ。カニの動きを活かす尻掛けが一般的で、弱ったカニなどは横刺しで動かして誘ったりする。尻掛けでハリを刺すフンドシの部分は急所でもあるので、あまり深く刺しすぎないよう注意。活きのいい大きめのカニだと壁にへばり付いてしまうこともあるので、そんな時はハサミを取ってしまった方がいい場合もある。
【尻掛け】
【脇抜き】
【横刺し】
冷凍エサ系
☆冷凍サンマのエサ付け方法
[沖釣りでのエサ付け手順]
沖釣りでは胸ビレの付け根の硬い部分にハリを刺すとエサがズレにくく、回転による仕掛け絡みも防げる。大型のタラなどがターゲットの場合は半身を丸ごと使えばいいのだが、オキメバルやメヌケには大きすぎるので、半身をさらに半分にしてから使用する。
[陸っぱりでのエサ付け手順]
ソイ、アナゴのブッコミ釣りや根魚の探り釣りなどでは好みの厚さの短冊切りにしてエサ付けする。エサ付けする時は比較的硬い皮の部分を使って縫うようにするのが、エサ保ちをよくするコツ。
つりえさ倶楽部マリンで生産している、オリジナル冷凍エサ。安定の品質で釣果も安心!
☆冷凍ホタルイカのエサ付け方法
メバルやソイなどの沖釣りで定番のホタルイカ。冷凍であれば手に入りやすいことでも人気がある。エサ付けはそのまま丸ごと外套(胴)にハリを付けても釣れるのだが、ここでは外套を取って、内臓をむき出しにした状態でエサ付けする方法を紹介する。
[エサ付けの手順]
つりえさ倶楽部マリンオリジナルのホタルイカ。日本海側の産地から食用としても十分使えるものを仕入れてパックしているので鮮度抜群!ぷりぷりしていて魚の食いもいい。