[連載]Angler of A-KEN第1回 ビッグベイトスタイル”フラットフィッシュ”ショアヒラメ&マゴチ
連載:鹿野 栄健さん Angler of A-KEN(プレミアム版)
※この記事は2014年6月にプレミアムメルマガで配信したものです。
ベイトタックルで楽しむビッグベイトスタイル”フラット”
いよいよ、フラットフィッシュシーズン到来!ビギナーからエキスパートまで夢中になって楽しめる身近なターゲットがフラットフィッシュです。これからのハイシーズンに向け、今回は一味違った楽しみ方をご紹介したいと思います。
『ベイトタックルで楽しむビッグベイトスタイル』、読んで字の通りなのですが、タフコン化している昨今のフラットフィッシュ事情を考えれば、ちょっと抵抗がある人も少なくないはずです。しかし、そこが大きな盲点だったりするんですね。
人気の高いターゲットだけにプレッシャーが高いのは事実ですが、実際スレているのは皆さんが多く使用する3inc~4inc程度のスリムシェイプのワームに対してで、あまり使用されないビッグベイトに対してはほとんど目にしたことがないので、むしろ興味津々といったところです。以前のコラムでもご紹介させて頂いたこともありますが、スレた魚ほど大きいシルエットのワームには好反応だったりするんです。
では、ビッグベイトを今までのスピニングタックルで使おうとしてみるとどうなるか?L~M位のアクションのスピニングタックルでビッグベイトを使ってみると、ワーム単体でも自重があり、そこにジグヘッドのウエイトとキャスティング時の空気抵抗などが加わり、また水圧などでフッキング率も悪くなる。使いづらさを強く感じてしまうでしょう。
そこで登場するのがベイトタックルです。それなりのパワーを持つロッドとブレーキ性能に優れたベイトリールで、それまでのストレスは一気に解消されるはずです。おススメのタックルとしては、7~8フィートクラスでMH~H程度のアクションのベイトタックルで、ロックフィッシュ用または、ボートシーバス用のものが使いやすいでしょう。
バス用のビッグベイトタックルでは強すぎるため、弾いてしまうことが多々あります。私と中村氏が使用するタックルは、がまかつLUXXE 岩鬼FⅡのB78H-RFです。
使用するアイテムは、10g~21gのジグヘッドにボリュームのある4~6inc程度のシャッドテールワームをセットします。私はエコギアのパワーシャッド5incをメインに使用し、中村氏はベイトブレスのTTシャッド4.8incをメインとしています。状況に応じてスピナーベイト用のアシストフックがあるとフッキング率が向上します。プラスαとして、アピール力を更に向上させるためブレードを装着すると効果大です。
釣り方ですが、基本的に一度ボトムを取り、一定スピードのリーリングによるスイミングが良いですが、状況に応じてリフト&フォールを入れてあげると好釣果につながることもあります。色々試して自分なりのアクションを見つけて下さい。
ちなみに画像の実釣日は2014年6月8日で、ハイシーズンまではちょっと早いかな?という感じでした。これから続々と魚が差せば更に良い釣果が期待できるでしょう。
ボート・おかっぱり問わず楽しめる今回ご紹介のビッグベイトスタイル”フラット”。今シーズンはいつもとちょっと違ったスタイルで身近なターゲットを楽しんでみてはいかがでしょうか?
●A-KENタックル
ロッド:がまかつLUXXE Coastline 岩鬼FⅡ B78H-RF
ライン:ラパラ OctaNova-8X 1.5号+RAPINOVAフロロリーダー16Lb
フック:がまかつ レンジスイマーtypeリバーシブル 21g
+ がまかつ トレーラーフック
ルアー:エコギア パワーシャツド5inc
ブレード:エコギア ブレードスピン(ウィロー)
●中村勝氏タックル
ロッドがまかつLUXXE Coastline 岩鬼FⅡ B78H-RF
ライン:ラパラ Sufix832 1.5号+RAPINOVAフロロリーダー16Lb
フック:がまかつ レンジスイマーtypeリバーシブル 21g
+ がまかつ トレーラーフック
ルアー:ベイトブレス TTシャッド 4.8inc
■PROFILE:鹿野栄健