ロックフィッシュの聖地・金華山ボートロック!秋冬のハイシーズンに注目の新リグ「フリリグ」が炸裂!!
まだまだハイシーズンが続く東北ロックフィッシュ。根魚の聖地とも呼ばれる金華山でボートロックを楽しんできた。今回は普通のテキサスリグだけでなく、へビーダウンショットリグ用のシンカーを使用した「フリリグ」も実釣テスト。これがかなりの威力を発揮した。
午前6時、牡鹿半島・小積浜漁港のルアーガイド船Y’Sに乗船し、スポーニングに突入した金華山周辺を目指した。11月初旬の釣行ということで、スポーニングに参加する良型のロックフィッシュが今回のターゲット。
朝方は曇りで、今にも雨が降りそうな天気。9時から本降りの予報のため、短い時間での勝負を想定しての釣行だった。接岸した根魚が好みそうな、潮通しが良く、海藻が生い茂るシャローエリアを撃っていくことに。
ロックフィッシュでもかなり使える「フリリグ」って?
この日、フィッシュアロー松本代表が使ったのが「フリリグ」。テキサスリグではテキサスシンカー(中通しオモリ)を通してフックに結ぶが、テキサスシンカーの代わりにヘビダンシンカー(管付きのオモリ)を通しただけのもの。
メリットは…
1)テキサスに比べてフォールスピードが速い。
2)テキサスリグに比べて圧倒的に根掛かりが少ない。
3)シンカーとワームが離れやすいのでノーシンカー状態が作りやすい。
4)シンカーの抵抗が少なく、バイト時に魚が違和感を感じにくい。
5)同じウエイトなら飛距離が出しやすく、キャストコントロールも容易。
といった特長が挙げられる。
「韓国の国際オープントーナメントで上位を独占し、大ブームになりました。何といっても簡単にリグれて、根掛かりしにくく、ノーシンカー状態が作れるのが特長です。つまりテキサスリグとキャロライナーリグの良い所取り!ワームのタイプによって、スローフォールやスライドフォールなど、いろいろなアクションでコントロールしやすいリグです」と松本代表。
テキサスの応用編なので、根掛かりを回避したい東北のハードロックフィッシュにも十分対応可能。また、沈みが速いので、ボートロックでちょっと水深があるポイントなど、効果的に使えばかなりの結果を期待できそう。これからのディープロックのシーズンに向けて備えておくと、有利なケースがあるかもしれない。
ソフトルアーはロックフィッシュ界でも人気沸騰中の「フラッシュJ」。皆さんすでにご存じのように、アルミを内蔵したことによるリアルなフラッシングを売りにしたシリーズ。
フラッシング効果から小魚をベイトにしている時は特に有効だが、この日のように甲殻類をベイトにしている根魚にも絶大なアピール力を誇る。実釣でも、ロックフィッシュ用に新開発された「フラッシュJグラブSW4.5インチ」、「フラッシュJシャッドSW4インチ」が大活躍だった。
■釣り人:フィッシュアロー松本代表、魚矢長谷川さん、フィッシュアローテスター佐藤さん(宮城)、澤村さん(東京)
[釣行データ]
■日時:11月2日
■天候:曇り~雨
■海上:なぎ
■風:南東・弱い
■気温:16℃
ロッド:ヤマガブランクス プロト
リール:ダイワ TWS搭載ベイトリール
ライン:YGKよつあみ PE2号
リーダー:YGKよつあみ ガリス FCアブソーバー・アンフィニ・スリム&ストロング5号
シンカー:タングステン1oz
フック:FINA ハイパートルネード
ルアー:フィッシュアロー フラッシュJシャッドSW 4インチ、フラッシュJグラブSW 4.5インチ、他
[遊漁船紹介]ルアーガイド船Y’S
■宮城・石巻市小積浜漁港
■TEL:080-2833-2055
牡鹿半島周辺一帯のロックフィッシュ、ジギング、キャスティングなどをガイドしている。出船港は牡鹿半島の南側の入り口、荻浜漁港すぐ隣の小積浜漁港
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※取材協力/フィッシュアロー、Y’S
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