ナマズの活性UP!デイゲームで期待できる秋のルアー鯰
これから秋口は水位次第で期待大
夏のデイゲームは居てもなかなか食わないナマズにローテーションで何とか食わせるという釣りだったが、秋はリトリーブでもルアーを追うようになり、リアクションで食わせることも可能な季節。
「去年も秋口がすごくよくて、着水即バイトがあったりと楽しめました。今年もそろそろいい雰囲気になってきたかな、というところでこの台風10号・・。増水している所もありますし、水路は氾濫対策で水を抜いてしまったため減水しています。元に戻るには数週間かかりそうですが、水が落ち着けばまた釣れ始めるはずです」
8月末からナマズの活性が上がってきており、これから10月にかけて秋のハイシーズンが続く。
そして11月頃、水温が15℃未満になってくるとナマズの活性は徐々に下がり始める。この頃からはアクションをスローにしたり、低活性なナマズに口を使わせるテクニックが必要になってくる。
基本に忠実にナマズゲームの醍醐味を味わえる季節
狙うエリアはほぼセオリー通り。支流(小水路)に残る個体もあれば、本来の生活圏である本流域へ戻る個体もあり、広範囲からターゲットを探して行く必要がある。流れ出しなどの変化のあるところやストラクチャー周り、小水路でも水位変化が少なく、着き場が多くあるような所は冬場にかけて長くナマズゲームを楽しめる。
釣りの展開的には基本通りのローテーションでOK。高活性な秋はトップゲーム主体で十分にナマズの反応に期待できる。
まずはアピールの大きいノイジー系ペンシル「カップラップ」で広範囲をサーチ。活性も高く、着水即バイトもある。
「カップラップ」でナマズを見つけたものの獲れなかった場合は、状況に応じて食わせやすいサイズの「ヒゲダンサー」(カップ系)、「ポンパドールJr鯰custom」(ハネモノ系)のローテーションで狙っていくのがベスト!
9月になるとシーズンも終盤戦。アングラーの多い激戦区では春先から見慣れたルアーへ反応が悪くなり、バイトまで持ち込むにはテクニックが必要なケースも。
こういったケースではナマズがラトル音、波動音を嫌うことがあり、ルアーローテーションしてアプローチに変化を加えるのが基本。
リトリーブスピードを変えてみるのも有効な手段だ。スローリトリーブでじっくり見せてバイトさせるテクニックは、秋以降の水温低下で低活性になったナマズにも効果的。逆に、ファーストリトリーブでリアクションバイトを誘発するのも一手。リトリーブ速度もこれからの季節の攻略では重要になるので頭に入れておこう。
ダブルフックキーパーでルアーチューニング!
やっておくと安心なのが鯰用ダブルフックのチューニング。この夏発売になったばかりの「ダブルフックキーパー」はフックの抜け防止に大活躍。大型のナマズが暴れてもフックが外れにくくなる。
この「ダブルフックキーパー」はカスタムチューン用のリング(穴)があり、ブレードやフェザーなどもカンタンに取り付けられる優れたアイテムだ。
「裏技的な利点なのですが、フロントフックに装置する事によりウエイトが前方寄りになり、ルアーバランスが変わって前傾気味の姿勢になります。こうすることでリトリーブ中ルアーが水をしっかり掴み、最後まで安定したアクションを演出してくれます。鯰へのアピール時間も増え、バイトチャンスが増えるでしょう♪」
ナマズシーズンもいよいよ終盤。胸高鳴る鯰の捕食音を聴きながら楽しみましょう。
◆記事に書けない裏話や質問への回答はweb版 無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!
宮城県丸森町在住のナマズマスター(ニックネーム「狂犬」)。ここ数年、力を入れるナマズゲームの他にソルト、淡水のルアーゲームを幅広くこなし、YAMATODA GUIDEで松島湾周辺エリアのフィッシングガイドも行っている。バストーナメントにも参戦中。ジャッカルフィールドスタッフ
※取材・解説/山戸田 恵一
YouTubeチャンネル登録もお願いします!