東北根魚の秋祭!第4回ロックフェスティバルin雄勝波板
2018年11月18日(日)、今年で第4回となる「ロックフェスティバルin雄勝波板(バレーヒル、ベイトブレス主催)」が開催された。この大会は根魚のイベントでは珍しいチーム戦が設定されていて、年々、チーム対抗がヒートアップ! 2018年大会は150名募集のところ約1週間で定員に到達し、過去最速でエントリーが締め切られるほどだった。
雄勝波板の検量会場に時間内に戻れればOK!
この大会は第1回から継続して石巻市雄勝波板地区「ナミイタ・ラボ」の皆さんの協力により、波板海岸を本部会場として開催されている。
今年は防波堤、護岸限定(磯、浜禁止)のレギュレーション。そのかわり帰着時間の13:30までに戻って来ることができれば、どこの漁港にいってもいいので、移動時間と実釣時間をはかりにかけての戦略が求められるのも面白いところ。
雄勝~大須崎周辺の堤防釣り場をチェック!
この日の宮城沿岸は前日からのウネリが残る状況。外海に面した波の当たるような釣り場は状況的に厳しく、風、波を避けながら、根魚が入っている場所をみつけられるかどうかがポイントになった。
雄勝周辺エリアの漁港を回ってみると、大須崎周辺の外洋向きの漁港から雄勝湾内側に回避してくるアングラーの姿が散見された。雄勝周辺は防潮堤工事などのため護岸に入れない場所も多く(立ち入り禁止、工事中エリアへの侵入は厳禁!)、また、アクセス道路が片側通行になっている所もあって、通常時より移動に時間がかかった。
バレーヒル社の注目アイテムを紹介
「CPHS-76MH」
やや短く、シャープな調子が特長のスピニングロッド。10g前後のリグを軽く操作でき、防波堤ゲームなどテクニカルに攻略可能。
「CPHC-90X」
シリーズ最強の大型ロックフィッシュ専用ベイトロッド。ヘビーロッドながら操作性を高め、遠くの根から大型根魚を確実に引き出せる
ライブフィッシュを活かしておくためのスカリ。側面は水通しの良いメッシュ、移動時などに魚を弱らせないように、底の皿部分に水が溜まるしくみになっている。40サイズバッカンにぴったり入る大きさで、非使用時は3つ折りに畳んで専用の防水パックに収納可能!
※発売中
型が崩れないハードタイプのキーパーバッカン。2個分のポンプを装着可能で、水を捨てる時に魚が飛び出しにくいネットを装備している。ロッドホルダー2本付きで竿を一時的に置いておけるのもかなり便利。「HRXロックフィッシュキーパー40」を固定するD環を装備し、組み合わせることでシステマティックに魚を活かしておくことができる。
※2019年春発売予定
ロックフィッシュ専用に開発されたワームキーパー&ブレード付きオフセットフック。スプリングキーパーとウィローブレードが最初から付いているので、パッケージから出してすぐ釣りができる。シルバー、ゴールド各1本セットで480円(予価)と大変お得。
※2019年春発売予定
ベイトブレス社は新作&新色ワームを提供!
検量に持ち込まれたロックフィッシュの釣果
大会結果と入賞者インタビュー
個人戦結果
優勝:熊谷捷紀さん2065ポイント
2位:遠藤佑紀さん1960ポイント
3位:佐々木俊さん1425ポイント
4位:中村亮義さん1145ポイント
5位:武山潤さん1135ポイント
[5位 武山潤さん]
「おととしの大会で釣りをした長面漁港に今年も入ろうとしたんですけど、大工事で入れなかったので、長面湾内に変更してランガンでポイントを探しました。たまたまピンで釣れる場所をみつけて、同じ場所をビフテキリグで、ルアーローテーしながら攻めました。そうしたらたまたま、アタリは小さかったのですが、乗ったら大きいのがきました」
[4位 フィッシング海王・中村亮義さん]
「山田(岩手県)に行こうと思ったんですけど(笑)、今日は断念して戸倉漁港で釣りました。近くにいた漁師の人に話しかけたら、『釣れるよ』と言っていたので、そこでやりました。エサ釣りの人が3人いて、その人たちが足下にやっていたので、最初は足下から。足下がだめなので、投げたら沖にちょっとした根があったので、投げて、周りのエサ釣りのおじちゃんをながめてたら釣れました。ルアーは朝もらったベタンコスリムカーリーの2.5インチ、ニューカラーのピンク(グローキャンディーシャッド)です。リグはビフテキの21g。あとは息子に釣らせたかったです」
[3位 佐々木俊さん]
「場所はここ(波板海岸)の対岸あたりの雄勝湾内。プラができなかったので、ずっと佐藤雄一さん任せでした。去年ノーフィッシュ、おととしもキーパーぎりぎりで足を引っ張っていたので、今年は釣れてよかったです。水深2~3m程度の砂地で、遠投した先にアマモをみつけたので、アマモの中をずるずる引いて釣りました。釣れたのはオスで、他にキロアップらしいラインブレイクも4回くらいありました。釣ったのはビフテキリグ35g。重めのシンカーで砂煙を出して、リアクション的なバイトを狙いました。あと、なぜか釣れるのはウォーターメロン系のカラーだけで他のカラーだとだめでした」
[2位 遠藤佑紀さん(ベッコウゾイ)]
「友達3人、ノープランで雄勝方面に行きました。釣り場に着くと人がいっぱいだったので、おもいきって十三浜方面へ移動。3か所回って、そのうち1か所で当たりました。ウネリが強かったのですが、沈み根をみつけたので、カーリーテール系のワームで狙いました。シンカーは21gでそれほど遠投せずに釣れました。あまり寝ていなかったので、ぼーっとした状態で釣れちゃいました!」
[優勝 熊谷捷紀さん]
「釣ったエリアは牡鹿の祝浜です。左右が磯になっていて、その右側の磯のキワに投げて4mほど引いた、小さいスリットが入っているところでアタりました。インターシンカー11gのチューブ系ワームで、リフト&フォールでフォールさせたあと少しシェイクして食わました。最初に同じやつがあたったんですが、フッキングしなかったので、もう一度ちょんちょんと誘ったら食ってきました」
―漁港の陸っぱりで50UPは素晴らしい釣果でした!(エビちゃん)
チーム戦結果
優勝:チームエコギアQちゃん 3055ポイント
2位:ULOS(ウルオス) 2675ポイント
3位:じゃんじゃん 2555ポイント
4位:ベッタンコ 2490ポイント
5位:チェリーブランデー 2350ポイント
[優勝:チームエコギアQちゃん]
佐々木俊さん1425
佐藤雄一さん835
鹿野栄健さん795
[2位:ULOS(ウルオス)]
武山 潤さん1135
武山 雄太さん860
濱畑 健太さん680
[3位:じゃんじゃん]
遠藤佑紀さん1960
千葉賢さん595
勝又康志さん
全員に当たる大抽選会とじゃんけん大会
表彰のあとは参加者全員のお楽しみ、確実に当たる抽選会とジャンケン大会。釣れなかった人を救済するノーフィッシュじゃんけん大会も!
2019年もバレーヒル社、ベイトブレス社の共催で同時期に開催予定とのこと。スケールアップした第5回ロックフェスも期待してお待ちいただきたい。
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※取材協力/バレーヒル、ベイトブレス、ナミイタ・ラボ
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