伊豆大島 寒グレ(メジナ)遠征記!
大島のメジナ釣りは適度にサラしている状況がベター
伊豆大島は伊豆七島の中でも1番大きな島で、周囲が50kmあります。大島の釣り場は東西に分けられていて、島の西側を表磯、東側を裏磯と呼んでいます。
釣行したのは2016年12月10日、11日。今回向かったのは表磯の方で、10日はヨコブチの本ヨコ、11日は神の根という場所に行きました。
大島は渡船が無く、荷物を持っての地磯歩きになります(車は民宿で貸し出しているものを利用。島内に1軒ある釣具店でも磯釣り専用車を貸し出している)
大島の場所の選び方の一つとして、サラシの有無が大きなポイントで、サラシが無いとメジナの釣果が出にくいとの事でした。大島は潮が緩い磯が多いため、サラシを利用しながらポイントを作って釣果につなげる必要があります。
釣行前日まで表磯は大荒れだったらしく、当日は波っ気がありサラシも出ていて、そして表磯は丁度風裏となって釣りやすいベストな状態でした。この様な状況判断は通い慣れたベテランの方や地元の釣り宿、釣具店さんでないと分からないところがあります。
この日はサラシに乗せて流すと、一番潮の効いたいい所からはコッパの尾長グレが多かったので、口太狙いに専念することに。あえてサラシから少し外して潮のヨレなどを狙ってみると、30~45cm位までの口太とイサキが終始釣れ続けました。
ロッド:DAIWA TOURNAMENT ISO AGS T-53SMT
リール:DAIWA TOURNAMENT ISO3000SH-LBD
ライン:VARIVAS トリビュート磯〔サスペンドタイプ〕2号
ウキ:キザクラ D-Flatz74 P-0
ハリス:VARIVAS ハードトップ磯 プレミアムハリス 2号
ハリ:GRANジーク グレ 尾長・真鯛 1号、2号
2日目は実績のある神の根へ
2日目は表磯の神の根と言う場所に入りました。
この日は左からの風で少し釣りにくい状況で、サラシは有るものの、潮が今一つなのかメジナの活性が上がらず、たまにコッパがポツリポツリと釣れる程度の釣果。仕掛けの馴染ませ方に苦労しました。
納竿前の最後の1投でシモリ際から何とか40cmクラスの口太を1枚取る事が出来ました(撤収間際でしたので魚の写真はありません)
使用タックルは前日とほぼ一緒で、風対策でウキとガン玉を色々替えました。
[2日目のウキ]
キザクラ D-Flatz 74P-01、0、J6号
キザクラ D.SUSⅡ&D-Win D.SUSⅡ 0号 D-Win J3
今シーズンの大島は水温が高いためか寒グレも少し遅れ気味のようです。これから水温が下がってくると、釣り方も変わってきます。大島はイサキが混じるくらいでエサ盗りは少なく釣りやすいのですが、寒くなるとメジナの食いが渋くなるので対応が必要になります。
食いが渋いようならば、まずはハリサイズを小さくすること。今回は「ジークグレ尾長・真鯛」の1号、2号を使用しましたが、寒グレが本格化すると「ジークグレ競技フカセ」の5号、6号をメインに4号までサイズダウンした方がいいこともあります。
合わせてウキを小さくして小さいアタリを取りやすいようにしたり、状況の許す限り繊細な仕掛けにしてコンディションに対応するようにします。
伊豆大島の寒グレはこれから2月にかけてハイシーズン。3月はちょっと渋くなりますが、4月には尾長グレに期待できます。今回は口太がメインでしたが、尾長グレも45cmくらいまでは実績がある釣り場です。島内ほぼ全周が釣り場になり、風向きなど条件に合わせて釣り場を選べるのも魅力です。
都心からも比較的近い離島の伊豆大島。メジナの魚影は文句なし、島内にキョンがいたりと観光資源も豊富なので、ぜひ遊びにいってみてください。
※2017年1月28日から3月26日まで、大島航路のフェリーに「観光復興支援金」が適用され、基本料金から大人1,500円引き、子供1,000円引きになります。3月一杯まで宿泊費の割引制度もあるので、島に行く機会にご活用ください。
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東北各地の他にも北陸方面や関東方面にも釣りに行きます。海の釣りは色々やりますが、最近は磯釣りの合間にテンヤマダイやタイラバに行ってます。サポートメーカー:モーリス。MFC(みなとやフィッシングクラブ)所属
※取材・テキスト/亥飼 真司
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