第一種漁港、第二種漁港と港湾の違いって?
2015年4月16日配信
【HOWTO】
【編集部】
仙台塩釜港といった港湾と石巻漁港などの漁港の違いについて。○○港という港湾の場合は物流を主目的とした港で交通、輸送の機能が集中しているのに対し、○○漁港といった場合は漁業を主目的として魚市場や水産加工、製氷施設などの機能が集まった港を指す。大型の港湾の中には以前は漁業に使っていた場所を物流拠点に特化するため近隣漁協に漁業補償金を払っている場合があり、そういった港湾は漁業権が設定されず、本来漁業権の対象となるイセエビやホタテなどを釣ることができるケースがある。
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漁港は一種、二種の区分により管轄が異なる
港湾(仙台港)
漁港名の看板に書かれた「第1種漁港」の文字
また、漁港の中にも管轄によって第1種~第4種漁港までが設定されている。そのうち利用が全国的なのが第3種漁港、特定第3種漁港で、宮城県の例だと気仙沼漁港、石巻漁港や塩釜漁港が特定第3種、渡波漁港と女川漁港が第3種漁港にあたる。次に、各地域の核となり、主に県が管轄する漁港が第2種漁港。主に市町村が管理するような地域の小漁港が第1種漁港となる。