釣行記

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青森マダイ本格シーズン![陸奥湾の真鯛釣り]

千葉 宏一 2020年12月2日 更新

青森の船マダイは竜飛周辺の津軽海峡で釣れていたものが陸奥湾内に入り始め、最盛期に突入している。コンスタントに良型がヒットしている平舘沖からのリポートです。

爆釣を夢見てハイシーズンの平舘沖へ!

6月8日、9日の両日、岩手県一関市(千厩地区)の千葉宏一さんは釣友の菅原正さんら数名とともに青森に釣行した。青森のマダイは小泊沖から始まって、竜飛沖、平舘沖はすでに釣れ盛り、ようやく陸奥湾内でも釣れ始めたという所。

今回釣行した平舘沖はハイシーズンに入っていたのだが、取材日はちょっと渋い日に当たってしまった。「ハイシーズンとはいえ、この季節に釣れるマダイは回遊してくるものですので、群れ次第で釣れ方には波があります。この日はちょうど前の週に大きな群れが入って爆釣した後で、好不調の波の谷間のような感じでした」と千葉さん。

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食い渋りの中、なんとか本命キャッチ!

釣り場は平舘の電波塔沖、陸奥湾口付近の水深40~60mくらいのエリア。やませの影響で、かなり肌寒い中での釣りとなった。本当は小潮のときに釣行するのがベストなのだが、大潮で潮が速く、カブラを底に落とすのも大変な状況。また、ベイトやタイらしい魚探反応はあっても、食いが悪いという厳しいコンディションだった。

1日目はうれしいゲストのヒラメなどもヒットしたが、菅原さんに65cmちょっとの良型がヒットした他は渋い状況。2日目も早朝3時頃から気合を入れてスタートしたものの、ショートバイトが連発して、前日よりも厳しそうな雰囲気。

 
1日目、千葉さんに最初に釣れてきたのは嬉しいゲストのヒラメ

 
食い渋りの中、菅原さんが本命の良型をキャッチ!

「最初、底の方に反応が出たので底から20mくらいを狙いました。タイラバのアンサーから始めましたが、なかなか食わないので作戦変更。結果的に中~上層の方が食いがよくて、ステイやライテンのジグを使い、キャストからのカーブフォールやリーリングで良型中心に上げることができました」と千葉さん。

 
2日目の日中は戦略を変更。メタルジグ中心に海面から20mを攻めて釣果を上げた

2日目は最大70cm、アベレージ55~60cmを4、5枚の釣果。メタルジグのカラーは日中であればイワシ系カラーが高実績。前週の釣行では朝方はゼブラレッドの調子がよかった。

今回の釣行ではマダイの食いが渋く苦戦したが、両日ともマダイらしい反応は多く、やませの影響がなくなり、水温が安定すればハイシーズンらしい釣りをできる好季。すでに陸奥湾内でも釣果が上がり始めており、7月以降は一つテンヤやブラーイソメ、ジグ&エサ釣法などで湾内も釣れ盛るようになるはずだ。

千葉さんのメインタックルはシャウト!のタイラバ用ロッド「アンサーシャフト」。スローピッチジャーク用に新製品の「セデュースSPJ」も用意した
ラインはPEジガーHGライトスペシャルの1.2号にシステムショックリーダーFCの20Lb(ともにサンライン)。もっと細くてもいいが、大型のバラシや根ズレを防ぐために余裕を持たせている。タイ用ラバージグはシャウト!のアンサー60~90g、メタルジグはステイとライテン(ともにシャウト!)の50~90gを使用した
PROFILE:千葉宏一

カレイ釣り大会で多数の入賞経験を持つカレイ競技のエキスパート。三陸をメインフィールドに、仙台湾や青森周辺にも足を延ばす。青物ジギングやマダイ、ワカサギなども得意。岩手県一関市(千厩町)在住。ささめ針フィールドモニター、サンラインフィールドテスター、下野アドバイザリースタッフ

 

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※取材・解説/千葉宏一

 

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