青森マダイ本格シーズン![陸奥湾の真鯛釣り]
爆釣を夢見てハイシーズンの平舘沖へ!
6月8日、9日の両日、岩手県一関市(千厩地区)の千葉宏一さんは釣友の菅原正さんら数名とともに青森に釣行した。青森のマダイは小泊沖から始まって、竜飛沖、平舘沖はすでに釣れ盛り、ようやく陸奥湾内でも釣れ始めたという所。
今回釣行した平舘沖はハイシーズンに入っていたのだが、取材日はちょっと渋い日に当たってしまった。「ハイシーズンとはいえ、この季節に釣れるマダイは回遊してくるものですので、群れ次第で釣れ方には波があります。この日はちょうど前の週に大きな群れが入って爆釣した後で、好不調の波の谷間のような感じでした」と千葉さん。
食い渋りの中、なんとか本命キャッチ!
釣り場は平舘の電波塔沖、陸奥湾口付近の水深40~60mくらいのエリア。やませの影響で、かなり肌寒い中での釣りとなった。本当は小潮のときに釣行するのがベストなのだが、大潮で潮が速く、カブラを底に落とすのも大変な状況。また、ベイトやタイらしい魚探反応はあっても、食いが悪いという厳しいコンディションだった。
1日目はうれしいゲストのヒラメなどもヒットしたが、菅原さんに65cmちょっとの良型がヒットした他は渋い状況。2日目も早朝3時頃から気合を入れてスタートしたものの、ショートバイトが連発して、前日よりも厳しそうな雰囲気。
「最初、底の方に反応が出たので底から20mくらいを狙いました。タイラバのアンサーから始めましたが、なかなか食わないので作戦変更。結果的に中~上層の方が食いがよくて、ステイやライテンのジグを使い、キャストからのカーブフォールやリーリングで良型中心に上げることができました」と千葉さん。
2日目は最大70cm、アベレージ55~60cmを4、5枚の釣果。メタルジグのカラーは日中であればイワシ系カラーが高実績。前週の釣行では朝方はゼブラレッドの調子がよかった。
今回の釣行ではマダイの食いが渋く苦戦したが、両日ともマダイらしい反応は多く、やませの影響がなくなり、水温が安定すればハイシーズンらしい釣りをできる好季。すでに陸奥湾内でも釣果が上がり始めており、7月以降は一つテンヤやブラーイソメ、ジグ&エサ釣法などで湾内も釣れ盛るようになるはずだ。
カレイ釣り大会で多数の入賞経験を持つカレイ競技のエキスパート。三陸をメインフィールドに、仙台湾や青森周辺にも足を延ばす。青物ジギングやマダイ、ワカサギなども得意。岩手県一関市(千厩町)在住。ささめ針フィールドモニター、サンラインフィールドテスター、下野アドバイザリースタッフ
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