釣行記

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三陸夜イカ2018シーズン好気配

大坂 章 2020年12月3日 更新

ここ数年、個体数激減による不漁の影響で高級魚に仲間入りしつつあるスルメイカだが、今季の三陸沖は比較的好調に夜イカ釣りが開幕している。大船渡越喜来湾沖のイカジギングを上州屋新盛岡店の大坂さんがレポート!

岩手県三陸沖のスルメイカは好調にスタート

今シーズンの三陸のスルメイカは、台風などの影響はありますが比較的安定して釣れ続いており、大船渡も宮古でも好調が続いています。問屋さんの展示会に合わせて東北へ来るコモジグの薦田さんと、好調が続いている大船渡のスルメイカ釣りに行って来ました。

夕方6時出船なので昼前にゆっくり起きて1時半過ぎに盛岡を出発。途中寄り道して早めの夕ご飯を食べ、港へ向かいます。

5時過ぎに小石浜港に着くと皆さんもう到着して準備をしています。薦田さんと同船するお客さん達と船に乗り込み、大船渡小石浜港の第18億幡丸にて出船。

サビキのお客さんと同船でイカジグにてスルメイカを狙います。越喜来湾を出て北上、先に投錨している同じくスルメイカ狙いの各船を横目に見ながら首崎(こうべざき)に向かいます。

速い潮に対応しつつイカジグでスルメイカを狙う

首崎手前のポイントにアンカーを入れ、いよいよ釣りスタート。

1投目、上潮が強烈に速く、後ろに流されます。上潮は後ろに流れますが、底潮は前に流れるという厄介な潮です。

水深が100mと深いポイントで、潮の流れにより大きく糸フケが出ます。最初は烏賊ジグEVOⅡダブルグローストライプカラーの100gと上にドロッパーを付けましたが、潮の影響を受けてアタリが取りにくく、アタリが有っても合わせられない事が多く、ドロッパーを外しジグ単体にして釣ります。

ジグ単体のみにしてみると、潮の影響が少なくなり釣りやすくなりました。始めはやはり底付近でのヒットが多く、速い潮に翻弄されます。

 
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潮の流れに合わせてイカジグチェンジ!

しばらくして少し潮が緩んだ所で、薦田さんが烏賊ジグハイブリッドを投入してスルメイカを連発します。

ここで自分も烏賊ジグハイブリッドを投入。何度もハイブリッドの威力を見てきましたが、この日はハイブリッドの方が圧倒的にヒットが多く、しかも型が良いスルメが釣れます。

後半は烏賊ジグハイブリッドの威力が炸裂

釣り方も、大きいワンピッチで広くタナを探る釣りと、棚が決まればそのレンジを細かく探る基本的な釣り方でスルメイカが釣れます。途中イカの棚が50m付近まで上がりそこで連発しましたが、後半は70m付近でのヒットが多く、水深と潮が有り手返しが悪く数は伸びませんでしたが、大きいスルメが釣れました。

ドロッパーを付ければ数が伸びるのですが、潮が速い時は抵抗となるのでジグのみにして抵抗を減らすという事も覚えておくと潮が速い時にも対応出来ます。また、ドロッパーを付けないことによりジグをよりダイレクトに操作出来て感度が上がるので、この日は潮が弛んでもドロッパーを付けずにイカのアタリと引きを楽しみました。

烏賊ジグEVOⅡダブルグローストライプカラー」(KOMO)
ノーマルのイカジグEVOに比べるとスリムタイプで潮の影響を受けにくく、深場や速潮時に対応するイカジグEVO2。このダブルグローストライプカラーは大坂さんが勤める上州屋新盛岡店のオリジナルカラー
【使用したタックル】
■ロッド:シマノ セフィアXTUNEメタルスッテB605M-S
■リール:シマノ ENGETU 100HG
■ライン:PE0.6号 リーダーフロロ3号
■ルアー:
KOMO 烏賊JIG HYBRID 110g
KOMO 烏賊JIG EVOⅡ ダブルグローストライプカラー100g

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PROFILE:大坂章

陸前高田市内の気仙川流域に育ち、アユ釣りや渓流釣りを得意とする上州屋新盛岡店スタッフ。海のルアーなども大好きで、三陸の青物やロックフィッシュなど、小物から大物まで色んな釣りに挑戦している

 

※取材・テキスト/大坂章
※取材協力/上州屋新盛岡店(岩手・盛岡市)

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