釣行記

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三陸越喜来 船ヒラメ盛期到来!

千葉 宏一 2021年1月7日 更新

三陸ヒラメ釣りのメッカ、越喜来湾が好シーズンを迎えている。静かな湾内でヒラメのアタリに集中!今季はマイワシエサで始まったが、カタクチイワシも入ってきて、数、型ともにこれからに期待大なのだ。

釣り場は岩手県大船渡市三陸町の越喜来湾。小石浜漁港を出港し、崎浜漁港を横に見ながら湾口へ‥
 
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越喜来湾は夏のヒラメ釣りシーズン!

岩手県大船渡市の越喜来湾は、言わずと知れた三陸ヒラメ釣りの人気釣り場だ。千葉宏一さんは釣友の菅原正さんらとともに小石浜漁港の漁富丸で出船。釣り場は越喜来湾口から首崎周辺にかけて、水深50~60mのツブ根や砂地を回った。

この日は荒れ後のウネリが若干残るものの凪いで、曇りでちょっと肌寒いコンディション。底荒れや水温の影響なのか、朝マヅメは反応が悪く、10時過ぎから本格的に釣れ出した。エサはマイワシ。エサのサイズが少し大きいためか、ヒラメは釣れれば50オーバーのまずまずサイズが揃った。

ヒラメのポイントには遊漁船が集まっていた。湾口付近のポイントのほか、岩場周りや養殖棚周り、吉浜湾の白浜沖など、越喜来湾はヒラメ向きのポイントが豊富
エサは15cmくらいのマイワシ。7月中旬以降は徐々にカタクチイワシも入ってきている

イワシが暴れ出したらアタリの前ぶれ!

「最初はシンプルな1本バリの仕掛けで狙っていたんですけど、2回か3回連続でアタリがあって乗らなかったので、孫バリ仕掛けにしてみました。エサがちょっと大きいマイワシだったので、孫バリ付きにしてから掛かりがよくなりましたね」

ハリスの長さは最初60cmくらいだったが、途中からは1mくらいに長くし、イワシを自由に泳がせてアピールする作戦。「マイワシが大きいのでエサの泳ぐ様子もハッキリわかりました。ヒラメが近付いてくるとイワシが逃げる反応があって、その前触れがあってから2~3分後にいいアタリがあるという感じでしたね」

エサが大きいぶん、釣れるヒラメのアベレージもでかい!
菅原正さんは本命をキャッチしてガッツポーズ(?)

ヒラメの活性が低いようで一気にガツンというアタリは少なく、本アタリがあったら、普段よりじっくりめに食わせてからがっちりアワせた。「大きいエサには大きいヒラメ」のセオリー通りで、小さいエサに比べてアタリは遠のくが、釣れたときの感触は最高。

また現在、三陸の各釣り船では徐々に活きエサ用のカタクチイワシも入ってきているので、大物期待のマイワシエサとともに、カタクチエサの数釣りも期待できるようになる。カタクチイワシが豊富にあるときなら2段バリで狙ってみるのも面白い(遊漁船によって禁止されている場合もあるため要確認)。三陸の船ヒラメシーズンは始まったばかり。釣況はまだまだよくなるはずなので、ぜひ足を運んでみていただきたい。

10時過ぎからは食いもよくなって、一人2~3枚、船中15枚ほどの釣果だった。千葉さんが着ているのはサンラインの「ステータス・ディアプレックスオールウェザースーツ STW-1331」。ディアプレックス素材の強力な透湿防水性によりムシムシする梅雨時でも快適に釣りができる
左)千葉さんが主に使用した「巨大ヒラメ トリプル」。大きめサイズのマイワシの尻ビレ付近にトリプルフックの孫バリを付け、フッキング率UP。エサが元気ならしっかり泳いでくれる。右)これからカタクチイワシをエサにする場合は、「ヒラメ東北太平洋仕掛」がおすすめ(商品はいずれもささめ針)
千葉さんの使ったラインは扱いやすい4本組HQ-PEの「スーパーブレイド5」。今回はLT仕様で狙ったので、PE2号に「システムショックリーダー(ナイロン)」の25Lbを2mほどセット。2段仕掛けなどを自作する場合のハリスは「トルネードVハード4号」使用(商品はすべてサンライン)
PROFILE:千葉宏一

カレイ釣り大会で多数の入賞経験を持つカレイ競技のエキスパート。三陸をメインフィールドに、仙台湾や青森周辺にも足を延ばす。青物ジギングやマダイ、ワカサギなども得意。岩手県一関市(千厩町)在住。ささめ針フィールドモニター、サンラインフィールドテスター、下野アドバイザリースタッフ

 

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※取材・解説/千葉宏一

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