春のロックフィッシュ好季!塩釜沖ボートロックで熱戦
東北の根魚ファンに春のロックフィッシュシーズン到来を告げる「2017塩釜ボートロックトーナメント」が2017年4月16日(日)に開催された。
毎年、春のシーズンインに合わせて実施しているこの大会、今季はシーズンの進みが早く根魚の動きは良好。ウネリと強風のコンディションに苦しめられたものの、ウエイイン率はまずまずの結果となった。
前日のうねりが残るものの、アイナメの活性は上々
2017年の宮城沿岸は冬から早春に水温があまり下がらなかった影響で春の訪れが少し早くなっている。例年より1~2週ほどシーズンの進みが早く、例年以上の好釣果が期待された。
ただ、大会当日は朝から前日からのウネリが残り、ロックフィッシュゲームにはちょっと難しいコンディション。普段、陸っぱり釣行が多いアングラーの中からは船酔いを心配する声も聞かれた。
本当の偏光グラス「TALEX」の実力
佐藤尚行さんとハンター塩津さんが使用するTALEX偏光グラス。ギラギラを抑えてラインやティップの動きも見えやすくなるので、快適な視界が釣りの助けになる。シャローの釣り場ではストラクチャーの構造や藻の状態がまるわかり。また、TALEXはレンズカラーが豊富なので、晴天時のみならず、朝夕のマヅメや曇天時などにも対応。釣りだけでなく、ドライビングや街歩き用にも持っておきたいアイテムだ。
■フレーム:「ウェッジ ブラウンデミDL(サイトマスター)」
エッジの効いたスポーツモデルらしいデザインだけでなく、遮光性や視野にも優れた度付き対応のフレーム。
■レンズ:「TALEXトゥルービューPGRミラーコーティング」(タレックスレンズ)
トゥルービュー20周年記念限定カラー。角度によりパープルからレッドにグラデーションしながら変化
■フレーム:「ヴェロ 2nd」(ジールオプティクス)
アングラーに絶大な信頼を誇るジールのヴェロシリーズ。遮光性やフィット感などバランスが良く、使ってみれば人気に納得。
■レンズ:「TALEXトゥルービューSBミラーコーティング」(タレックスレンズ)
トゥルービュー20周年記念カラー。ブルーベースにシルバーを合わせ、爽やかな青系のミラーカラー
【和真メガネ仙台長町店】
■仙台市太白区、地下鉄仙台南駅隣接「ザ・モール仙台長町」3階
■営業時間:10~21時
■TEL:022-308-2911
ウネリの中、底を取りづらくある程度はテクニックが必要な状況。アーネストの佐藤さんは「たまたまルアーが底に入って食うこともありますが、それは偶然のケース。ウネリがある中、ちゃんと底潮に合わせて、潮に漂わせるようにするとバイトすることが多いですね」
シーズン初期のディープロックということでルアーはバークレイの「ガルプ!パルスワーム」を使う人が圧倒的に多かったが、シャッドテール系のワームにもかなり食ってきていた。ボトムをしっかりと取るのは基本として、ベイトへの反応、根魚の活性自体は徐々に上向いているようだった。
網地島周りの水深20mラインで良型が連発
その後、場所を移動して、網地島周辺の水深20m前後のエリアへ。こちらに来てから少しサイズアップ、中型サイズがコンスタントに混じり始めた。
検量 ~続々と良型アイナメが持ち込まれた~
1位 鹿糠 祐弥 2,490g
2位 須藤 史人 2,170g
3位 齋藤 勝俊 2,150g
4位 西島 篤 2,140g
5位 畑中 健 1,880g
6位 向井 英彦 1,800g
大物賞:西島 篤 1,620g
※敬称略
18gのタングステンシンカーに「ガルプ!パルスワーム」ですぐに1本を釣り、その後も順調に追加できた
ボトムをとり、ポーズをとるという食わせ方で釣果を上げた。ワームは「ガルプ!パルスクロー」。釣った魚がもろパルスクローというカニを吐き出し、パルスクローがぴったりマッチした
1オンスのタングステンシンカーを使っていたが、ウネリが強かったので途中から「ボトムコップフリータイプ」21gの2個付けで42gくらいにしてボトムを取りやすくした。巻いたりするのはあまり良くなく、ボトムに落としてリアクションメインで狙った
「アイシャッドテール3.8インチ(ジャッカル)」を使用し、フォールを中心にラインでアタリを取って釣った
最初、ウネリに水深も結構あって底が取れなかったので、シンカー21gを30gに重くして狙った。ワームはガルプ!の「パルスクロー」と「パルスワーム」
アイナメ2本の釣果。検量の際はあと1本揃えれば・・と残念がられたが、2本とも良型を揃えて見事優勝。ナチュラル系カラーでリアクションバイトを狙って攻めたのがよかった
入賞者インタビューを行ったハンター塩津氏は、「今日は重めのシンカーで落としてリアクションで食わせると良かったようです。私は今回は小さいのしか釣れませんでしたが、パルスクローを信じて使えばよかった(笑)」
「それにしても例年に比べると数が釣れて、3本揃えた人が多かったのが印象的でした。例年だとこの季節は1本、2本釣るのが精いっぱいだったので、今年は根魚がいい反応をしていました。また、皆さん、大型船からの釣りにも大分慣れたように感じました」
佐藤尚行さんは、「今年は小中型のアイナメが非常に元気で、例年よりいい釣果に恵まれました。冬に水温があまり下がらず、1~2週間ほどシーズンが早く進んでいる状況です。雪しろの影響も少な目なので、ゴールデンウィークには順調に盛期に突入するでしょう」
数年ぶりの塩津さんとの釣りも楽しんだ佐藤船長。いよいよロックフィッシュ盛期の到来。松島湾周辺エリアは牡鹿周辺よりもシーズンの入りが早く、シャローの藻場の釣りも間もなくスタートする。
例年、春のシーズンの入りは大型から釣れ出す傾向があり、去年(2016年)も4月に50UPを1日で5本も釣った人がいた。釣れ出してから動き出すと少し遅くなってしまうので、早めに始動するのがオススメだ。
【遊漁船情報】アーネスト
■TEL:090-3641-4621
◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!