千葉県外房太海エリアの寒グレ(メジナ)【ウキフカセ釣り】
鴨川の南に位置する太海エリアに釣行
1月28日、29日と千葉県鴨川市太海エリアに釣行しました。
両日とも太海エリアにある「蛸坊主」という磯に上がりました。28日は沖にある「雨乞い」との間を狙い、40cm前後のクロダイ2枚と35~36cmのメジナが2枚、40オーバーが1枚の釣果でした。
この2日間は18~19℃ほどまで水温が上がり、木っ端メジナが乱舞している状況でしたが、初日の自分のポイントでは木っ端メジナもおらず、良型が釣れてくれました。
W名人からアドバイスを頂き釣りを始めました。始めのうちはクロダイが居たせいか、メジナらしきアタリがありませんでしたが、クロダイを2枚釣った後からメジナが釣れ出しました。
2日目は同じ磯の違うポイントから竿を出しましたが、今度のポイントは足元から沖まで一面木っ端メジナでエサも数秒と持ちません。木っ端メジナの多くは尾長メジナで、あっちこっちと探っていき若干大きな口太メジナの居る所は見つけましたが、前日ほどのサイズは出ませんでした。
ピンポイント攻略を意識
1日目と2日目、入った場所によって明暗を分ける結果となりました。ここのエリアのメジナは伊豆半島より難しいとも言われ、かなりシビアな釣りになります。
型を狙うには大きいのが着いている場所をピンポイントで狙うことが不可欠です。かなり浅いスリットなど、意外な場所に着いていることも多く、軽めの仕掛けにこだわらずにポイントを攻めていくことが必要になります。根のキワまで攻められるように、ハリスは根ズレに強い「ハードトップ磯プレミアムハリス」の1.7号、ちょっと太目を使用しました。
1日目のポイントでは「そこは釣り座の真正面しか釣れないんだ」とW名人に言われていて、実際その通りの結果になりました。潮の効くところはエサ盗りが多く、本命の着いている場所が分からないと全く釣りにならない可能性もあります。慣れない方は、釣り場をよく知っている人に着き場を確認しておいた方が確実です。
北にも鴨川、鯛の浦、安房小湊と釣り場が続く
現在は水温も下がり、木っ端もそれほどうるさくなくなっているはずです。太海エリアは3月いっぱいまでがコマセの解禁となっていて、シーズンはあと1か月ほど。
好季の寒グレに加え、房総半島では東北より2か月ほど早く、クロダイがノッコミのハシリのシーズンに入ります。外房側より東京湾内の内房側の方が若干シーズンが早く、金谷方面ではクロダイが釣れ出したとの情報も。太海エリアは終盤になりますが、3月下旬頃にはマダイも期待できます。コマセが禁止になる4月以降はイシダイなど底物が中心の釣り場です。
太海の渡船は新海荘を利用しました。日曜日などは大会が入っていることも多く、主な磯は貸し切り状態になっていることもあります。釣行の際は事前に電話連絡等で確認される事をオススメします。
■ロッド
TOURNAMENT ISO AGS 1.25号-53
■リール
TOURNAMENT ISO 3000SH-LBD
■道糸:VARIVASバーマックス磯ゼロフカセ1.75号
■ハリス:VARIVASハードトップ磯プレミアムハリス1.7号
■ハリ:
GRANジークグレ競技フカセ5号
GRANジークグレのませ5号
■バッカン類
VARIVASハードバッカン40cm
VARIVASエサバッカン
VARIVASキーパーバッカン
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東北各地の他にも北陸方面や関東方面にも釣りに行きます。海の釣りは色々やりますが、最近は磯釣りの合間にテンヤマダイやタイラバに行ってます。サポートメーカー:モーリス。MFC(みなとやフィッシングクラブ)所属
※取材・テキスト/亥飼 真司