釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!
  • 船カレイシーズン先取り!仙台湾のマガレイ

    伊藤 育男 2021年3月22日 更新

    宮城のカレイ釣りはこれからがハイシーズン。大型魚礁のマガレイは例年、夏から秋にかけていったん釣況が悪くなるが、秋以降は冬場の産卵期に向けて魚の活性が上がってくる。

    9月21日、伊藤育男さんは開発中のがまかつのニューロッドのテストのため、同社テスターの菅野順也さんや開発スタッフらとともに塩釜沖に釣行した。がまかつロッドはテスターと開発陣が念入りにテストすることで、信頼の品質を保っている。

    このニューロッドの発売時期は未定ながら、天鰈幻の汎用型モデルとして開発中。プロトタイプは20~25号クラスと30~40号クラスの2本。前日の20日は志津川湾で20~25号をテストし、この日は30~40号のテストのため塩釜・えびす屋丸に乗船して仙台湾で竿を出した。
    ※2014年10月掲載の記事です。

    第1回・ 東北船カレイ釣り選手権大会

    今回の主目的はカレイ竿のテスト
     
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    夏の不調を抜け カレイの調子は上向き!

    仙台湾のマガレイは夏場の不調から立ち直ってきたところ。今年はヒラメが絶好調のため「ヒラメの方が数が釣れる」と言われるほどだったが、この日はたしかに数はそれほどではないものの、良型中心に釣れて楽しめた。

    釣り場は水深40m前後の大型魚礁周辺ではなく、水深30m程度の浅場。泥底のポイントはいいエサ場になっているらしく、マガレイ中心にマコガレイも良型が混じった。時間により釣果にはムラがあったが、ダブルで釣れる場面も。

    水深30mの浅場のポイントは他船も多くみられた
    良型を釣り上げたのはがまかつ社の梶本さん。鮎竿、磯竿、ジギングロッドなどなど、あらゆるジャンルの竿を開発してきているがまかつロッドの開発リーダー。カレイ釣りが本当に好きだそうで、必ず実釣して納得のいく竿に仕上げているのだ
    菅野順也さんもテスターとして参加
    こちらのロッドは天鰈幻よりリーズナブルな汎用モデルになる予定

    また、乗り合い船には初心者のグループが多く、マイボートを持っていてジギング船にも乗っているが、カレイ船は初めてという人や、カレイ2回目のファミリーもいた。運よく同船していた育男さんのアドバイスも受けながら、仙台湾のカレイ釣りを楽しんでいた。

    マコガレイを釣り上げたのは、ジギング船やマイボートで沖に出ているがカレイ船は初めてという方
    こちらのファミリーグループで来ていた方はカレイ釣りは2回目。育男さんの特別レクチャーも受けながらカレイのアタリを楽しんでいた

    伊藤さんは自身が生みだした「育男の仕掛け」を使い、この日はスタンダードな3本バリのIK-01がコンスタントに釣れた。食いが渋い時でも安定の釣果が期待できる。ただ、完全に食いが止まってしまったような時は、両テンビンのIK-03や宙誘バリの付いたIK-04に食ってくることが多かった。エサ食いが渋く何をしても釣れない時は他よりアピールのある仕掛けが効くケースもある。

    仙台湾、三陸のカレイ船もそろそろいい季節。これから水温が下がるとともに食い気が出てきて、子持ちも釣れるようになる。今季も最高のシーズンを楽しみたい。

    盛期の釣れっぷりではなかったものの、しっかりダブルで釣れてくる場面も
    菅野さんもダブルでキャッチ!
    カレイのシーズンはいよいよこれから
    水温が下がるまではハナダイ(チダイ)も期待できる
    「10月26日には十三浜で育男の仕掛け杯争奪第1回・ 東北船カレイ釣り選手権大会も開催します。船の数に限りがあるため残りはあと僅かになりますが、まだ若干名を募集していますので、興味のある方のエントリーをお待ちしていますよ」と伊藤さん

    [遊漁船紹介]船宿えびす屋
    宮城県塩竃市塩釜まがき港から出船
    ■TEL:022-362-2220
    塩釜遊漁船のリーダー的存在、伊藤栄明さんが代表を務める。仙台湾大型魚礁のマガレイ人気を牽引し、近年は秋のワラサジギング船も大盛況。藻塩事業や松島湾アマモ場再生活動などを通して地域の復興発展にも力を入れている。

    ◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!

    PROFILE:伊藤育男

    10代にしてカレイ釣り大会に優勝した経歴を持つ、東北屈指のカレイ釣り職人。ここ数年は、船釣りをメインに、もっぱら楽しい釣りを追求中。がまかつフィールドテスター、サンラインフィールドテスター

     

    ※取材・解説/伊藤育男
    ※取材協力/えびす屋

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