ハイシーズンの金華山行脚[ハンター塩津]
MAX梅雨モードなここ最近の三陸。いよいよ初夏ロックも最盛期を迎えてまいりました。
今年はホンダワラの生育は悪いものの、全体的にみるとコンブの生育は良いようです。海藻の生長が良ければ必然的にベイトも寄り、それを喰らうロックフィッシュもシャローへ上がってくる!
冷水塊に悩まされた前半戦を巻き返すいい流れにやっとなってきたんではないでしょうかね♪
さてさて、そんなハイシーズンですから私も愛しのロックフィッシュに会いに行かない訳にはいきません(笑)。今回はここ最近やっと調子を上げてきたという毎度お馴染みな金華山へ行ってまいりました!
※2014年7月掲載の記事です。
>釣果速報にオカッパリ釣果掲載中!
聖地の主=巨大ベッコウゾイを求めて
朝6時に金華山到着。
今回は登山ルートは回避してロングトレッキングルートでのんびり灯台方面へ向かいます。ちなみに登山ルートはこの季節からヒルやマムシが大量に出るのでオススメ出来ません。
金華山は非日常的なことが日常的に起こる場所です。自然を甘く見ると痛い目に会うだけならまだしも、命を落とす危険性もありますので安全対策は万全にして無理せず釣りを楽しんで下さい♪
おっと話しが逸れました(汗)
港を出発して目指す灯台までは約6.5km。途中あちこち道が無くなっていて歩き辛いですが、早歩きで凡そ1時間20分。この季節は水分を沢山持ち歩くので結構いいエクササイズになります。
まずは最近好調な灯台近くのポイント「チップ」 からスタート。活性を調べる意味でビッグワームからスタートです。
期待を込めてファーストキャスト~
…何もな~し
第2投目~
…何もな~し
しばらくキープキャスト~。
・・・何もな~し…(涙)
ハイシーズンですし最近好調と噂の金華山でしたがどうやら何かがおかしい…。前日から吹き荒れたヤマセと波で水温が低下したのが原因っぽいですね。
「まぁ来たからには活性が悪かろうが何とかして釣ってやろうではないか!」 と鼓舞してワームをダウンサイジングして丁寧に探ると…。
やはり何もな~し…(汗)
そんな激渋な状況でパターンを見つけたのか、大先生が42cmほどのアイナメをパルスクローでGET!
パルスクローをキャストしてポイントに入れたら、手を止めてステイさせるとバイトが来るとのこと…。めっちゃ渋いみたいですね(汗)
完全に激渋な居喰いパターン。魚はいるけど喰わないケースです。時間はちょうど潮止まり。せめて潮が動けばいいんでしょうが…。
その後もしばらくあの手この手を尽くすもノーな感じなので思いきって移動を選択。風はかなり爆で吹いてますが、ウネリが当たっていないようなので灯台下へエントリー。
まずは灯台下ディープを攻めて…
無反応(汗)
お次はミドル水深エリアを攻めて…
「モソモソ」
?バイトなの?ってくらい小さなバイトでようやくファーストフィッシュGET!
ヒットパターンはパルスクローでステイです。ヤル気がないんですね~(涙)。しかしここでもバイトはそれのみです。ヤバイ予感満載でございます…。
今度はポイントをシャロー側へ移動。
このタイミングで潮も動き出したので「少しは活性が上がるかな?」と安易な考えでワームを再度8インチジャンボチガークロー(改)にチェンジ。
で、ファーストキャスト~♪
沖のブレイクラインは無反応で通過~。そして手前のブレイクのショルダーで少しステイさせると…
「ぐん♪」
と押さえ込むナイスバイト!
全力アワセを入れると痛恨の空振りんぐ(汗)
魚は間違いなくいる!!!ラインをチェックし、フックポイントもチェック、ワームもしっかり付けていよいよ渾身のキャスト!
そして先程バイトが来たブレイクにワームが入ると…
「ぐん♪」
ひと呼吸入れて軽くテンションを掛け、ワームをフッキングしやすいポジションに向けてから一気に全力アワセ!
「ドフ!」っとかなりの重量感!!コンブの中で喰ったのでサイズはわからないが結構なサイズ?
こんな時に短いロッドだと根に擦れてブレイクしたりしてバラシの原因になります。金華山で釣りをするときは足場も高いので8フィート以上のヘビーロッドが○。ちなみにリールもハイギヤの方が根に巻かれることなく一気にランディング出来るのでオススメですね。
海藻のジャングルから引きずり出し高い足場なので一気にゴボウ抜きランディング!
サイズは46cmとまぁまぁでしたが、この季節のベッコウは筋肉質でめっちゃパワフル。姿見るまで50アップだと思ってました(汗)
この季節のベッコウは数匹単位で行動している場合が多いので1匹釣れたら粘ることをオススメします。そして~ 案の定立て続けにツーバイト!…を空振り(涙)
潮が動き口は使い出したようですがやはりまだ活性は低いようです。そこで今度はバイトが出た場所付近にパルスクローでフォローを入れセカンドバイト(喰いなおし)を狙う作戦にチェンジ。
パルスクローにかえて数キャスト…。
中層で謎の「コッ…」っと軽いバイト?って頭の中は「?」マークいっぱいでしたが姿が見えて納得♪
パルスクローをバッコリ喰ってきたナイスサイズなメバルちゃんでした。
初夏のベッコウはメバルと同じエリアに着く傾向が強いので磯でメバルが釣れたらベッコウがいる可能性も濃厚になります。
だがしかし先程のバイトの主はコレではないはず…。
角度を少し変えながら丹念に探りなおし。そして数キャスト目にブレイクのショルダーにちょうどワームが差し掛かったところで「モゾ」っと海藻に引っ掛かった?的な低活性なベッコウ特有のバイト!!
ひと呼吸入れてからパワフルフッキング!剛よく剛を制す(笑)。タックルパワーで魚に主導権を与えず一気に勝負。
これまた筋肉質の初夏らしいナイスベッコウ♪コレが釣りたくて金華山に通ってるって言っても過言ではないです。
さて、その後は反応もなくなりポイント移動。シャローのポイントで大先生がベッコウとアイナメを追加したのみで雨と風が強くなり荒れてきたので磯は強制終了…。
堤防では最後に粘りに粘って40ちょいのアイナメを追加したのみ(汗)
今回は天候が微妙なため尻窄みな感じでしたが、今がまさにハイシーズンなロックフィッシュ!モンスターサイズも出る季節なので今の季節を逃さず是非フィールドに足を運んで下さいね♪
■ロッド:アブガルシア プロトロッド
■リール:アブガルシア Revo Elite ロケット9
■ワーム:
ガルプ!パルスクロー
パワーベイト ジャンボチガークロー(改)
■ライン:サンライン プロトライン16Lb
■フック:
がまかつ ワーム316 2/0~3/0
がまかつ ワーム316R エリートツアラー 5/0
■シンカー:ティクト ボトムコップ1/2~1・1/2オンス
■偏光グラス:
ジール ヴェロ2nd
TALEXレンズ アクションコパー
※和真メガネ仙台本店
■ベスト:パズデザイン ULTIMATE V-2
■ウェア:パズデザイン
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磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつ、ティクトフィールドテスター
※ハンターブログ http://yaplog.jp/jgfahunter/
※取材・テキスト/塩津 紀彦