釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

岩手の磯ロックを熱く盛り上げろ!後編

編集部 2021年3月29日 更新

11月に入って、岩手沿岸南部の釜石や大船渡でアイナメの乗っ込みが盛期を迎えている。「釣り河北・陸っぱりロックin釜石」は、まだまだシーズン序盤だった10月19日に開催。後編は、大会結果と各メーカーブースの詳細な模様を中心にまとめました。※2013年掲載の記事です。

[前編はこちら]

全体に小中型が多い中、良型を持ち込む人も!

昼12時より大会本部の「釜石・大槌地域産業育成センター」で検量をスタートすると、続々と釣果が持ち込まれた。10月19日時点で アイナメの乗っ込みが本格化するには2週間ほど早いかな?という感じで、直前に通過した台風のウネリで全体に厳しい状況。3本のリミットメイクをできたのは約半数だったが、それでも1.5kg超の良型をキャッチした人も何人かいた。なお、今回の大会ではデッドフィッシュもしっかりと検量し、アングラーには責任を持って釣果を持ち帰っていただいた。

アイナメ、ソイ類3尾の重量を検量
今回はライブフィッシュ限定ではなかったが、しっかり活かして持ち込むトーナメンターも多数見受けられた
中には1.5kgを超す良型をキャッチした人も
厳しい条件の中、続々と持ち込まれる釣果にハンターも興味しんしん
小中型が多い中で、アベレージを超すサイズをどれだけ揃えられるかが勝負の分かれ目になった
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各ブース展示アイテムのご紹介!

大会本部に設けられたメーカーブースでは、これからのシーズンに使えるロックフィッシュアイテムの数々がズラリ!ここでは各社の担当者にイチ推しのアイテムを紹介していただいた。

【ピュア・フィッシング・ジャパン】

バークレイからは「ソルトウォーター パルスワーム3.8インチ」が新発売!待望のパワーベイト素材を使った新作で、幅が広く数の多くなったリブと、大きめのテールがアピール大!またガルプ!に比べて軟らかい素材により食いこみ性もいいのが特長。10月下旬発売の、今季注目の一品
限定グッズの販売コーナーが大盛況!「ガルプ!パルスクロー」のイベント限定カラー・クリアピンクは一人2袋まで。「釣れそ~」と好評でした

【シマノ】

2013年は「エクセンスDC」に左ハンドルが新追加。これに「エクセンスB804M/R」の組み合わせがオススメ。シーバス用ベイトだが、オールラウンダーな設計でロックにも適。スパイラルXとハイパワーXのダブル構造を採用し、32gの標準負荷以上のパワーを発揮する。また、サクラマスシーズンには「カーディフモンスターリミテッド」。TWシリーズはザウルス派に、DPシリーズはこれまでウエダ派だった人におすすめの調子に仕上がっている
実際のタックルに触って試せる貴重なチャンスとなった

【ベイトブレス】

ベイトブレスからは「ベタンコスリム3」が新発売!フラットな側面と背ビレのフラッシングにリブの波動も加わりアピール大!小魚をエサにしている時のスイミングはもちろん、基本のフォールも秀逸で、甲殻類パターンにも◎。鮮やかな13色のカラーラインナップを揃え、蓄光系カラーは夜のクロソイゲームに高実績。

【ドレス】

ドレス定番のフィッシュグリップの新製品「グラスパーヘビー」。クロウ部(爪の部分)の強度をUPし、開きとフトコロを広く取ったことでビッグフィッシュに対応した。また、「GATLING TITAN ライト」は、チタン素材をベースに使用した軽量、ハイグリップなカスタムハンドル。シマノ用のSシリーズとダイワ用のDシリーズがあり

【ヴァンフック】

ヴァンフックのオフセットフック「ワーム55」シリーズはヘビーワイヤー&ミニバーブ仕様でロックフィッシュにも好適。写真の「ワーム55B Flat」はややゲイプが浅いタイプ

【バレーヒル】

左)「ジャックセイバーSX(ミッション)」はスロージギングや鯛カブラといった近海ジギングロッドシリーズ。4軸カーボンを採用することでバット部の粘りを持たせて大型魚にも対応。優れた実釣性能と高コストパフォーマンスが魅力。
右)「サイファリストHRX(ミッション)」。北日本でテストを重ねて開発されたハードロックフィッシュ専用ロッド。高いコストパファオーマンスを実現しながら、しっかり磯でも楽しめる性能を発揮。スピニング、ベイトそれぞれ2モデルで幅広いエリアに対応可能

【和真メガネ】

ハンター塩津も使用している「タレックス偏光レンズ」は、圧倒的な見やすさと、豊富なカラーバリエーションが特長。磯ロックでは海中の藻や岩の様子をしっかり把握でき、魚がシャローに入るのっこみシーズンは魚の動きまで分かる場合もある。TALEXプロショップ・和真メガネ仙台本店なら、専門家がユーザーの好みや視力に合わせて最適なセッティングを選んでくれるので任せて安心
タレックスレンズの試供品でレンズカラーによる見え方の違いをチェックする参加者たち

40オーバーを3本揃えた兼澤さんが優勝!

検量の間にメーカーブースで情報収集とお買い物を済ませていよいよ表彰式。根魚ルアーのレベルの高さゆえか、シーズンとコンディションの割には上々の釣果となった今大会。塩津さんの総評は、「台風のウネリの影響があって全体に渋い中、北のエリアは特に渋い印象で、南寄りのエリアを選んだ方が比較的よかったのではないでしょうか」

岩手沿岸の漁港はまだかさ上げや岸壁修復の工事中の所も多いが、復興は着実に進んでいる。参加者の中には釣りをすること自体が震災後は初めてという人もみられたものの、プラ釣行をした人も含めて、磯ロックを楽しむアングラーは着実に戻りつつある。

11月に入る頃からは、釜石周辺エリア全域でアイナメがのっこみの最盛期に入っている。釣具オヤマの小山哲平さんによれば、「50クラスはなかなか出ないものの、35~45cmならコンスタントに数が釣れますよ」とのこと。秋冬のハイシーズン、皆さんにも最高のロックフィッシュゲームを楽しんでいただきたい。それが結果的にこれからの三陸を盛り上げることにつながっていくはずだ。

帰着申告、検量終了後、すみやかに表彰式を行い、上位入賞者を発表
優勝者の兼澤幸男さんには副賞の「アブ・ガルシア ロックスイーパー722EXH MGS」が贈呈された
上位入賞者には塩津さんからインタビュー。吉浜の湾奥側の磯に入り、型揃いのトータル3.1kgの釣果を上げて優勝した兼澤さんは、「まさか優勝できるとは思っていませんでした。機会があればまた参加したいと思います」とコメント
[上位入賞者の皆さん]
■2位:倉又一平さん
唐丹町の大石漁港の堤防で始めて30cm前後が数釣れていたが、なかなかいいサイズは出なかった。そんな状況の下、手堅く攻めて40cm級を集め、見事2位入賞!
■3位&アイナメ大物賞:鹿野栄健さん
釣行記などでもおなじみ鹿野さんは、54cm、2.06kgの大物アイナメを柱に3本を揃えたが、3本目のウエイトがもう少しあれば‥というちょっと惜しい3位。外洋から離れて緩いところを狙った。ヒットルアーはバグアンツ、ジャンボパラマックス(エコギア)、ラグゼA.C.Sマルチクロー(がまかつ)。釜石エリアに来るのは震災後初めてだったが、久々の釜石を満喫できて楽しかったとのこと
■ソイ大物賞:杉本啓さん
ソイ類の最大魚は0.43kgのマゾイを釣った杉本啓さん。今回最年少の14歳。仲間と一緒に大槌ホテル下の磯に入り、アタリの少ない状況ながらバグジィー(ベイトブレス)で貴重な1本をキャッチした
■レディース賞:佐々木友さん
見事3本を揃えてリミットメイク(1.23kg)。女性ハンター・塩津めぐみさんを抑えてレディース賞に輝いた

[総合順位はこちら]

ブース出展メーカーの担当者から、それぞれ商品説明があり、参加者達も最新情報をチェックしていた
ハンター塩津氏は和真メガネでオーダーした愛用の偏光グラスを紹介
大抽選会では参加者全員が賞品を手にした
ハンター塩津杯ジャンケン大会も実施。勝者にはここでしか手に入らない(?)、ハンター愛の詰め合わせセットを進呈!
ジャンケン部門の総合勝者はこちらの方。ハンター賞に続き、上の商品紹介でも出てきた「サイファリストHRX(ミッション)」もGET!

イベントの速報結果はこちら

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