簡単な一夜干し、風干しの作り方
ちょっと水っぽい魚や香りのある魚など、塩味をつけて軽く干すだけで簡易的な干物にすることができる。作り方を覚えてしまえばどんな魚種でも出来るので、たくさん釣れすぎて一度に食べきれない時など、一夜干しにして冷凍しておくと、いつでも食べることができて便利。
アジやカマスなどは背開き、腹開きに開いてから、カタクチイワシやワカサギなどの小魚はそのまま丸ごと干すだけ。干す前には必ず塩で味付けをする。味付けの方法は色々あるが、食塩を溶かした水に30分ほど浸すのが簡単。塩をしみ込ませたら干し網などで数時間から半日、一晩くらい干す。また、冷蔵庫には内部を乾燥させる性質があるので、家庭で魚の数が少ないようなら、脱水シートやザルなどを使って冷蔵庫を使って干すこともできる。
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干す前に塩水に漬ける
バットなどに5%くらいの食塩水を作り、30分ほど浸す。好みでダシ用のコンブを入れたり、酒、ミリンを加えて味付けしてもよい
魚干し網で干す場合
釣具店、ホームセンターなどで魚を干すための2段、3段の網が市販されている。この中に味を付けた魚を並べて軒下などの日陰で陰干しにする。気温、天候にもよるが、自然乾燥なので半日か一晩くらい置くと適度に水分が抜けるはず。干し時間は好みで調整するといい。
冷蔵庫で干す
家庭でよく行われているのが冷蔵庫干し。近年は水分だけを吸い取る「脱水シート」が発売されており、このシートにくるんで冷蔵庫に入れておけば1時間ほどの短時間で干し物が出来上がる。
脱水シートが無い場合、ザルなどに乗せて冷蔵庫内の通風口の近くに置いておくことでも一夜干しができる。こちらは自然乾燥と同じくらい時間がかかる。ザルの下に空気が通るスペースを作るのがコツ。