釣行記

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連載 ハンター式磯ロック攻略術☆【第22回】厳しい夏の遊び方マニュアル

塩津 紀彦 2022年2月9日 更新
※この記事は2015年8月にプレミアムサービスの連載記事として配信されたものです。

【第22回】厳しい夏の遊び方マニュアル

もう言い飽きましたが今年はほんとに暑いッス…。
「この暑さではロックフィッシュなんか釣れないのでは?」
っとお思いの方も多いでしょうけど実は意外や意外? 何とかなるもんで人間側が暑さに負けなければ、渋いながらも元気な愛しのロックフィッシュちゃんに出逢えちゃうんです♪

とは言っても真夏には真夏のパターンがあるので、今回は先日に行った金華山での釣行を参考に真夏のパターンを解説したいと思います。

真夏はなんと言っても狙いは朝マヅメ

真夏のロックフィッシュを狙うならば、なんと言ってもゴールデンタイムはズバリ水温が上がりきらない朝。

海は気温による水温の上昇は比較的鈍いものの、やはり冷水がお好みなロックフィッシュには水温の上昇は致命傷…。眠い目を擦りながら頑張ってモーニングを狙うのが鉄則です♪

THE夏枯れ!(笑)

海藻が高水温で枯れてしまうためシャローにいたロックフィッシュ達はこの季節になると沖へ離れてしまう個体が多くなります。海藻がプアな状態になるため海藻につく甲殻類をメインベイトにする甲殻パターンへの反応は鈍めになる傾向があります。

狙うポイントは岬の先端 潮が当たるエリア
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さすがに真夏ともなると人間と同じように少しでも涼しい場所でジッとしていることが多くなります。

潮が当たるエリアで、さらにサラシか出来るような水が動く場所、外洋側から冷たい水が供給される場所、ディープの冷たい水が供給されやすいディープに隣接した場所なんかが狙いのポイントになります。

まず今回はモーニングバイトをとるためアピール力の強い10インチイールからスタート♪

朝マヅメは活性も高い魚が多いのと、早い段階で当日の魚のポジションや活性を見るパイロットルアー的な使い方でビッグワームを多用します。

すると開始から10投くらいで抑え込むようなベッコウバイト♪しっかり喰わせてからフルパワーフッキング!

46センチのナイスベッコウ

根に巻かれないように一気にランディングすると、この季節としてはなかなかのナイスベッコウ♪

しかしここから反応がサッパリ無くなり夏らしい渋々モード突入…。あちこち移動しながら撃つもバイトはなし…。そして潮が上げ潮になるとようやくポツポツと反応が出始めるようになります。

真夏はリアクション&フラッシングに魚がいい反応を示すときが多いので、28グラムのメタルジグにルアーをチェンジ。

ボトムを1回取って、ワンピッチジャークで3~4回巻き上げてまたボトムを取り…の繰り返しで

30センチクラスながらもパタパタと5匹ほど水揚げ♪

しかし、サイズがイマイチなので、大型はまだ速い動きには反応しないのか?と思い甲殻パターンでネチネチ探る作戦に。すると渋いバイトを拾いながら

4匹ほどキモ~チだけサイズアップ(笑)

30センチくらいのムラソイ

ついでに潮溜まりでワームの動きを見ていたらムラソイが岩影から出てきてヒット(笑)

ちょっとだけ得した気分です♪

さてさて、磯を後にして最後は堤防で遊ぶことに。この季節の堤防はいろんな魚が回ってきているので侮れません。

メタルジグを使って五目釣り。動かし方は磯でやったのと同じでクイックイックイッからフォール~的な感じです♪

メバル
サバ
ベッコウ
隣でやってた熊谷さんはシーバス
これは前回の釣行時に堤防で釣れたヒラメ

夏の堤防はアイナメ以外にもこんなに沢山の魚が顔を見せてくれます♪ ライトショアジギング楽しいですよ~。

真夏はなかなか渋くて厳しい季節ではありますが、ジグやワームを駆使して水が動くエリアで水深があるエリアを丹念に攻めれば魚に出会うチャンスは必ずあります。

熱中症には充分に注意してフィールドに出掛けて楽しんで下さいね♪

PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつ、ティクト フィールドテスター

 

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