[連載]仙台湾ルアーフィッシング大攻略(プレミアム版)第九回 春ロックの前兆!?
第九回 春ロックの前兆!?
春ロックのメインベイトはエビ類から始まります。エビの次はイワシなど小魚パターンに移行して、シーズンが進行するものと考えられていました。
しかし、最近になって気になる春のパターンが、シラス(色々な魚の仔稚魚)やシラウオ、シロウオといった稚魚形態の魚をベイトにしているケース。私の中でこの季節に「シラスパターン」があるのではないか?との疑問が沸々と浮上してきたので、この春、集中して調べ始めていました。
その結果、シラスなどの稚魚類をベイトにしているケースが存在する事は分かったのですが、今の所、確実に釣れるというところまでパターンを把握できていない段階です。春は仔稚魚が育つ季節。水深1~2mといった浅場で沸いた仔稚魚類やシラス形態のシラウオ、シロウオをエサにしている魚が存在し、「Tテールシャッド2.5インチ」など小さめのシャッド系が有効らしいというところまで分かってきています。
釣れるタイミングは潮の具合や天候などにも左右されるようです。その時釣れた魚が深場から上がってきた魚なのか?それともシャローで越冬していた魚なのか?まだまだ分からないことが多く、データの蓄積が必要ですが、この季節の釣りとして期待のできるパターンだと思います!どんな釣りなのか興味のある方、是非一緒に開拓してみませんか?
シャローのシラス系のパターンと並行して、これからはイワシなどの小魚をベイトにするパターンに入ります。以前から楽しまれてきた春ロックのパターンですが、現在の所、春の定番エリアに多くのベイトが入り始めてきている状況です。今シーズンは暖かい日が多いようなので、雪代も早目に落ち着き、例年より早めのシーズンスタートが期待できます!
例年、4 月下旬頃から沖根の水深10m以内の水深で大小様々なロックフィッシュの釣りが楽しめるようになります。当たれば1日で1人30本を超える釣果も出るのが春ロックの特長です。が、少々コツがありますのでここでちょこっとご紹介します!
まず、沖根の春ロックパターン。このパターンでは魚探に出た反応の判断が重要です。ベイトの反応のある水深に合わせることがキモになってきます。私の場合は根魚がベイトフィッシュに着いている時、特に春ロックではお客様に着底からどれくらいのレンジを釣って欲しいか指示を出す場合があります。
同じレンジを狙っていても、釣れる方と釣れない方が出てくることがあります。そこで、次にするのが釣れない方のシンカーの重さの確認です。魚が吐いたベイトの大きさを参考に、ルアーウエイトとワームのサイズなどを指示するようにしています。
このように、特に春ロックは操船する側と釣りをするお客様との連携が重要になってきます。ここまで書いてきたようなパターン、状況を考えながら釣りをすると、難しい部分や楽しい所がますます見えてきて今までよりも楽しく熱いロックフィッシュを楽しんでいただけるものと思います。シャローロックフィッシュのハイシーズンまでもう少しです!釣行予定とタックルの準備はお早めに!!
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