釣行記

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エサは餌屋! 第8回「日常的に行う簡単リールメンテ!」

つりえさマリン 2020年8月27日 更新

プレミアム連載:エサは餌屋!
第8回「日常的に行う簡単リールメンテ!」

普段、何気なく買って使っている釣りエサの基礎知識からちょっとした小ネタまでを紹介する連載企画。今回は釣りエサからは少し離れて、リールのメンテナンスについてつりえさマリン仙台新港店の和地店長に訊いてきました。

リールの性能を保つために最低限のリールのメンテナンスは欠かせません。今は水洗いが可能なリールがほとんどになっており、ここで紹介しているのは水洗い可能なリールのケースです(水洗いできないモデルは内部構造が錆びる原因になる場合もあるので注意)。塩分や汚れをしっかり取って、回転部分などにはオイルを注油します。なお、今回は日常的に行うべき簡単なメンテナンス方法を解説しています(グリース等を使用した長期的なメンテナンスではありません)。それではいってみましょー!

※この記事はプレミアムメルマガ連載として2014年1月に配信したものです。

 

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ベイト・両軸リール編

【1】水洗いする

予めドラグをしっかりと締めておく。
ハンドルを回転させながらスプール、ボディ全体を流水で洗い流し、ホコリや砂などを洗い流す。
洗い終わったら固着を防ぐためにドラグを緩めてから水分を拭き取り、陰干しにする。
☆ラインを長く使いたい場合
桶などに水を張ってスプールを1日ほど浸ける。塩抜きが終わったらよく拭いて陰干しし、オイルをしっかり念入りに注油する。

【2】注油方法

ボディのサイドプレートを開き、スプールを取り出す。
スプールを取り出す。
綿棒でサイドプレートのベアリング部分の汚れを取る。
綿棒でボディ側のベアリングの汚れを取る。
レベルワインダー部分の汚れも取る
しばらく放置していると結構、汚れが溜まっているはず。
スプールのシャフト部分もティッシュなどを使って汚れをよく拭き取る。
オイルはシマノ純正の「リールスプレーオイル」(撮影にシマノ社製リールを使っています)
ボディ側のベアリングにオイルを注す。
オイルが出過ぎないように、スプレーのノズルを使って1滴ずつ丁寧にオイルを注す。
スプールのシャフトにオイルを注す。
スプールをボディに戻す。
サイドプレートのベアリングにも注油する。オイルを入れ過ぎた場合は‥。
オイルがあふれてしまった時は、ティッシュなどで余分なオイルを拭き取っておく。
ベイトリールで痛みやすいのがリールシートに固定するフットの部分。錆びないように汚れをしっかり拭き取っておこう。

スピニング編

※撮影用に投げ専用リールを使用していますが、作業内容はスピニングリール共通です。

【1】水洗い

あらかじめドラグをしっかりと締めて、流水で汚れを洗い流す。
ハンドルを回転させながらしっかりと汚れを流す。
洗い終わったら水気を拭き取る。
干す時は固着を防ぐためにドラグを緩める。
陰干しにしてしっかりと乾かす。
※週1、2回と使っているならこれだけでもOK。2週間以上空く場合はオイルも注す。

☆スプールの塩抜きをする場合

長期間リール(スプール)を使わないケースで、PEラインをより長く使いたい場合などはスプールを外して塩抜きをするといい。
水を張った中にスプールを1日くらい浸け、塩を抜いたらよく拭いて乾かし、注油しておく。

【2】注油方法

メインシャフトの汚れをティッシュなどで拭き取る。
指が届かないメインシャフトの付け根の汚れは綿棒で拭き取る。
ワッシャー部分の汚れを綿棒で拭き取る。
スプール側のシャフト軸穴の汚れは両端から綿棒を入れて拭き取る。
綿棒に付いた汚れ。
メインシャフトにオイルを2、3滴注油する。
ハンドルを回転させてオイルを馴染ませる。
ドラグの内側のシャフトにもオイルを注しておく。
スプール側の軸穴部分にもオイルを注す。
スプールをシャフトに戻す。
ドラグツマミの内部も汚れている場合があるので綺麗にしておく。

☆オイルインジェクションがあるモデルの場合

オイルインジェクションがあるモデルでは、注油穴を開けて注油できる(マイナスドライバー使用)
注油穴からシュッとオイルを吹きかける(入れ過ぎるとボディから溢れ出してしまうので注意)。
キャップを戻し、ハンドルを回してオイルを馴染ませる。

☆ラインローラーの汚れをクリーナーで取り除く

ラインローラーは汚れが溜まりやすく、リールの性能に直結しやすい部分。
ラインローラーの汚れはパーツクリーナー等で洗い流す。クリーナーをかけたら回転部分にオイルを注す。
溢れたオイルはしっかり拭き取っておく。
※可能であれば内部のベアリングまで掃除するのがベターだが、ここでは省略。
今回はパーツクリーナーとして自動車整備用のブレーキクリーナーを使用した。

【エサの小ネタ】厳冬期のアオイソメの保管方法

外気温が下がる冬の釣行では、アオイソメの適温より冷えることが多く、釣りの最中もできる限り寒い外気に当てないことが大切。気温が5℃以下に下がるような時は、温度の安定したクーラーボックスやタックルボックスの奥に新聞、タオルに包んでイソメを保管し、使用するときだけ外に出すようにする。さらに、気温が零下に下がる環境では、ホッカイロを使って間接的に暖める場合もあり。

【ホッカイロでイソメをあたためる!?】

イソメを入れているクーラーやタックルボックスにカイロを開けて入れ、その上にタオルなどを被せる。
直接熱が伝わらないようにタオルなどを敷いた上で、アオイソメを入れたエサ箱を保管する。

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