釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

田代~金華山沖 トレーラブルボートでロック&ジギング五目

編集部 2020年10月26日 更新

ロックフィッシュがシーズンに入り、青物ジギングもまだまだ楽しめる11月中旬の牡鹿沖にトレーラブルボートで釣行!根魚や青物など五目の釣果に期待したが・・。

オーシャンルーラーフィールドスタッフの鈴木貴博さん(左)と相澤純さん(右)
この日は相澤さんのボートで行ける所まで行ってみるプラン
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まずは田代島周辺のロックフィッシュからスタート

11月中旬、オーシャンルーラーフィールドスタッフの鈴木貴博さんと相澤純さんは相澤さんのマイボートで牡鹿半島から出船。流行のスーパーライトジギング(SLJ)とロックフィッシュ狙いでまずは田代島周辺へ向かった。

この日は朝方はいくらか風波が残るものの徐々に回復してくる予報だったが、北西の季節風がなかなかおさまらない。風裏となる田代島の長浜周辺の湾内には他の遊漁船やプレジャーボートが続々と集まってきた。

田代島の三ツ石~長浜周辺エリア。岸近くに寄るとここだけ風波を避けることができた
 
田代島周辺からスタート
西寄りの強風を避けるため、三ツ石崎の風裏に入る
最初に釣れてきたのはマゾイ君。水深は30mくらい
 
 
続けてアイナメがポツポツと釣れ始めたが、小型が中心
これくらいの距離が風を避けられる限界。離れると釣りにならないほど風にあおられた
岸際も撃ってみたが、反応はわずか
エサ釣りの遊漁船は風をよけられる斜面の裏で竿を出していた
 
 
ロックフィッシュは「インターシンカー」のテキサスリグで狙った。35gまであってボートロックで深場を狙うときにも対応できる
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フックは「エクストラホールド」。ワームキーパー付きのロングクランクでホールド性が高く、ワームがずれにくく、ロスの少ない釣りを展開できる
ワームフック エクストラホールド #2/0
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ボトムアッパー」は根掛かりしにくい形状のセミフットボールジグヘッド。28g、35gのウエイトがあるので、ディープのソイ狙いなどにも使用できる
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パラダイスを求めて金華山沖まで突撃

前日の予報では昼頃までに北西風が弱まるはずだったが、10時頃になってもいっこうにおさまる気配はなく、ライトジギング五目をやろうと少し島から離れると風に弾き出されるという繰り返し。「田代島周辺だとロックフィッシュだけで終わってしまいそうなので、少し移動してみますか」と相澤さん。

続いてお隣の網地島周辺へ。網地島は北西からの風が島の両側を通っている状態で釣りをできそうな場所はほとんどなく、結局、牡鹿半島の黒崎の裏側まで足を延ばすことにした。

網地島から黒崎に抜けるまでは横風を受けて大変な思いをしたものの、黒崎に着くと一気に静かになり、小型船もちらほら。「最初からこっちに来ておけばよかった・・」

黒崎灯台より金華山側は北西風の風裏になる
黒崎周辺
穏やかで釣りをしやすいのだが、アタリが遠い
岸際を探りながら金華山瀬戸の海峡が狭くなっている部分まできた
 
 
アタリが少ないと思っていたら、ガンガンジグⅡにアイナメのダブル。底よりちょっと上のレンジで1匹食った後、2匹目が追ってきて見えるところで食いついた
ガンガンジグⅡ
フォール中のイレギュラーアクションと強烈なフラッシングによるアピール力に優れるメタルジグ。ガンガン使えるコストパフォーマンスも魅力。20~60gまでラインナップし、ショアから沿岸のライトジギングまで幅広く活躍する
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キラキラアシスト」はヒラ打ち加工したフックの平面がキラキラと反射してアピールするのが特長のアシストフック。金色、銀色の2色がある
 
ガンガンジグSJ
センターバランス、左右非対称デザインで様々なフォールを演出できるスロー用ジグ。ショア専用に開発されているが、ボートでも実績大
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ガンガンサーフフラッター
スイミング時のウォブンロールアクションが特長のサーフ用メタルジグ。ショア向けだが、表中層でベイトを追っているターゲットなどに巻きで食わせたい時に効果的
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ガンガンダブルアシスト
フッキング率を重視した外向き段差仕様のアシストフック。標準装備フックでも良いのだが、このダブルアシストやキラキラアシストを駆使して状況に対応するのも一つの手だ

爆風のため江島行きを断念~金華山に入港

鈴木さん「あれ、罵り丸(teamノーバイツ)じゃないかな?江島に向かってますね」
相澤さん「江島なら青物が釣れるかもしれませんね。江島まで行っちゃいます?」

牡鹿半島の風裏に入って風のことを忘れていたが、金華山瀬戸の先まで進むと再び爆風に。江島や足島の風裏に入れば釣りをできる可能性はあるが、この強風の中で江島までの距離を走るのは危険と判断。いっこうに風が落ちる気配がなく、北西風に向かう帰りも心配な状況になってきた。

金華山瀬戸
 
金華山。「海まで下りてきた猿を見れると釣れる」とも言われるが、鹿を数頭発見したのみ
 
島周りを探りながら金華山に入港した

仙台湾側は水温が温く感じたが、瀬戸より北側は水温が低く、水深10mちょっとの海底が見えるほど水色も澄んでいた。いったん金華山の港に入って休憩しながら、今後の方針を検討することに。

金華山港
岸壁のおじさんが、「外に出ると風がひどくて釣れないでしょう?」と言いながら親切に接岸させてくれた
港内には釣り人の姿も。風も当たって釣りづらそうだった
新しい休憩所。ここにトイレもあるので安心
スパイクで来た人はこちらのスリッパに履き替える
黄金山神社への一の鳥居
 
日曜ということもあり金華山は大にぎわい。海上タクシーが参拝客を一杯に乗せて往復していた
金華山港を出ると再び強風に。帰れなくなっては困るのであきらめて帰港することにした

風に真っ直ぐ向かう方向ならまだ良いが、横~斜めから受けると大変なことに。途中、まき網船団とも遭遇し、引き波を乗り越えながらなんとか無事に帰り着いた
爆風に惨敗した人たち

タチウオや青物、根魚が五目に釣れてくるはずだったが・・

今秋は水温が高いこともあり、タチウオやサワラなども長く釣れ続いている。もう少し穏やかな天候で本来のポイントで竿を出せれば、このような釣果が上がっていたはず。これからタチウオや青物は少なくなってくるが、根魚狙いのライトジギングを楽しめる。

 
鈴木さんの釣果。同級生の阿部充博さんの遊漁船龍颯丸では周りがワームでロックフィッシュ狙いの中、ジグを投げて釣果を上げたことも
ガンガンジグSL
80~150gまでラインナップするガンガンジグⅡの近海ジギングバージョン。様々なジャーキングに対応してアクションをつけやすく、幅広い水深帯やコンディションに合わせてウエイトを使い分けられる
OceanRuler(オーシャンルーラー) メタルジグ ガンガンジグSL 80g アカキン ルアー
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鈴木さんは強さ、細さを極めた8本寄りPEの「VARIVASアバニ ジギング10×10 マックスパワーPE X8」に、リーダーはオフショア専用モデルの「VARIVASオーシャンレコードショックリーダー
高感度、低伸度で操作性にすぐれた「 VARIVASショックリーダー・フロロカーボン」も
鈴木さんが発売時から愛用している「スピードコントロール機能付ラインツイスター(ハピソン)」。揺れる船上でも確実にラインシステムを組める
 
相澤さんのマイボートでの釣果。今年はタチウオがかなり好調だった
ガンガンジグⅡタチウオカラー
ガンガンジグⅡのラインナップにはタチウオに効果的なケイムラ、グロー系のゼブラカラーがあり、宮城のタチウオ狙いにも実績絶大だった

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※取材協力/オーシャンルーラー
※解説/鈴木貴博、相澤純

 

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