釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

能登のキジハタ&ベッコウゲーム[ハンター塩津遠征日記!]

塩津 紀彦 2020年10月26日 更新

今年はほんと台風が多いですね…。釣りの計画を立てると、毎週のように台風接近→海が時化て釣りできず…な感じのダメダメお天気ローテーションにハマり、フラストレーションは溜まりまくり…。
「ならばいっそ台風の影響の少なかった日本海にでも行ってみよう!」
ってことで今回は石川県能登半島へ勢い任せで行って参りました♪

初日:朝ドラ「まれ」のロケ地としても話題の能登半島へ!

まず到着したら海を眺める公園の足湯でロングドライブの疲れを癒します(笑)

和倉温泉の足湯公園♪足湯からキャストしてもキジハタが釣れると有名なスポット(笑)

朝から不安定なお天気で残念ながら予報は曇り時々雨…。ですが、曇りの方が断然口を使ってくれるのが今回のメインターゲットのキジハタ♪

曇り時々雨は逆にナイスコンディション

足湯パワーを充電してからランガン開始♪

しかしながら前日に台風が通過したってこともあり、雨水が入りめっちゃ濁り潮…。で、案の定無反応がしばし続き困り果てた所でピュアフィッシング立原さんから頂いた宝の地図を開封!

そしてオススメポイントに節操なく移動します(笑)

とりあえずシンカー1オンスで様子見の「ガルプ!パルスワーム」をセットしてブレイクラインの外側へフルキャスト~♪

右も左も分からないので、とりあえずいつもの東北スタイルでチャレンジ。能登でも通用するのかな?っと不安はありましたがなんとファーストキャストで
「こん!」
っと明確なバイト♪

能登ファーストフィッシュは釣り慣れたベッコウちゃん

可愛らしいベッコウゾイGET(笑)

能登半島ではエリアによってベッコウゾイとキジハタそしてカサゴが棲息しております。今回の釣行でザックリですがポイントにより住み分けられてることが確認出来ましたので、全く同じポイントで同じ数が釣れるというワケでは無さそうですけどね。

さて、ここから連発だぜ!って訳でもなくその後もバイトはあるもののフックアップには至らず…。な展開が続き移動してみるかな?ってタイミングにブレイクラインのエッジで
「こん!」

ちょっと嬉しいキジハタちゃん

最近東北の日本海側でも竜飛方面にまで姿を見せるようになってきたキジハタ。基本的なタックルはアイナメやクロソイ狙いのタックルでOKなうえに、太平洋側のロックフィッシュが暑さでへこたれている季節に最盛期を迎えるので最近は徐々に人気上昇中♪

少しずつではありますが東北のキジハタの生態も解明されて来たので、これからどんどんメインターゲットとして楽しむ事が出来るようになるでしょう♪

ちなみに今回釣り歩いたのは釣りがしやすい護岸と堤防まわり。

能登はこんな整備された護岸があちこちに点在していて、そこからキジハタやベッコウがお手軽に狙えます
テトラエリアはやはり何処に行ってもポイントです♪

キジハタとベッコウを5~6匹追加して反応がなくなったので、いよいよ本命ポイントとなる護岸地帯へ移動。

能登は岸沿いは浅く、海藻が密生するエリアが多いため、深いエリアを探すことが魚を探す上で非常に重要なポイントになります。人工的な護岸の釣り場には水深があるエリアに敷石を入れて整備された場所があり、そのブレイクがキジハタの格好の住み家になっているようです。

シャローの海藻地帯の先にブレイクラインがありそこが一番のポイント

適当に歩いて行き「潮が効いてるからこの辺でやってみるか」っとなんとなくキャスト♪

するとブレイクラインまで引いてきたところで
「グッ!」
っと押さえ込むナイスバイト♪

サイズアップ♪

そしてこの魚からパターンを掴み怒濤の連続バイト♪

サイズは出ないもののポツポツと釣れ続け、気がつけば30匹オーバー。

掛かるとすぐに根に入ったり海藻に入るキジハタ…

初日はロングドライブの疲れもあるので早々に満足したので終了~。数釣りパターンは掴めたので翌日は型を狙いましょう♪

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二日目:能登島周辺はロックフィッシュの宝庫!

二日目はめっちゃいい天気♪

今回メインで回った能登島はエントリーが楽で、そして足場もしっかりしていて子供連れの方でも気軽にロックフィッシュを楽しめるポイントばかり。

ちょっとしたこんな場所でも
ポイントが間違っていなければバンバン釣れます(笑)

キジハタは特に時間帯によって口を使う使わないがハッキリした魚です。そしてなんと言ってもバイトが集中するのはマヅメ時。

キジハタは遊泳力もある魚。活性の高いときはビュンビュン泳ぎまわりエサを捕食するので、マヅメはアピール力の強い色やアピール力の強い波動を出すワームを使うのがセオリーです。

軽めのライトテキサスのスイミングでキジハタ

逆に晴れた日の日中になるとストラクチャーにかなりタイトに身を寄せて動かなくなるため、丹念にアプローチしてゆっくり見せて喰わせる必要があるためナチュラル系のワームやあまり派手に動かないストレート系のワームなんかに良い反応を示したりするようです。

まぁ潮の流れやベイトの入り方で一概に「こうだ!」とは言えませんし、1日の中でも刻一刻と魚の活性が変わりやすいのがキジハタですからケースバイケースでいろんなパターンを試すのが釣果を伸ばすコツと言えるでしょう♪

サイズは小型中心でたまにこのくらいのが混じります♪
スイミングではガルプ!パルスやティーテールシャッドに高反応♪

能登島ではキジハタ7匹に対してベッコウが1匹くらい釣れるのですが、今回の釣行で分かったのはなだらかに水深が変化しているワンドの海藻エリアにはベッコウゾイが比較的多く棲息していて、潮が効いてるエリアや急激なブレイクラインにはキジハタが多く棲息しておりました。

季節的なポジショニングの違いかも知れませんが、やはり微妙に住み分けがあるように感じました♪

能登としてはまずまずのサイズのベッコウゾイ

ちなみに今回はカサゴはゼロ匹。

キジハタ&ベッコウゾイは砂地が絡むエリアを好むのに対してカサゴはバリバリの岩礁を好むので、今回まわったエリアにはカサゴが少なかったのと、水温が高くてカサゴは浅場にいなかったことも考えられますね。

さて、二日目は朝のうちは好調に釣れましたが、日が完全に昇ってからは渋~い展開に…。偏光グラスで沖の地形の変化を見つけてネチネチやらないと口を使ってくれません(汗)

マヅメ時はラスターオレンジ、日中にはアクションコパーのレンズでちょっとした地形の変化も見逃さず単発ながらも ポツポツ追加。

目視でポイントを見付けないと魚がなかなか出せない渋い状況ながらもコンスタントに魚が出せたのは、雑光をシャットアウトしてくれて1日かけていても疲れ知らずなタレックスレンズのおかげさま。ほんと偏光グラスの性能の良し悪しは釣果に左右しますよ♪

TALEXのアクションコパーはストラクチャーのコントラストがハッキリ分かるのでロックフィッシュには最適♪

ロックフィッシュと温泉三昧できちゃいます!

三日目はまた曇りのち雨~のあいにくのお天気…。帰りのことも考えて午前中だけのフィッシング。

こんな楽チンな場所でも爆(笑)
息子先生も大興奮(汗)

そして朝マヅメは安定の爆釣(笑)

おそらく単純に数だけみたら全国一の魚影の濃さでしょう♪そしてライトリグで数を釣るのも満足したので、最後は型狙いでパルスクローにチェンジ。

するとワンランクサイズアップ♪

この魚はカニを吐きました
全国的に見ても甲殻類をメインベイトにしている魚は少し大きいです

まぁなかなか能登まで行くのは遠いかも知れませんが
「家族を温泉旅行に連れて行くかたわら自分はキジハタゲームを満喫♪」
なんていかがでしょう?(笑)

釣り場のすぐ側が温泉なのがポイント高し!

【使用タックル】
<ベイト>
■ロッド
アブ・ガルシア ロックスイーパー10thアニバーサリー 992EXH
■リール
アブ・ガルシア レボエリート9 (ZPIヘビーデューティースプール&イナーシャカーボンハンドル 等チューン)
■ライン
サンライン FCロックハンター18Lb

<スピニング>
■ロッド
アブ・ガルシア クロスフィールド802
■リール
アブ・ガルシア レボLT2500
■ライン
サンライン スモールゲームPE 0.4号
+リーダーFCロックハンター8Lb

■シンカー
ティクト ボトムコップ ステイtype&フリーtype 14~30g
ティクト ボトムコップライト5~9g
■フック
がまかつ エリートツアラー316R 1/0~2/0
がまかつ ワーム321バルキースタイル1/0~2/0
■ワーム
バークレイ ガルプ!パルスクロー
バークレイ ガルプ!パルスワーム
バークレイ パワーベイト Tテールシャッド
バークレイ ガルプ!サンドワーム2インチ
■偏光グラス
タレックスレンズ アクションコパー&ラスターオレンジ
和真メガネカスタム ZEAL VERO2
■ウェアー&ライフジャケット
パズデザイン一式

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PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつ、ティクトフィールドテスター
※ハンターブログ http://yaplog.jp/jgfahunter/

 

※取材・テキスト/塩津 紀彦

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