宮城復興防波堤巡り 2013年志津川編(袖浜~長清水)
震災による被害が甚大だった南三陸町志津川地区で、漁港の復興状況を確認してきた。志津川周辺でも陸っぱりの釣り人は増えつつあるが、回ってみたところ早くて平成26年3月、平成26年度(平成27年3月)までは復旧工事中という場所が多かった。復旧優先、安全第一で、当面は作業の邪魔にならない範囲内の釣りになりそうだ。
※こちらの記事は2013年の取材当時の状況をそのまま掲載しています。
袖浜漁港
小規模ながら砂浜と隣接したロケーションは抜群で、アイナメ、カレイの投げ釣りや岸壁のサビキ釣り、チカ釣りなどで賑わった漁港。養殖関係の漁船が多く、スロープと港内には相当数の船が戻っていた。ただ、岸壁、防波堤と復旧工事が続いており、防波堤はあっても、工事が終わるまでは釣りをするのは難しそうな状況。
■参考URL(宮城県)
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/ks-tihouken-sg/sizugawa-huxtukyuu.html
志津川港
津波被害の大きかった志津川町中心街と隣接。広い岸壁のほぼ全域で工事が行われているが、仮設の魚市場は活況で、外防波堤もほぼ完成している。新魚市場の建設も順調。周辺の漁業基地として重点的に復興が進められている。
■参考URL(宮城県)
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/ks-tihouken-sg/sizugawa-huxtukyuu.html
折立漁港
取材時は折立川河口水門の付近から復旧工事が行われ、全面立ち入り禁止となっていた。後背地はかさ上げされているが、工事が完了する予定の平成26年2月28日までは港内には近付けない状況。
坂本漁港
戸倉地区の小漁港で、取材時点ではまだかさ上げ工事は行われていなかったが、港内は全体に地盤沈下の影響が見られた。これから災害復旧工事に入り、計画では復旧に26年度一杯かかる見込み。
藤浜漁港
流れ込みのあるワンド状の漁港。取材時は防波堤は沈下し、岸壁のかさ上げ工事の真っ最中だった。自然のスロープと隣接する磯の環境は良く、かさ上げが完了すればいい釣り場になりそう。
長清水漁港
「ながしず荘」のすぐ下にある国道に面した漁港。港内はかさ上げ途中で砂利が敷かれた状態、右側防波堤は工事中だった。
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