三陸の定番夜遊び再開!‥防波堤クロソイ通い
釜石市、釣具オヤマの小山哲平さんは、夜の空いた時間に、ちょこちょこソイ釣りに行くのがマイブーム。「以前は復旧工事中の漁港も多かったのですが、最近は堤防がドンドン復活してきています。常夜灯も増加中で安心です。暗い港はやっぱりいやですからね」
最近は岩手沿岸も過ごしやすい気候になり、ずっと低めだった水温はほどよく上昇。クロソイの活性が上がり、港内、短時間の釣りで、ほぼ確実に釣れるようになってきた。休みの前日など内陸から遊びに来ても、常夜灯のある所をランガンすればアブれることなく楽しめる。
クロソイの魚影は良好!復旧したばかりの漁港をランガンで狙う
堤防クロソイはナイトゲームが基本。かさ上げ工事の完了した漁港は足場がよく、常夜灯も完備している所がほとんどで、ライフジャケット類を着用し転落に注意さえすれば、安心して夜釣りを楽しめる。
ポイントは防波堤先端などの暗い所まで行く必要はなく、漁港内の常夜灯の明暗部を中心に探ればOK。港内はプランクトン類が沸いて生命感があり、ソイは十分に集まっている。アタリが無かったら、そこは魚影が薄いということなので、すぐにポイント移動するのが吉。ラン&ガンで釣り場を巡れば、確実に釣れる所に当たるはずだ。
タックルは手持ちのライトゲーム用スピニングロッドを流用できる。小山さんはクロダイゲーム用を使っているが、張りのあるもの、軟らかいものなど、好みに合わせて選べばよい。
釣り方はソフトルアーのジグヘッドリグのタダ巻きだけでも十分釣れてくる。ジグヘッドは2~5gを水深、潮流、魚の反応などのコンディションに合わせて使い分け。
ボトムを取ったら、ただゆっくりと巻いてくるだけでもいいし、途中、リーリングを止めてカーブフォールさせてもいい。常夜灯周りはソイが浮き気味になっていることも多く、水面直下をただ巻くだけで釣れることもある。広くレンジを探ってみるのも効果的だ。
夜な夜な漁港に通い毎回クロソイを釣っているが、クロソイに混じってムラソイが釣れてきたこともあった。ムラソイが出てくるのは水温が上がってきた証拠。これから6月一杯にかけてクロソイの活性は上がり続け、夏場にかけて長く楽しめる。
潮周りのいい日に当たると、一人で20本以上の思わぬ爆釣になることも!今季は宮古から大船渡まで、どこに行っても魚影がかなり濃さそうなので、三陸の夜遊びに出かけてみていただきたい。
※営業時間=平日8~19時、土日祝日は4~19時、水曜定休。
店舗は、国道283号線添いの釜石市内にある。内陸方面からだと、仙人峠道路の釜石西IC降りてちょっとのところ。釜石線・松倉駅を目印にすると分かりやすい
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甲子川中流域にほど近い釣具オヤマの若旦那。ロックフィッシュやヤリイカなど、陸っぱりから船釣り、渓流まで釜石周辺のあらゆる釣り物に詳しく、旬の釣りは自ら実釣テスト!東北各地への遠征経験も豊富
取材・解説/小山哲平
取材協力/釣具オヤマ(釜石市)TEL:0193-23-7754
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