釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

秋磯ロックシーズン直前!準備はOK?

編集部 2021年1月5日 更新

一気に秋めいてきたもののまだまだロックフィッシュにはちょっと早い雰囲気ですが、シーズンを先取りして南三陸~雄勝周辺磯の様子をチェックしてきました。注目のニューアイテムも続々リリースされて、今年の秋冬も磯ロックが熱く盛り上がりそうですよ!!

[釣り場1]神割崎キャンプ場下のお手軽スポットからスタート

最初に入ったのは神割崎キャンプ場付近の寺浜地区地磯。レストハウスとトイレのある駐車場から入磯できるメジャースポット

三陸の海はロックフィッシュゲームを楽しむにはまだまだ水温が高く、シーズン的にはもうチョットという状況だが、千葉正博さんと神割崎から雄勝、女川までの釣り場を巡ってきた。この時期の根魚は、比較的水深のあるところに実績があると想定し、外洋に面した潮通しのいいポイントを目指した。

取材日は何とか釣行できたものの、東風と風波のある条件。前日までの不安定な天候の影響で水色は薄濁り、底荒れ気味のタフコンディションだった。まずは志津川湾と十三浜の境にある神割崎からスタート。高水温期のパターンに従い、サラシや潮通しが良いところを広範囲に探ることに。

ここは磯へのアクセス良好。キャンプ場内の遊歩道を歩いていけば磯のポイントへ簡単にたどりつける
ロッドは今秋発売のニューロッド「Valleyhill サイファリストHRX」
※写真はプロトタイプです。

広い範囲に遠投してできる限り多くのポイントにアプローチするため、ロッドはロングレングスのスピニングモデル「サイファリストHRX(バレーヒル)」の「CPHS-90H」をセレクト。ポイントにもよるが、シンカーは遠投の効く1oz(28g)をメインに使用した。

アクションはスイミングとボトムバンプが主体。スイミングにはスリム形状のバレーヒル「TG SINKER18」を、ボトムバンプにはややずんぐりした形状のアクティブ「BSトーナメントⅡ」を使い分け。バレット型シンカーを使ったテキサスリグのほか、ティアドロップ型のダウンショットリグでも狙った。

いろいろとポイントを探るもなかなかバイトせず。反応するのはチビナメばかり。やはりシーズンにはまだ早いか‥と思った矢先、水深があるポイントをシェイクでアピールするとロッドを絞り込むビックバイト!瞬時にアワせるも、岩陰に潜られた。根から引きずり出そうと試みたが、痛恨のラインブレイク。その後は、周辺のポイントを何度かトレースしたがアタリは無く、チビナメ等のいたずらもなくなったため場所移動となった。

ルアーはベイトブレスの「TTシャッド」、「ベタンコスリム3インチ」、「バグズィー5インチ」。写真の「TTシャッド3.2インチ」はアピール、食わせのバランスよく、パイロット的に広範囲を探るのに適する
感度と遠投性に優れるタングステン素材を使用した「TGシンカー(バレーヒル)」シリーズ。オーソドックスなバレット型の「TGシンカー18」のほか、写真のドロップショット型などラインナップが豊富で様々な形状を使い分けられる
外洋に面した潮通しのいいポイントで、良型らしいバイトにアワせたが‥
 
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[釣り場2]雄勝周辺地磯をチェック!

雄勝へ移動。竹やぶ地帯をやぶこきして片道30分の道程

次に入った場所は雄勝町の波板周辺地磯。ここの釣り場はシャローとミドルディープが隣接した複合的な地形で、外洋のウネリを回避するための選択。HRXは先ほどのポイントと同じスピニングの「CPHS-90H」をメインに、シャロー側のスイミングでは「CPHS-83MH」に持ち替えて3/8~3/4oz(10.5~21g)のシンカーを使用。タイトな根のポイントはベイトモデルの「CPHC-83H/Plus」を使い、1~1.25oz(29~35g)の重めのシンカーで攻めた。

ただ、この日はシーズン的に早いためかシャローエリアは全く反応なく、深場を狙い撃ちすることに。朝同様、海が荒れた影響は変わらず、結局ノーフィッシュ。外洋のウネリが落ち着き、さらにもうちょっと水温が下がってロックフィッシュの活性が上がってくればポイント的には十分期待できるのだが‥。

ラインはサンラインの「シューター」を愛用
シャローとディープの両方を攻めたものの激シブのコンディション

[釣り場3]桐ヶ崎漁港で女川名物のサバに癒される

最後は低活性な根魚をあきらめサバが釣れている桐ヶ崎漁港へ

最後は近くでサバが釣れているとの情報を入手し、ライトタックルと1~1.5gのジグヘッドリグで狙ってみることに。場所は、取材時に実績のあった桐ヶ崎漁港。特に朝、夕マズメ時が高活性で、ポイント到着時はすでに17時を過ぎていて期待できた。

周辺では、投げサビキで狙っている人が数名。釣果を伺ったところ、3時間位で20~30cm前後を100匹以上釣り上げていた。回遊魚だけに、群れ次第でゴールデンタイムに当たると爆釣も期待できる。

早速狙ってみると、スタートフィッシング早々にヒット!続けて何投目かでまたまたヒット!!この日は中層にサバの群れがいて15分ほどで10匹の釣果。十分、ライトな釣りを楽しみ終了となった。

【サバ狙いのタックル】
■ロッド:Valleyhill サイファリスト K-スペックCPKS-71S
メバル、アジ用に設計されたモデルだが、ジグヘッドを使用したライトリグでサバを狙うのも楽しい(でかサバがくるとちょっとスリリング)。しなやかなソリッドティップは、ルアーに繊細なアクションを与えることが出来るだけでなく、魚に違和感を与えず食わせることが可能。トップガイドに搭載したチタンフレームが感度UPに貢献!
9月11日現在のサバの状況は、桐ヶ崎、竹浦、尾浦で継続中。群れにもよるが若干サイズがダウンしている。10月、11月までサバはいるので、直近の情報をチェック!
[女川周辺の釣果情報はオイデ釣具店が詳しい]

【NEW】今回使用したロックフィッシュ用タックル紹介

★Valleyhill サイファリストHRX 2014NEWモデル
KRガイドになり前作から大幅に感度UP!ベイト、スピニングともにより操作性の高いシャープな仕上がりになっている。実勢2万円を切る価格で、ロッドを酷使する磯ロックゲームでも気兼ねなくガンガン使えるのも魅力。ぜひお試しあれ!
■発売予定日:10月末~11月予定
■ベイトモデルラインナップ:
CPHC-711L  ¥21,000
CPHC-73MH  ¥21,000
CPHC-77H   ¥21,500
CPHC-83H/Plus  ¥22,000
■スピニングモデルラインナップ:
CPHS-78L   ¥21,500
CPHS-78M   ¥21,500
CPHS-83MH   ¥22,000
CPHS-90H   ¥23,000
※写真はプロトタイプです。

ニューHRXは「モリゾーカップ’14」優勝の実績!

千葉さんはプロトタイプのHRXを使用し、室蘭沖防波堤で行われた「ベイトブレス モリゾーバトルカップ2014in北海道」で優勝!この大会では2位に入った東谷輝一さんもHRXの従来モデルを使用していた。

【当日の攻略パターン】
[防波堤ドリフト攻略]
「試合中10本程のアイナメを釣ったのは、 防波堤の先端から広範囲を遠投しながら探る釣りです。 潮に流しドリフトさせ淀みで喰わせる!試合中は、開始から30分かからずリミットを達成しました。潮が効いている時はこの釣りを」

【使用タックル】
■ロッド:Valleyhill サイファリストHRX CRHS-90H(スピニング)プロト
■ルアー:Bait Breath ベタンコスリム3″&バグズィー5″
■ライン:SUNLINE Shooter14lb
■フック:#1/0
■シンカー:28g

[コンブ藻場パターン]
「潮が止まっている時間帯には前日プラで掴んでいた昆布中層パターンで攻めました。中層をスイミングさせた時のワーム姿勢がいい直リグで、防波堤の壁に生えている昆布地帯の水面から5m以内を探ると高活性なナイスサイズがバイトしてきました。 試合中、キッカーとなる50upを手にしたのはこの釣りです」

【使用タックル】
■ロッド:Valleyhill サイファリスト83H(ベイト)プロト
■ルアー:BaitBreath リアルエボリューション&Virtual Craw
■ライン:SUNLINE Shooter16lb
■直リグ:ACTIVE ダイレクトスティックタイプA とACTIVE BS TOURNAMENTⅡ 3/4ozの組み合わせ
■フック:#1/0~#2/0
■その他:魚を活かす為にDRESSのラバースカリ 使用
52cm筆頭に良型をキャッチ
東谷輝一さんは「サイファリストHRX」の現行モデルを使用。スピニングモデル「83MH」の遠投とベイトモデル「77H」のテキサスで防波堤の石積み周辺を狙っての釣果

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PROFILE:千葉 正博

ソルト、フレッシュ問わずルアーフィッシングを得意とする東松島市在住アングラー。釣りの楽しさ、自然の有難味を伝えるべく、桧原湖、猪苗代湖のバスや仙台湾のソルトガイドも行う。サポートメーカー:ベイトブレス、バレーヒル、サンライン、ヴァンフック、ドレス、アクティブ、ゴールドハウス目黒

 

※解説/千葉 正博
※提供/バレーヒル

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