山形小国のワカサギ新スポット!横川ダム
東北各地でワカサギの穴釣りがシーズンを迎える中、山形県下で注目度上昇中なのが小国町の横川ダムだ。漁協の管理がしっかりと行き届き、釣果も期待できるとあって、雪深い中、遠方から足を運ぶ釣り人も増えつつある。
※2013年2月掲載時の情報です。
※釣行時は漁協のブログを確認するなどして、安全第一で行動してください。
小国町漁協が管轄する比較的新しい公魚湖
2013年2月1日、山形県小国町の横川ダムへ行って参りました。ここへ足を運ぶのはおよそ1年ぶりのこと。ダム近く、道路沿いの温度計は-12℃を表示。当日は風もなく、澄み切った青空という条件が重なり、空気中の水分が凍ってキラキラと輝く現象”ダイヤモンドダスト”も見ることが出来ました。
午前8時到着。ダム湖入口には注意看板が新たに立っておりました。横川ダムは、昨年よりワカサギの穴釣りが解禁となった新しい釣り場です。2年目のワカサギ釣りシーズンを迎え、管轄漁協も釣り場としての整備を進めつつあるようです。
ダム湖入口付近には駐車スペースが無い為、必ずお寺駐車場をご使用ください、とのことでした。荷物を降ろし、少し離れたお寺の駐車場に車を移動させました。
氷上の雪に若干苦戦しながらのエントリー
いよいよ湖面へのエントリーです。横川ダムは、山形屈指の豪雪地帯小国町にあり、湖面には1m以上の積雪があります。長靴だけでは容易に立ち入ることが出来ません。注意看板にも書いてある通り、スノーシューを必ず着用して下さい。
10分ほど歩き、昨年の実績ポイントに到着しました。本当なら、湖面に数か所穴を空け、魚探で水中の様子を確認してから場所を決めたかったのですが、積雪1m以上の所にドリルで穴を空ける作業は、思った以上に困難な事です。
冷え切ったドリルを湖面に差し込めば、たちまち水分を含んだ雪が凍りつき、ドリルとしての役割を果たさなくなってしまうのです。穴あけだけでなく、ここはテント設営も一苦労。
雪掻用スコップで湖上の雪をテント面積分 数10cm掘り下げます。ここは豪雪地帯小国町、こうでもしないと市販のアイスドリルでは積雪層を貫通しないのです^^;
掘り下げ後、スノーシューでしっかり踏み固めましょう。この作業を怠ると、スノーシューを脱いだ後で、ズボッといってしまいます。一か八か、勘だけを頼りに釣り穴を1つ空け、テント設営後、釣りスタートとなりました。
ポイントと釣り方次第で好釣果も期待できる
魚探で水中の様子を確認。水深は8m程。残念ながら、底付近にはワカサギではない何か(夏の減水期に生長した草が枯れたもの?)が写っておりました。
底まで仕掛けを下ろすと根掛かりした為、終始、底から30cmほどオモリを浮かせての釣りとなりました。私の経験不足でもあるのですが、開始直後はパターンを掴めず、ワカサギのアタリを得ることが出来ませんでした。試行錯誤の結果、ワカサギマチックDDMのスプールに中指をあてがって、手動でゆっくりスプールを回して仕掛けを巻き上げていく、という動きに対してワカサギの反応が良いことに気が付き、その後 1匹ずつ着実に増やしていくことができました。
根がかりしたり、枯草等のゴミが釣れたり、外道の寒バヤが釣れたりと、一筋縄ではいかない小国町横川ダムでの釣行でしたが、実釣4時間程度でワカサギ60匹を釣り上げることができました。より良いポイントを見つけることが出来れば、もっともっと数をのばすことが出来たと思うのですが、これには経験と運が必要なのかもしれないですね。
釣果を伸ばすには、電動リール2丁で攻めるのも良いかと思います。ダム湖入口の注意看板にも書いてある通り、釣り穴と釣り穴の間隔を1mほどあけて2丁釣りをお楽しみ下さい←手足の短い私にはちょっと無理ですね(笑)。山形県小国町の横川ダムはワカサギの穴釣りを楽しめる数少ない釣り場です。面倒だな、と思われるかもしれませんが、小国町漁業協同組合の定めたルールを守って楽しむようにしましょう!
シーバス、ヒラメ、根魚等を狙うルアーアングラー。”お手軽フィッシング”も大好きで、夫婦で釣行することもしばしば。一眼レフ片手にアマチュアカメラマンの一面も。福島県沿岸部出身だが、震災後は山形に避難し、現在は庄内地方在住。ラパラジャパンフィールドスタッフ。ブログはコチラ
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※取材・テキスト/下野 顕
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