釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

東北根魚の秋祭!第4回ロックフェスティバルin雄勝波板

編集部 2020年12月4日 更新
 

2018年11月18日(日)、今年で第4回となる「ロックフェスティバルin雄勝波板(バレーヒル、ベイトブレス主催)」が開催された。この大会は根魚のイベントでは珍しいチーム戦が設定されていて、年々、チーム対抗がヒートアップ! 2018年大会は150名募集のところ約1週間で定員に到達し、過去最速でエントリーが締め切られるほどだった。

本部会場となった石巻市の雄勝波板海岸にて朝5時、受け付けスタート
 
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雄勝波板の検量会場に時間内に戻れればOK!

この大会は第1回から継続して石巻市雄勝波板地区「ナミイタ・ラボ」の皆さんの協力により、波板海岸を本部会場として開催されている。

今年は防波堤、護岸限定(磯、浜禁止)のレギュレーション。そのかわり帰着時間の13:30までに戻って来ることができれば、どこの漁港にいってもいいので、移動時間と実釣時間をはかりにかけての戦略が求められるのも面白いところ。

 
主催したバレーヒル、ベイトブレス両社スタッフが朝から受け付けなど運営を行った
第4回大会の開会を告げるベイトブレス谷野社長
バレーヒル社の藤井さんはサイファリストシリーズなどを手掛けてきたプランナーだ

雄勝~大須崎周辺の堤防釣り場をチェック!

この日の宮城沿岸は前日からのウネリが残る状況。外海に面した波の当たるような釣り場は状況的に厳しく、風、波を避けながら、根魚が入っている場所をみつけられるかどうかがポイントになった。

雄勝周辺エリアの漁港を回ってみると、大須崎周辺の外洋向きの漁港から雄勝湾内側に回避してくるアングラーの姿が散見された。雄勝周辺は防潮堤工事などのため護岸に入れない場所も多く(立ち入り禁止、工事中エリアへの侵入は厳禁!)、また、アクセス道路が片側通行になっている所もあって、通常時より移動に時間がかかった。

雄勝湾内は比較的穏やかだが、工事中の場所が多かった
 
桑浜、羽板の港内は静かだったが、防波堤から外側は風とウネリが当たる状況
大須崎など外洋に面した場所はウネリが入っていた
実釣の間に波板海岸では検量会場とブースの準備が着々と進められた

バレーヒル社の注目アイテムを紹介

 
バレーヒル社のロックフィッシュロッド「NEW サイファリストHRX」シリーズに上位モデルのプロ仕様が新たに登場する。9’9”MHの同レングス、同パワーの2本で、胴から曲がる調子と、先だけが入る調子の2タイプをテスト、開発中だ
 
2018年シーズンの新作2機種も好評発売中!
「CPHS-76MH」
やや短く、シャープな調子が特長のスピニングロッド。10g前後のリグを軽く操作でき、防波堤ゲームなどテクニカルに攻略可能。
「CPHC-90X」
シリーズ最強の大型ロックフィッシュ専用ベイトロッド。ヘビーロッドながら操作性を高め、遠くの根から大型根魚を確実に引き出せる

バレーヒル サイファリストHRX CPHC-90X
バレーヒル
シリーズ最強のロックフィッシュ用ヘビーロッド
¥25,704
(2018年11月時点の価格)
バレーヒル サイファリストHRX CPHS-76MH
バレーヒル
アイナメ、ソイ類の他、ハタなどにも
¥22,650
(2018年11月時点の価格)
 
HRX ロックフィッシュキーパー40
ライブフィッシュを活かしておくためのスカリ。側面は水通しの良いメッシュ、移動時などに魚を弱らせないように、底の皿部分に水が溜まるしくみになっている。40サイズバッカンにぴったり入る大きさで、非使用時は3つ折りに畳んで専用の防水パックに収納可能!
※発売中

バレーヒル(ValleyHill) ロックフィッシュキーパー 40 43750
バレーヒル(ValleyHill)
ライブフィッシュ制トーナメントの必須アイテム
¥4,613
(2018年11月時点の価格)
「ロックフィッシュライブウェル」
型が崩れないハードタイプのキーパーバッカン。2個分のポンプを装着可能で、水を捨てる時に魚が飛び出しにくいネットを装備している。ロッドホルダー2本付きで竿を一時的に置いておけるのもかなり便利。「HRXロックフィッシュキーパー40」を固定するD環を装備し、組み合わせることでシステマティックに魚を活かしておくことができる。
※2019年春発売予定
「HRXブレードフック」
ロックフィッシュ専用に開発されたワームキーパー&ブレード付きオフセットフック。スプリングキーパーとウィローブレードが最初から付いているので、パッケージから出してすぐ釣りができる。シルバー、ゴールド各1本セットで480円(予価)と大変お得。
※2019年春発売予定

ベイトブレス社は新作&新色ワームを提供!

ベイトブレスからは受付時に参加賞として「U30フィッシュテイルシャッド2.8インチ」とベタンコスリムカーリーテール2.5インチのニューカラー(いずれか1点)が配られた
Bait Breath(ベイトブレス) ワーム ルアー U30 フィッシュテイル 2.8 #714ナチュラルシャッド
Bait Breath(ベイトブレス)
ベイトに近いナチュラルアクションのお手本
¥358
(2018年11月時点の価格)
森本正善さんイチ推しが「フィッシュテールシャッド2.8インチ」。小魚、エビのベイトにそっくりなフィッシュテールシリーズのボディにシャッドテールのピロピロ感が絶妙なアイテム。最近人気のビフテキリグやフリーリグ、スルーリグ系にもぴったり。ベイトに近いナチュラルなアクションはライトリグはもちろん重いシンカーに組み合わせてもOKで、ハゼ系のベイトを追っている時などズル引きも威力抜群
実釣テストを繰り返し、高実績なニューカラーが追加された
これまでバス用のみだった「バイズノイジークロー3.5インチ」にソルト対応カラーが登場。ボディのボリューム感とクロー部分のバイブレーションでアピール度大!
検量結果を待つ間、波板地区の有志により、あたたかい豚汁が振舞われた
 
大鍋で煮込んだ汁が冷えた体に嬉しい
 

検量に持ち込まれたロックフィッシュの釣果

 
今回はアイナメ、ソイ類(ベッコウ、クロソイ、ムラソイ)のみで外道賞は設けられなかったが、良型のヒラメや青物を持ってきた人も
 
 
恒例となったベイトブレスブースの選べるくじ引きは今年も大人気!
バレーヒルブースでは新作アイテムやサイファリストシリーズを展示。発売前のプロトも実物を見て、触れる貴重な機会となった

大会結果と入賞者インタビュー

まずはレディース賞から。女性参加者も増える中、渡部美涼さんがGET
中村勝さんの後ろの人に与えられるラウリー賞を手にしたのは千葉賢さん
 
エビちゃんの司会進行、千葉正博さんサポートで表彰とインタビューが行われた

個人戦結果

 
 

優勝:熊谷捷紀さん2065ポイント
2位:遠藤佑紀さん1960ポイント
3位:佐々木俊さん1425ポイント
4位:中村亮義さん1145ポイント
5位:武山潤さん1135ポイント

[5位 武山潤さん]
「おととしの大会で釣りをした長面漁港に今年も入ろうとしたんですけど、大工事で入れなかったので、長面湾内に変更してランガンでポイントを探しました。たまたまピンで釣れる場所をみつけて、同じ場所をビフテキリグで、ルアーローテーしながら攻めました。そうしたらたまたま、アタリは小さかったのですが、乗ったら大きいのがきました」

 

[4位 フィッシング海王・中村亮義さん]
「山田(岩手県)に行こうと思ったんですけど(笑)、今日は断念して戸倉漁港で釣りました。近くにいた漁師の人に話しかけたら、『釣れるよ』と言っていたので、そこでやりました。エサ釣りの人が3人いて、その人たちが足下にやっていたので、最初は足下から。足下がだめなので、投げたら沖にちょっとした根があったので、投げて、周りのエサ釣りのおじちゃんをながめてたら釣れました。ルアーは朝もらったベタンコスリムカーリーの2.5インチ、ニューカラーのピンク(グローキャンディーシャッド)です。リグはビフテキの21g。あとは息子に釣らせたかったです」

[3位 佐々木俊さん]
「場所はここ(波板海岸)の対岸あたりの雄勝湾内。プラができなかったので、ずっと佐藤雄一さん任せでした。去年ノーフィッシュ、おととしもキーパーぎりぎりで足を引っ張っていたので、今年は釣れてよかったです。水深2~3m程度の砂地で、遠投した先にアマモをみつけたので、アマモの中をずるずる引いて釣りました。釣れたのはオスで、他にキロアップらしいラインブレイクも4回くらいありました。釣ったのはビフテキリグ35g。重めのシンカーで砂煙を出して、リアクション的なバイトを狙いました。あと、なぜか釣れるのはウォーターメロン系のカラーだけで他のカラーだとだめでした」

 

[2位 遠藤佑紀さん(ベッコウゾイ)]
「友達3人、ノープランで雄勝方面に行きました。釣り場に着くと人がいっぱいだったので、おもいきって十三浜方面へ移動。3か所回って、そのうち1か所で当たりました。ウネリが強かったのですが、沈み根をみつけたので、カーリーテール系のワームで狙いました。シンカーは21gでそれほど遠投せずに釣れました。あまり寝ていなかったので、ぼーっとした状態で釣れちゃいました!」

 

[優勝 熊谷捷紀さん]
「釣ったエリアは牡鹿の祝浜です。左右が磯になっていて、その右側の磯のキワに投げて4mほど引いた、小さいスリットが入っているところでアタりました。インターシンカー11gのチューブ系ワームで、リフト&フォールでフォールさせたあと少しシェイクして食わました。最初に同じやつがあたったんですが、フッキングしなかったので、もう一度ちょんちょんと誘ったら食ってきました」
―漁港の陸っぱりで50UPは素晴らしい釣果でした!(エビちゃん)

チーム戦結果

 
 

優勝:チームエコギアQちゃん 3055ポイント
2位:ULOS(ウルオス) 2675ポイント
3位:じゃんじゃん 2555ポイント
4位:ベッタンコ 2490ポイント
5位:チェリーブランデー 2350ポイント

[優勝:チームエコギアQちゃん]
佐々木俊さん1425
佐藤雄一さん835
鹿野栄健さん795

 

[2位:ULOS(ウルオス)]
武山 潤さん1135
武山 雄太さん860
濱畑 健太さん680

 

[3位:じゃんじゃん]
遠藤佑紀さん1960
千葉賢さん595
勝又康志さん

[関連]

詳細なリザルトはこちら

全員に当たる大抽選会とじゃんけん大会

 

表彰のあとは参加者全員のお楽しみ、確実に当たる抽選会とジャンケン大会。釣れなかった人を救済するノーフィッシュじゃんけん大会も!

今年も登場!雄勝産の特大カキにはベイトブレスの「SLリミックス」をセットにして
ナミイタ・ラボ提供の雄勝石プレート。お刺身の盛り付けなどに使ってもおしゃれ
 
ベイトブレス谷野社長「今年も盛況に開催することができ、ありがとうございました。来年はさらに規模を大きくしたいと思っています。バレーヒルさんとともに、来年もまたお会いできるよう願っています!」
バレーヒル藤井さん「谷野社長のおっしゃっていた通り、来年はさらにスケールを大きくして大会を開催したいと思っていますので、来年もぜひ皆さんにお集まりいただければと思います。今日は1日ありがとうございました!」
 

2019年もバレーヒル社、ベイトブレス社の共催で同時期に開催予定とのこと。スケールアップした第5回ロックフェスも期待してお待ちいただきたい。

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※取材協力/バレーヒル、ベイトブレス、ナミイタ・ラボ

 

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