釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

フラット時々ロック 田代・網地島爽快サマーフィッシング

編集部 2020年12月4日 更新

夏場の貴重な釣り物として人気を誇るフラットゲーム。サーフ、陸っぱりからも手軽に良型を狙え、また予想以上のファイトもアングラーを魅了する。

今回は、牡鹿半島周辺に浮かぶ田代&網地島エリアに釣行。ロックフィッシュ天国の当地ではあるが、その周辺は、知る人ぞ知るフラットフィッシュの好フィールドなのだ。ロケーションは最高で、島々を眺めながら、爽快な夏の釣りを満喫できる。

釣りガイド役は石巻シーバスフリークの重鎮、中村キャプテン。ベイトブレス谷野代表、ゴールドハウス目黒・目黒専務、千葉正博さんが同乗し突撃した

仙台湾で育くまれたヒラメ、マゴチをはじめとした熱~いターゲットを平均年齢5?歳、気持ちは10代こと「TEAMオヤジ~ズ」が本気で追いかけた!

[PR]

「TEAMオヤジ~ズ」の熱い一日

朝6時、ラウリー中村さん所有のボートで侍浜、桃の浦漁港経由で出船。侍浜は駐車スペースが少ないことから、ベイトブレス社長、目黒専務、千葉さんは桃の浦漁港に車を駐車して乗船した。ポイントに到着したのは7時。満潮時刻が7時半頃で、釣り始めてしばらくすると上げ止まりになるという条件。

最初は田代島周辺に入り、その後、網地島周辺のポイントへ。田代島周辺は潮流も良く、プチ時合いに当たってポツポツと上がった。ただ、潮止まりあたりから釣果が出ず、9時頃に網地島周辺へ移動。しかしターゲットの食いが今一つ。スローもしくはデッドスローリトリーブでしかバイトがない食い浅い状況が続いた。

最初に入った水深7mのポイント。開始早々ヒラメをバラすも、すかさずマゴチのバイトが。そして丁寧に引き寄せてネットイン。魚のコンディションはマズマズだった
水色良、べた凪のコンディション。満潮の潮止まりまでの時間はバイトが連発し、50cmまでには届かないものの、なかなかの良型が飛び出した
フラットといったら外せないのがベイトブレスのTTシャッド!人気を反映し、カラーラインナップも豊富になった
TTシャッド3.2インチ(ベイトブレス)にキジハタシリーズカラーが新登場!上からKHクリアーオレンジ、KHスモーク/ブルー、KHクリアー/レッドの3色。いずれも紫外線で発行するUVケイムライト配合!通常のカラーでダメな時用に備えておきたい [公式サイト(TTシャッドのニューカラー情報)]
ベタンコスリムシャッド3インチ(ベイトブレス)も食わせ効果が大きく、フラット、ロックともに実績大。フォール、スイミングと色々なアクションで使える
あまりのシブさにオヤジ~ズも我慢の限界。メーンがフラットにも関わらず、岩礁を見るやいきなりロックオン状態に。すかさずリグをジグヘッドからテキサスにスイッチ。探り出すとアイナメ、ベッコウ、そしておまけのマゾイまで出る出る。「ある意味、40cmアップを釣るより難しいよ…そのサイズは」なんて茶化し茶化され船上は大盛り上がり
潮止まりで魚も一服状態に。田代島周辺から網地島周辺に移動し狙うも超ショートバイト。この時間は、テールがひらひらと動く程度をイメージした超スローリトリーブが唯一良かった。潮止まりで魚達の活性が上がる気配が無かったことから、いったん休憩を入れ、後半戦に備えて充電することに

マゴチはちょうどスポーニング前のタイミングにあたり、ヒット時につがいの相手が追いかけてくるシーンが多々みられた。スポーニング直前とスポーニング後しばらくはパッタリ食い気がなくなることが知られていて、取材時もそんなコンディション。

昼過ぎまで粘るも、状況が変わらないことから網地島で2時間ほど休憩。ゆっくりと充電し、午後3時頃より後半戦をスタート。ヒラメに期待して地磯周りや砂地、沖磯、沈み根を攻め、マゴチ、アイナメ、マゾイ、イナダ、ベッコウゾイを上げたものの、念願のヒラメは上がらず。

午後の部スタート。午前にも一度訪れた、通称「なみだ浜」に突撃!プチ時合いだったのか、バイトが急増。バタバタと食ってくる状況となった。大半は40cm級のマゴチだったが、中には50cm近い良型も出て、ロッドを大きくしならせていた。この時のヒットルアーはTTシャッド(ベイトブレス)で、カラーはグリパン/シルバーとゴールドメロンが当たった [TTシャッド(公式サイト)]
沈み根を見つけ素通りかと思いきや、またまたロックオン。ここが予想以上にコンディションよくバタバタバタ
中村さんが当日使用したロッド、「LUXXE SALTAGE WindMaster」(上)は強靭なバットを持ち、ヘビーリグで抜群の遠投性能と、キレのあるアクションを生み出すパワーをもちながら、繊細なティップによりライトリグにも使用できるオールマイティな1本。また、さらに広範囲を探りたい時にはロングキャストを意識した「LUXXE DeckStage 斬鱸GT S75M-R」(下、ラウリナカムラ仕様)も併用した

16時頃に、黙々とヒラメを狙っていた中村さんに待望のバイトがあり、見事にヒラメをキャッチ!この1枚を皮切りにゴールデンタイム突入。良型マゴチが入れ食い状態!ヒラメも中村さん60cm後半と40cm超、千葉さんが60cm前後の合計3枚を釣り上げることができた。

砂地メインのポイントではフラット主体、磯場が混じるところではロックも視野に入れて狙い、蓋をあけてみればマゴチ、ヒラメ、アイナメ、ベッコウゾイ、マゾイ、イナダと6目達成。網地島・田代島のポテンシャルの高さを実感させられた1日だった。

さて、気になる取材後の状況だが、まったく食い気のなかった産卵期も終わって、現在は徐々に回復傾向にある。陸っぱりから狙えるポイントにも魚が入り、サイズを気にしなければ十分楽しめる。ヒラメに関しては、青物が入ってきているシーズンだけに食い気は上々。数、型ともに狙える状況になりつつある。牡鹿周辺は熱いターゲットが盛りだくさん!たまには肩の力を抜いて、いろいろな釣り方でフラット&ロックを楽しんじゃおう。

沖根のポイントもチェック
青物も回遊しており、タダ巻きしてみるとイナダがヒット
大型ロックに焦点を絞っていた千葉さんにダイナミックなアタリがあり、40cm後半のアイナメをキャッチ
ヒットルアーは万能選手のベタンコスリムシャッド(ベイトブレス)
今回のメーンターゲットでもあるヒラメがなぜか上がらず、「姿見たいよね。。こんなにヒラメを釣るのって難しかったっけ?」と船中あきらめムードが漂ってきた矢先、ヒラメに照準を合わせていた中村さんに、それらしきアタリが!
「ボトムから50cmあたりを速引きしていたから、マゴチじゃないと思うよ」。そして姿が見えた時は一同大喝采。ズッシリ重量級のヒラメをゲ~ット!!
この1枚を皮切りに本日一番のゴールデンタイムに突入した。1キャスト1フィッシュ状態で、フラットの活性は超マックス

◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!

※取材協力・解説/ベイトブレス

YouTubeチャンネル登録もお願いします!

?