小川原湖ワカサギ氷上戦開幕!
数年ぶりに結氷となった小川原湖!注目の釣況は?
小川原湖結氷との報を受け鈴木潤さんは1月23日、小川原湖へと釣行した。小川原湖の結氷は約3年ぶり。姉沼、内沼、田面木沼の小川原周辺3大釣り場に加え、普段はなかなか乗れない小川原湖本湖も一部が結氷したということで、良型の実績がある中志地区に乗ってみることにした。
小川原湖の中志地区は、内沼と小川原湖をつなぐ水路の周辺の場所。水深4mほど、と内沼内部よりは少し深めで、数、型ともに釣れる実績のポイント。ただ、内沼と本湖をつなぐ流れのある場所は周年結氷せず、すぐ沖には危険な箇所もあるため、付近をよく知ったベテラン向きの釣り場となる。
国道を挟んですぐ隣の内沼はほぼ全域が結氷し、初中級者でも安心して遊べる場所。型はやや小さいときもあるが、ワカサギ狙いでは年1回ほどしか釣行しないというライトなファンでも、飽きずに続ければ100匹ほどは釣れる所なので十分に楽しめるはず。こちらは全体に水深が浅いため、水深3m以上の場所を選んで竿を出すのが肝要。全域結氷といっても、危険な部分もあるから注意が必要だが、人が通った跡をたどり、テントが10張りほど集まっている近くを選べば間違いないだろう。
型はやや小さめながら魚影濃く、今後有望!
ここ小川原湖の釣りはほぼ底釣りのみ。底から30cm以内のタナを攻めれば棚ボケはほとんど無いので、ハリ数は5~7本(鈴木さんはお店の特注仕掛けを使用)。エサは紅サシ。食いが渋い時間帯は両端に2本ハリを刺してから、真ん中をハサミで切ってエキスを出すと、食い気が少しよくなる。
「小川原本湖は例年大きいのが釣れるんですけど、この日は5~10cmと小さめで、内沼の中の方がいいサイズが釣れていたようでした。夏の高水温でかなり死んだとかいう噂もありますが、小川原本湖は別のエリアから回遊してきたりして、シーズン後半にかけて徐々によくなることが多いんで、これからですね」
サイズ的にはまだまだのようだが、終日アタリは頻繁で、多点掛けもあるなど、群れは十分濃い模様。この日の釣果は多い人で200~300匹。数を伸ばすためのコツの一つとして、「9時、10時頃に食いが止まったときに仕掛けを交換するといいですよ。1日同じ仕掛けを使い続ける方もいると思うんですが、日中、食いが渋くなったのではなくハリ先が鈍くなっただけということが結構多くて、仕掛けを交換するとまた釣れ出すケースがよくあるんですよ」
鈴木さんにお話をうかがった24日現在、まだ結氷した直後のため釣果情報が少なかったのだが、おそらく29日、30日の週末には本格的に人が乗り始め、その後には各湖沼の状況が見えてくるはずだ。最後に、この季節の六ヶ所地域は今さっきまで晴れていたのが急に吹雪くようなこともしばしば。吹雪になると、慣れている人でも方角が分からなくなって遭難する場合があるそうなので、テントの集団から離れず、安全第一で3年ぶりのワカ様を満喫していただきたい。
◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!
◆淡水の釣果情報はコチラ
取材・解説/鈴木潤