秋田周辺シーバス 秋田運河ナイトゲーム&雄物川デイゲーム
秋田周辺のシーバスの活性が上がってきた。秋田周辺の秋田運河と雄物川のシーバスゲームを釣具オヤマの小山哲平さんがガイド!
安定の実績を誇る秋田運河のシーバスゲーム
東北屈指のシーバスの実績を誇る秋田周辺エリア。秋田港・秋田運河の港湾、河口域のゲームから、自然の清流の雰囲気を残す雄物川のリバーシーバスまで、様々なシチュエーションのシーバスゲームをそれほど離れていないエリアで楽しむことができる。
秋田周辺は岩手県の盛岡や北上からもアクセスしやすく、岩手から通っているアングラーも多い。岩手沿岸在住の小山さんは秋田運河のナイトゲームからスタートし、雄物川のデイシーバスも楽しむプランで釣行した。
今季の秋田運河は例年の同時期に比べると調子はいまいち。哲平さんが実釣した感じでも例年に比べると魚が少ない雰囲気だったが、最大80cm超もキャッチするなどグッドサイズもしっかり入っていた。
「夜の時合いはランダムにやってくる感じなので、自分の動ける時間に行って楽しめると思います」と哲平さん。日本海なので潮の干満はそれほど関係しないが、朝夕のマヅメは確実なチャンスタイムなので、朝か夕方のどちらかに絡めて釣行するのがお決まりになっている。
「今の季節はボラの稚魚などがベイトになるのですが、シーバスは運河の中をふらふらしていてベイトを追っているという感じではありませんでした。どの魚も水が止まっている状況で突如としてヒットしました。釣れる時のパターンばかりにとらわれず、その時その時に柔軟に対応することも大切ですね」
取材時点では雨が降っていないタイミングだったが、梅雨の雨でリフレッシュされれば状況はかなり上向くはずだ。
トラウトアングラーにもおすすめ!雄物川リバーシーバス
秋田運河に続き、雄物川のデイゲームも楽しんだ。取材時の雄物川は渇水している状況で、何とか流れの効いているポイント、魚の着くところを探しての釣りとなった。
リバーシーバスはポイントの開拓も魅力。地形を見たり、水量、水流から魚の着きやすい場所を読んでいく展開はソルトルアーというよりは淡水のトラウトゲームと近い感じもある。
「雄物川ではアユ稚魚や雑魚などいろいろな小魚がベイトになっているようです。今回は新しいポイント中心に入ったのですが、底に岩盤が入っているようなポイントが結構あって、岩盤がスリットになっているようなポイントがキモになりました」
雄物川のヒットルアーはバイブレーションをメインにシンキングミノーなど、流れに合わせていろいろ。流れを読んで攻めていく釣りは、これまでシーバスをあまりやってこなかったアングラーにも楽しめる要素が多く、挑戦すればはまる可能性大。
秋田運河、雄物川ともに取材時は渇水状態だったが、梅雨に入り状況の好転を望める季節。くれぐれも増水時など危険な状況での釣行は避け、楽しい釣りにしていただきたい。
店舗は、国道283号線添いの釜石市内にある。内陸方面からだと、仙人峠道路の釜石西ICを降りてちょっとのところ。釜石線・松倉駅を目印にすると分かりやすい
◆記事に書けない裏話や質問への回答はweb版 無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!
甲子川中流域にほど近い釣具オヤマの若旦那。ロックフィッシュやヤリイカなど、陸っぱりから船釣り、渓流まで釜石周辺のあらゆる釣り物に詳しく、旬の釣りは自ら実釣テスト!東北各地への遠征経験も豊富
取材・解説/小山哲平
取材協力/釣具オヤマ(釜石市)TEL:0193-23-7754