釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

旧北上川・追波川 真夏のリバーシーバス

編集部 2020年12月28日 更新

海のスズキの出荷規制も解除され、ビッグウェーブになっている宮城のシーバスゲーム。全国的に名を知られるリバーシーバススポット北上川水系も例にもれず、連日多くのシーバスアングラーで賑わっている。

ここでは真夏の旧北上川&追波川リバーシーバス釣行の模様をリポートします。

まずは南の阿武隈川からスタート

宮城のリバーシーバスは好調が続き、阿武隈川、名取川、七北田川、砂押川、鳴瀬川、旧北上川、追波川(北上川)など各釣り場で連日釣果が上がっている。

今回は邪道フィールドスタッフの宮崎友都さんが北上川水系のシーバスを釣るべく、バレーヒル社の河野優さんとともに宮城入り。仙台空港に到着後、空港から近い阿武隈川で実釣してみることにした。

阿武隈川河口周辺。シーバスのほかフラットフィッシュも有望で平日にも関わらず他のアングラーの姿もみられた

この日は宮城の河川の雰囲気を感じたところで早めに上がり、千葉正博さんがガイドしてくれる本番に備えることに。

旧北上川下流域で朝イチのチャンスタイムを狙う

地元アングラーの千葉正博さんが加わった取材本番は旧北上川下流域の中瀬周辺からスタート。2時過ぎから始めて、夜明け前後には潮が動いて期待が高まる状況になった。

石ノ森萬画館のある「中瀬」は駐車スペースがあり、公園風の釣りやすい釣り場
「中瀬」は石巻市街から渡波、女川方面へと向かう国道398号線の中州部分。橋脚の周辺のほか、中州の最も下流側のエリアも高い実績を誇る

流れが出てくるとボイル音も出て、今にも釣れそうな雰囲気に
千葉さんにヒット。でもコレじゃない・・

ライヴワイア」(ウィップラッシュファクトリー)
朝のボイルしている時間帯に宮崎さんが使用。新家邦紹氏が開発に携わり、水面を踊るようにアクションさせることができる。シーバスが水面直下を意識している時に!

「シーバスっぽいんですけどねぇ・・」

少し上流側へ移動し、真野川合流より下流の一帯へ。日中でも釣れる実績ポイントだが、この日はボラが跳ねるくらいで本命の反応なし。時合いを外した感じだったので、少し大きく移動して追波川を目指すことにした。

護岸から釣りをできるポイント。潮次第では連発することもある
太陽も昇って完全デイゲームに移行
河野さんのロッドは「タイドレイカー(バレーヒル)」のプロトロッド。電車などの移動に便利なモバイルタイプで、港湾エリアや仕事学校帰りにも面白いロッド
このように5本継ぎのシーバスロッドになっていて、機動性抜群。ブランクスはMクラス相当の張りがあり遠投も可能で、魚が乗るとMLクラスの曲がりをみせる
 
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東北の巨匠と合流し、追波川の有力ポイントをラン&ガン!

朝の通勤ラッシュの中、追波川へ移動。目指した釣り場は定番ポイントの福地閘門。ここからは追波のヌシともいわれる東北の巨匠こと村岡博之さんが加わり、追波川をガイドしてもらった。

福地閘門周辺。潮目が出ているあたりを狙う

ここは岸から手前が掘られていて、沖側が少し浅い瀬のようになっている。デイゲームということもあり全員、邪道のメタルバイブ「冷音(レイン)」を使用。遠投してボトムまで沈めて、遠くのカケサガリと手前のカケアガリを中心に狙う。

冷音(レイン)」(邪道)
引き抵抗が少なく、安定した姿勢で泳ぐよう設計。リフト&フォールなどでもエビになりにくく、トラブルレスで効率的な釣りをできるのが最大の特長。14gと24gがあり、アクション的にベストなのは14g、遠投が必要な時など24gと使い分けるのがGOOD!

サイファリストフラットセイバー CPFS-99MM/FLAT」(バレーヒル)
千葉正博さんの使用ロッド。フラットフィッシュ用の2016年新製品だが、この99MMは40gまでのあらゆるルアーを使いこなせるオールラウンダーで、遠投性、操作性のバランスがよく、様々なポイントを回るリバーシーバスゲームを1本でこなせる

溶存酸素の高い場所を求めて‥上流側の北上大堰下

続いては村岡さんの提案で追波川を上流側へ上ってみることに。

「しばらく雨が降っていないので、こういう時は溶存酸素が高めの堰下は魚が入っていることが多いです。ただ、最近はあまり実績が上がっていないので、ちょっとやって出ないようなら魚はいないと思いますよ」

国土交通省側から大堰下へ
村岡さんの案内でポイントへ。北上大堰から200mは禁漁区になっているので注意
河野さんにヒットしたのはウグイ
雰囲気はまずまずなのだが、ここでもシーバスは姿を見せず

取材時の実績ナンバー1ポイントで勝負をかける[福地対岸]

上流でも釣れず、再度川を下って先ほど釣りをしていた福地閘門の対岸側の葦原エリアへ。

ここは今シーズン一番といっていいほど釣れているポイント。釣り河北カップでも3位と5位の2人がデイで釣果を上げている。背水の陣のつもりで挑むことに。

遠投した先に潮の流れでできた潮目がみえる。潮目が近付いている場所から狙う
徐々に風が強まってキャスティングしにくくなってきたが、潮が効いてきて時合いが到来
宮崎さんに待望のシーバスがヒット!サイズ的にはちょっと小さめながら、ここまで苦労しただけにめちゃくちゃ嬉しい1本
ヒットルアーは邪道の「冷音(レイン)」14g。カラーはチェリーブロッサム。ボトムを取ってから竿を立てながら速巻きし、「思っていたより表層近くで食いました」と宮崎さん

おすすめルアー一挙に紹介

アトールヨレヨレ/アトールヨレヨレミニ」(邪道)
その名のとおり、ヨレヨレっとしたスローなアクションで弱ったベイトを演出するシンキングペンシル。ウッドルアーに近い泳ぎでデッドスローからミディアムファーストまで対応。「ミニ」の方が若干キビキビとした動きをみせる
グラバーHi 68S」(邪道)
ベイトが小さい時に、スモールベイトが機敏に逃げ惑う様を演出。流れが強くてもしっかり泳ぎ切る点もポイント高い
ゴッツアンミノー89F」(邪道)
潜行レンジは0~40cmで、表層を意識したシーバスに食わせられるフローティングミノー。ナイトゲームで水面下のベイトを捕食している時や、流れのある河川のデイゲーム、干潟、港湾など優れたバーサタイル性を誇る
クルクル・ファーストアタック」(邪道)
スピンテール系の定番「クルクル」。こちらは従来モデルよりよく飛び、沈みが早く、浮き上がりにくくしたモデル。浮き上がりタイプの「カウンターアタック」と使い分けると◎
エンヴィ」(邪道)
水面直下を蛇行アクションで誘うサーフェスゲーム用。バチ抜けゲームで実績のあるルアーだが、水面下のベイトパターンやデッドベイトなどにも最適。95、105、125で若干アクションが異なり、この日の朝はベイトが小さいようだったので95サイズを使用した

夏場は虫除け、日焼け止め対策はマスト

アングラーズスプレー」(バレーヒル)
カだけでなく、アブやブヨにも効き目抜群なハッカ油を100%使用した虫除けスプレー。効き目が強く、河川だけでなく山に入る渓流釣りや磯ロックなどでも虫を寄せ付けない。スプレーするとスーっと冷えるので、冷却効果や眠気覚まし効果にも期待できる
UVアームガード」(バレーヒル)
UVレッグガード」(バレーヒル)
腕や脚を日焼けから護ってくれるUVカット素材のアームガードとレッグガード。赤、青、黒の3色。それぞれ手の甲、足の甲まで覆う作りなので、恥ずかしい手首焼け、サンダル焼けを防げる
UVネックガード」(バレーヒル)
顔と首の日焼けを防ぐUVカット素材のネックガード。さらさら素材でムレなく快適!
こんなヤブ漕ぎも完全装備で安心!

[後日]千葉さん一人残業の結果

結局、取材中はシーバスを上げることができなかった千葉正博さん。翌日に残業を行い、「冷音」でシーバスをキャッチ!

近日中に千葉正博さんがランカーシーバスを狙って奮闘するリベンジ編もアップ予定です!お楽しみに。

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※取材協力/バレーヒル、村岡博之(オライノ)

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