釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

牡鹿&石巻 投げカレイの秋

東海林誠 2020年11月27日 更新

水温の低下とともに、石巻周辺のサーフや防波堤から良型のカレイを狙える季節になりました。依然、多くの漁港でかさ上げ工事を行っている状況ながら、釣りをできる場所を選べば、ハイシーズンの好釣に期待できますよ!

10月中旬から中型のカレイがよく釣れている

晩秋から初冬にかけてのこの時季、宮城県沿岸にも産卵を控えた良型のアイナメやカレイが、すでに続々と接岸中!これからしばらくは、防波堤やサーフからの投げ釣りでも十分に届く距離で大物が狙えます。また、夜釣りでも、磯場や根周りでアイナメ、さらにカキむき場前の常夜灯周りなどでは、ほんのチョイ投げで良型のカレイが釣れてきます!

震災後、がれき処理等の作業が早く終わった漁港などでは、去年の夏頃から釣りが可能な状況でしたが、特に地盤沈下の影響が大きい石巻~牡鹿半島にかけての漁港の至る所で、最近になって護岸工事やかさ上げ工事が本格的に行なわれるようになってきました。平日の日中はもちろん、天候次第では、土日や祝日でも工事が行われる場合があり、工事車両が往来するため、このような場所では釣りは出来ません…。工期は来年の3月までのところが多いようですが、9月まで延長される場所もあるそうです。

先月14日には、所属する協会のカレイ釣り大会が開催。6~9月まで、マダイ&キス狙いで日本海通いしていたので、この日が秋シーズン初のカレイ釣行でした。予定していた実績ポイントが3ヵ所とも工事中だったため、久々に東松島のポイントで竿を出したところ、27~41cmのカレイが半日で10数枚と好調に釣れ、例年通りにカレイが接岸している模様。翌週も、別のポイントで20枚を超える好釣果でした(ハリを飲んだ魚のみキープ)。

今秋、牡鹿~石巻~松島周辺の漁港では震災復旧工事をしているところが殆ど。まずは、作業の迷惑にならない釣り場を見付けることが重要になる
久々に太平洋側でカレイを狙った10月14日、40cm台の納得のカレイをキャッチ!
10月下旬には、いよいよ盛期に入ったことを感じさせてくれる釣れっぷり!
 
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釣り場の状況は変化したが 魚影はマズマズ

11月3日~4日、大会の下見を兼ね、半日+半夜+半日釣行の日程で牡鹿半島を巡ってきました。漁港を回ってみると、船着場に土嚢が積み上げられていたり、防波堤上に重機や資材が置いてあったりと、のんびりと竿を出せそうな場所がなかなかありませんでしたが、それでも作業をしていない岸壁に入り、80~100mほどキャストすると、1投目から30cmを超すマコガレイが釣れてきました。

以前は根掛かりの多いポイントでしたが、今回はところどころに藻が生えている程度で、根掛かりは皆無。しかし、根が少なくなったせいか、アイナメは46cmが1匹釣れたものの、あとは25~30cmの中小型多数(ほとんどリリース)。その後、ポイントを少し移動し、25~30cmのマコガレイを5枚と、アナゴを10本ほど追加して1回戦終了!

30cmちょっとのぷっくりマコ
46cmのアイナメや70cm弱のアナゴも釣れて、賑やかな釣果

2回戦は、別の漁港でアイナメをメインに夜釣り開始。震災前は夜投げで良型アイナメが数釣れたポイントでしたが、以前より明らかに根掛かりが激増…。ポイントを少し移動するもアタリは少なく、30cmのアイナメ数匹とアナゴが数本釣れただけで、3時間ほどで撤収…。

次に入った漁港では常夜灯周りを狙うも、なぜかこの夜はアナゴ(しかも極太サイズ)ばかりで、翌朝に備え、早めに納竿…。震災前は、アイナメ&カレイともに50cmクラスの実績もあるポイントでしたが、特に夜投げアイナメは、数&型ともやはり12月以降が狙い目ですかねぇ!?

車で仮眠後、場所を変えて早朝よりカレイ狙い!底質が変わったせい?か、以前はマコガレイが良く釣れるポイントでしたが、今回はイシガレイばかりで、アイナメ混じりで25~43cmがポツポツ釣れてきました。

イシガレイは40cmくらいの良型がコンスタントに揃い、50UP、60UPも狙える季節

今回、道糸はPE1.5号(+力糸)、ハリはケン付流線16&18号・ビッグサーフ18号を使用。なるべく小型魚を釣らないようにと大きめのハリを使いましたが、特に、イシガレイは口が大きく、25cmクラスでも18号を丸飲みでした。

震災以前とは釣り場の状況が変わり、当分の間は思うような釣りが出来ないかもしれませんが、魚は確実に寄ってきていますので、今後はポイント開拓にも励みたいと思います。また、クラブ員の中には、定期船を利用して離島へ釣行し、良型のカレイやアイナメを上げてきています。みなさんもぜひ、ポイント開拓にチャレンジしてみて下さい!

11月3日~4日の釣果!

さて、話は大きく変わりますが、私たちが所属する『全日本サーフキャスティング連盟(全国25協会/会員数約4,000人)』では、毎年11月に『全日本カレイ投げ釣り選手権』という大会を開催しています。この大会は、北海道から九州まで、全国50の会場において、約2,000人の会員が同じ日の同じ時間内に投げ釣りで釣り上げたカレイ1匹の長寸を競うというもの。宮城協会では、カレイの魚影が濃い東松島~石巻~牡鹿雄勝~南三陸までを会場に、過去、上位入賞者を数多く輩出してきました。※ちなみに、上位入賞者には名前入りの盾と、副賞として本人が希望する8~10万円相当の釣具が進呈されます!

昨年は、震災の影響で宮城の会場は申請せず、クラブ員4名で青森の会場へ参加してきましたが、今年は何とか宮城会場で開催できる運びになりました。4年前には、運良く50cmUPのカレイが釣れ、まさかの『全国優勝』することが出来ましたが、今年の大会でも大物が釣れるように頑張ります!

PROFILE:東海林 誠

家業である米穀店の仕事と育児の合間に、せっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は愛媛や有明海まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属

 

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※取材・テキスト/東海林誠(仙台広瀬キャスターズ所属)

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