秋の投げカレイ乗っ込みシーズンイン![石巻周辺漁港]
秋から冬の季節は産卵を前にしたマコガレイ、イシガレイが乗っこんでくる好機。大物獲りのエキスパート、東海林誠さんが石巻周辺漁港に釣行した時の模様をリポート!
東北の投げ鰈いよいよ好シーズン
10月になり、いよいよマコガレイやイシガレイの良型が投げ釣りで狙えるシーズンになりました。
10月5日の夜から6日にかけて、十六夜(いざよい)の月明りの中、釣り場のかさ上げ工事の状況確認&釣り大会(10月22日に行われるクラブのカレイ釣り大会)の下見を兼ね、半夜&午前中、石巻にカレイ狙いに行ってきました!
7月に仕留めた90cmのマダイ以降、小学校のイベントや家族サービス以外の週末は、日本海へキス釣りに通っていたので、久々のカレイ釣りになります!
満月の快晴の晩は、夜釣りで良型のマコガレイが連発することも珍しくありません。夜灯も無く、水深がさほど深くない釣り場でも、海底まで明かりが届くので期待できます。
さて、狙いのポイントへ到着すると、大規模なかさ上げ工事中…。平日という事もあり、釣りは無理と判断…(>_<)。何カ所か回ってみて、車横付けで竿が出せそうなポイントで、午前0時半くらいに釣り開始!
竿2本でまずは様子見。根周りやカケアガリを狙い、投入から3分くらいで良いアタリがあるも、60cmくらいのアナゴ…。
ウネリと濁りのせいか、その後も3~5分くらいでアタリがあり、同サイズのアナゴ連発…。アタリ→即合わせだと仕掛け絡みは一切ありませんが、同時にアタリがあったり、放置する時間が長くなると仕掛けはぐちゃぐちゃ…(>_<)。また、5分以上アタリが無いと、決まってエサ盗り(フグ&カニ)に完食される悪循環…。
アナゴが釣れてはリリース…を繰り返していると、ようやく30cmくらいのマコガレイ。
途中、ドラグが長時間悲鳴を上げる強烈なアタリが発生!大型のアイナメ?とも思いましたが、首振りが全く無く、かなりの引きで沖に向かって泳いでいこうとします!ハリス4号なので慎重にやり取りすると、ようやく正体が!まさかのアカエイ…(苦笑)
その後、30cmくらいのマコガレイが数匹釣れたところで、午前2時半に仮眠のため一旦納竿。
早朝5時半より再開すると、根周りから30~42cmのアイナメ連発!ただ、5分以上放置するとまたもエサ盗りに完食…。まだまだ水温が高い状態なので、エサ盗りの活性はかなり高いようでした。
結局、狙いの50cm超のカレイは釣れませんでしたが、30~35cmくらいのマコガレイ数匹と、微妙なサイズのイシガレイが数枚釣れたところで、仕事のため午前10時に納竿。
これから当分、カレイシーズンが続きますので、ぜひ大物を狙って出かけてみて下さい!
三陸投げカレイ最新情報!
例年、9月中下旬は小中型の数釣りをできるシーズンですが、今年の夏はキス釣りにハマってしまい、9月までずっとキス釣りに通っていました。
10月1日に女川周辺の漁港で59cmのイシガレイが釣り上げられたとの情報が入り、カレイ釣りのスイッチがON!県南方面でも45cmのイシガレイが釣り上げられるなど、例年通りにのっこみの大型カレイが接岸しています。
例年のパターンではこれから11月一杯頃まで産卵前の盛期になり、12月頃に産卵のため大型はいったん食いが落ちますが、1~2月に再び産卵後の大型が釣れるようになります。
※釣り場のかさ上げ状況ですが、復旧工事がひと段落した後、ここにきて再び工事が始まった漁港が多くなってきました。工事関係者や地元の漁師さんらともめないよう、駐車場所や立ち入り禁止の箇所に注意して釣行するようにしてください!
新鮮な活きエサを取り扱うつりえさ倶楽部マリン仙台新港店!アオイソメはお得なキロ買いをして、残ったら次回の釣行に回しています。その他、場所と状況に合わせてイワゴカイ(体液のニオイが強い)、ユムシ(エサ盗りに強く大物を狙える)を併用しています。
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※解説/東海林 誠