釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

初冬サーフのフラットフィッシュ。

村岡 博之 2020年11月25日 更新

東北の巨匠こと村岡博之さんが東北のルアーゲームを解説していく連載企画です。

ちょっと荒れ模様になることも多い初冬のサーフでは、浜に打ち寄せられたベイトを追ってきた良型のヒラメを狙えるチャンス!今シーズンも仙台周辺から宮城県南にかけてのサーフではカタクチイワシやシラス系のベイトに着いたフラットフィッシュに混じり、シーバスもキャッチされている。

村岡博之さんの過去の連載記事はこちら

冬に入りかけの季節は、好サイズのヒラメがヒットする確率が高い
 
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ロックフィッシュ盛期だが、フラットフィッシュも熱い季節!

約半年間のシーバスシーズンもほぼ終了した感じですが、太平洋側のサーフではアングラーが絶えません。気温水温共に下がる中、サーフでロッドを振る彼らのターゲットはフラットフィッシュです。

春のシーズンインと同時にマゴチやヒラメの好ポイントが連なる宮城県から南の太平洋側では多くのフラットフィッシュ狙いのアングラーで賑わいます。全国的に見ても魚のストックが多く、アングラーの数に比例してキャッチ率も高いこのエリアでは、真夏の高水温期以外はヒラメやマゴチがルアーに良くヒットしますが、特に晩秋から年末にかけては良型のヒラメが接岸します。

ジャクソンの「スプーンコンプリート改」でキャッチしたヒラメ。やはりメタル系は強い
Jackson(ジャクソン) メタルジグ ルアー スプーンコンプリート改 77mm 28g ヒラメノエサ
Jackson(ジャクソン)
フラットフィッシュにアピール抜群!その名もヒラメの餌

水温が低くなり青物の回遊も少なくなるととカタクチイワシの群れの接岸が始まり、それに良型のヒラメが着くわけです。青物やシーバス、マゴチも集まってきますが、やはりヒラメがメインターゲットとなります。その年にもよりますが、だいたい11~12月がそれにあたります。

カタクチイワシがメインベイトだが、子イカがベイトになってることも

水温が高い時期のヒットゾーンは広範囲になりますが、初冬のそれは手前のブレイク付近となることが多く、ベイトもそのエリアに多くいます。夏季にはメタル系のルアーの使用が多くなりますが、この時期はソフトルアーやミノーなどキャスタビリティで少し劣るルアーでもヒットするのはその為です。

もちろんメタル系のルアーでも釣れますが、その際はヒットゾーンを丁寧にトレースすることを心掛け、盛期のようにルアーが手前まで来たらすぐに回収にかかる作業は避けたほうがいいようです。

シンペンにヒット
稀に良型のマゴチも釣れてくる

ヒラメはマゴチと違いボトムべったりの狙い方よりも、ルアーを少し浮かせた状態でリトリーブして、ベイトと同じレンジをトレースするようにします。活性の高いヒラメはベイトがいなくても中層以上でも十分バイトしてきます。

サーフではポイントの選定は難しいですが、ベイトの群れやカレントを見つければ、肴をキャッチするのはそれほど難しくはないかもしれません。季節がら根魚狙いもいいですが、防寒対策をしっかりとって、もう少しサーフへ出かけてみてはどうでしょう。

120cmクラスのミノーが主流。上から
アスリート14SS」(ジャクソン)
アスリート13MDS」(ジャクソン)
飛燕120型」(オライノ)
ワンカレント120」(アブ・ガルシア)

Jackson(ジャクソン) ミノー アスリート スリム SS 140mm 25g カタクチ
Jackson(ジャクソン)
飛距離を出しながら、流れの中でもしっかり泳ぐ!
Abu Garcia(アブ・ガルシア) ルアー ワンカレント125F SSOC125F-HPKB.
Abu Garcia(アブ・ガルシア)
抜群のコストパフォーマンス!サーフにも好適

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PROFILE:村岡 博之

石巻を拠点に活動するベテランルアーマン。自称東北の巨匠。シーバスをメインにサクラマスやロック、フラットなど幅広く嗜む。ハンドメイドルアーファクトリーOrynO(オライノ)代表。ピュア・フィッシング・ジャパン、ジャクソン、エクリプスフィールドテスター、リアスアドバイザー、がまかつ他サポートメーカー多数。
ブログはこちら http://oryno.ni-3.net/

 

※取材・テキスト/村岡博之

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